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1年に1度のチートスキルで何とか異世界で生きようと思います……。  作者: 夜虎
第8章 ドレン王国運命の日 異世界2年目突入
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魔物VS騎士

大変長らくお待たせしました。

「もっと早くに援護来てくれよ!」


どんどんやってくる魔物を狩っていると憂鬱になってくる。

そんな気分を紛らわすために魔物に叫ぶ。

だが、魔物はこっちの気も知らないで無情にも襲ってくる。


「カイン、随分余裕だな。

そんな喋る時間があるなら、口よりも手を動かせ!」


そんな俺をたった今魔物を一匹斬り伏せたアドレッドが叱ってくる。

だって仕方ねぇだろうが!湧水みてぇに魔物はどんどん湧いてくる。

斬っても斬ってもきりがねぇ。


「お前は憂鬱になんねぇのか?

こんなに魔物が襲い掛かって来るしよお!

はぁ……。早く援護こねぇかなあ?」


「まだ喋れる分お前にはまだまだ余裕があるようだな。

お前さっさと実力出せよ」


「うえー。しんどいから危なくなってからな?」


そういって、次々やってくる魔物を狩っていく。





はあ……。他の奴よりも動いてそんだけ息が乱れていないのはすごいよ。


俺はカインの動きに素直に感服していた。

カインはこういうめんどくさいなどの団長としてはありえないような言葉を発するが、

その実他の騎士よりも動き、多くの魔物を狩っている。


体力や戦闘能力だけはバカげているほどあるカイン。

そして、頭は周らないが気は周る奴だ。


こうやって無駄口を叩きながら、他の騎士の奴の背後にいた魔物を切り伏せ、

さりげなく他の奴を助けている。

それにこいつの余裕のある言葉は、他の奴を安心させる。

まだ自分たちにピンチが迫っていないのだと。


初めにこいつの言葉を聞いたときは誰でもイラッとしてしまう。

特に真面目にしている奴からしてみれば当然だ。

だから、最初は誤解されてしまうカインだが、

こいつに助けられた奴は多い。


だからこそ、こいつについて行くやつは多い。


「お前はやっぱりすごいよ」


少し息の上がった声でつぶやいた言葉は誰にも聞こえなかったようだ。

普段は頼りないが、こんな時には頼もしい。

そんなこいつの背中をチラッとみて、

目の前の魔物に対峙し、一気に切りかかる。


少しでもこいつに追いつきたい。

そしていつかこいつと肩を並べられるようになりたい。


俺はそんな思いを口に出すことなく、魔物を一体、もう一体とどんどん切り伏せていく。




どんなに斬っても斬っても押し寄せ続ける魔物ども。

仲間達の中から怪我で倒れている奴らが多くなってきた。

どんどん疲労の表情も見えるようになった。

ここらあたりで一著かますか。


「おい!お前ら、気入れていくぞ!!」


スキル『闘気付与』を発動する。

俺の闘気が剣へと伝っていく。


俺は一気に魔物の大群の中へと突っ込んでいった。

闘気を張っているつるぎは手前の魔物に致命傷を与え、

魔物の大群ごと吹っ飛ばすほどの威力を見せた。


魔物の大群は他の魔物とぶつかり魔物側の被害が一気に増えた。


「まだまだ行けるだろう?お前ら!」


所々から聞こえてくる戦闘音にかき消されない程の大声量で、

カインは仲間に向かって声を張る。


「「おおお!」」


仲間たちがカインの声に答えるように雄叫びを上げる。

カインの一撃により騎士団の士気が上がったのだった。


「絶対俺らが勝つんだ!」


騎士団が新たに意思を固め、魔物に対峙していく。

その様子を眺め、俺も剣の鞘を握り直しまた魔物に突っ込んでいく。




後方から差し込む燦爛たる光によって、

まだまだ続くと思われた戦闘に転換点が訪れた。




この作品を読んでくださっている読者の方々には約1年近くも待たせてしまったこと、

本当に申し訳ありません。

少しずつですが、更新を再開していこうと思っています。


私の作品を楽しみに待ってくださった方のためにも、

こんな駄文ではありますが、書き続けようと思います。


誤字脱字の指摘を受けましたので、只今1話から加筆訂正しております。

大分更新の期間が開き、物語を忘れている方も多いと思います。

この機会に初めから読んでくださると、嬉しい限りです。


長文をダラダラと書くと邪魔になりますので、

この辺にしておきます。


これからもこの『1年に1度のチートスキルで何とか異世界で生きようと思います……。』を

応援してくださると嬉しいです。


最後に、この作品を読んでくださる読者様に感謝を。

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