初めての街 惚気話?
昨日、熱があり、病院に行って検査をすれば、インフルエンザと発覚。
自宅でインフルエンザと戦いながら執筆しました。
まさか、去年も一昨年も罹っていなかったのに…。と思いつつ執筆しました。
皆さんも人混みなどには十分気を付けてくださいね。
「すみません、お嬢様。
お嬢様のお蔭で落ち着くことが出来ました」
レイーヌは少し恥ずかしそうに俯いていた。
「そう。落ち着けたなら、早く行きましょう」
フェリスに抱えて貰い、ベンチから離れる。
やっと店に行く事が出来る。
「日用品を買いたいのよね」
「はい」
復活したレイーヌがキョロキョロと
建っている店を見ながら答える。
「どこに行けばいいのかしら?」
私もレイーヌのように周りを見渡す。
「おお!もしやそこにおられるのは、
城の主殿ではないか?」
何?竜王の次はチンピラ、その次は…。
「はぁ…。何の用なのよ、国王」
「いや、たまたま貴女の姿が見えたのでな。
貴女は何をしておるのだ?」
フェリスが振り返ると、自然と国王と宮廷魔法使いの姿が見えた。
でも、その姿は城に来た時の物とは違い、
変装していることが分かる。
「買い物よ。丁度良かったわ。
日用品が買える店はどこ?」
「うん?はて、どこだったか…」
国王って本当に使えないのね。
やっぱり、国王の所有地に入らなくて正解だったわ。
「陛下、その店なら私が知ってます」
「そう。なら教えてくれるかしら?」
よっぽど宮廷魔法使いの方が、使えるじゃない。
店の前まで案内して貰えることになり、
私たちは宮廷魔法使いについて行くことになった。
「ここです」
案内して貰った店は普通の店だった。
店を見ていると宮廷魔法使いが説明を始めた。
「この店には、一般市民が生活に使う日用品も、売ってありますが、
冒険者が使う為の、回復ポーションなども売っています。
その他にも、便利な魔道具なども、売ってあります」
「そう。説明は求めていなかったけど、
とりあえず、案内してくれたことには、感謝するわ」
宮廷魔法使いと国王には目もくれず、
私たちは店に入った。
店内は客が多い。レジも列が出来ている。
それだけで、どんよりする。
人ごみって嫌いなのよね。
店内には、宮廷魔法使いが言っていたように
様々な物が売ってあった。
「必要だと思ったら、何でも買っていいから。
幸いお金はまだまだあるし…」
「はい!」
また、レイーヌとヒルク、フェリスと私に分かれて
店内を見て周る。
「フェリスは、何かほしい物はないの?」
「僕ですか?そうですね……
お嬢様!これが欲しいです!」
フェリスが指さしたのは、調理器具だった。
確か、欲しいって言ってたわね。
「いいわ。買いましょう」
フェリスに欲しい調理器具全部を選ばせて、レジに行く。
入った時のレジの行列はまだ続いていて、
並ばなくてはならなかった。
「フェリス。私はレイーヌ達の方を見てくるわ。
並んで会計を済ませてて」
「はい。この人の多さですから、もみくちゃにされないよう、
お気を付け下さい…」
何?フェリスは私を貧弱だと言いたいのかしら?
私はフェリスの言葉が聞こえなかったふりをして、
レイーヌとヒルクを探した。
店内の角を曲がった所で二人を見つけた。
けど、二人は何か言い合っているみたい…。
二人が喧嘩?珍しいわね。
こっそり二人の会話を聞いてみる。
「これは必要なの!ヒルクには分からないのよ!」
「いいえ、これは必要ないでしょう。
もっと必要な物を買うべきです、レイーヌ」
どうやら、レイーヌにとっては必要だと思っている物を
買おうとしているけど、ヒルクは必要ないと思ってるのね。
「必要に決まってるじゃない!
きっとお嬢様だって分かってくれるわ!」
「いいえ、レイーヌにもお嬢様にも必要ありません。
それに支払うお金はお嬢様の物です。
不必要な物を買う為に、使うことを許されたお金ではないんです。
レイーヌ、もう一度考えてみてください…」
会話の内容は分かったけど。
一体レイーヌは何を買おうとしているのかしら?
レイーヌの手元をよく見て見ると…。
"お肌ケアはこれ一本!一日一回これをお肌に塗るだけで
あなたのお肌ももちもちのツルツルに!"??
呆れた……。一体何を真剣に悩んでいるのかと思えば。
「もう!ヒルクのわからず屋!
いいわ!お嬢様に訊いてみようじゃないの!」
レイーヌが歩き出した所を引き留めるヒルク。
「ですから、レイーヌにもお嬢様にも必要ないでしょう?
レイーヌもお嬢様も十分にお綺麗なんですから…。
これ以上綺麗になって、モテるつもりですか?レイーヌ」
これで"俺という存在がありながら!"とか言えば、
もう恋人の会話じゃない…。
何これ…。
「ヒルク……。本当?私って本当に綺麗?」
「はい。俺の知る女性の中で一番綺麗ですよ」
ねえ、やっぱり二人って付き合ってるの?
これがリア充ってやつね。
まあ、羨ましいなんて思わないけどね。
「そう…。ヒルクがそう言うなら、分かったわ。
これは買わないことにする」
二人がいい雰囲気になってる。
二人の間に入れなくなったわ。
仕方ないわね。フェリスの所に戻りましょう。




