苦手だけど、書かずにはいられない
本を読むのは好きだけど。
たぶん、書くのも負けないくらい好きだと思う。
私が下手な絵と文で絵本を作ったのは小学校へ上がる前だったろうか。そして小学校の高学年くらいで小説っぽいものを書き始め、その後、今にいたるまで何かしら文章を書き綴っている。上手い下手は別として、たぶん物書き気質なんだろな~と思っている。
が、同じ “書く” でも、何故か感想文やエッセイは苦手だ。
どうしてだろうと考えてみて、2つほど理由を思い至った。
そもそも私は論理派ではなく、ぼんやりとした感覚派である。
A+B=Cというロジカルな説明を書くのにとても苦労をする。AとBを足せば、たぶんCかDになるんじゃない?……みたいな人間では、感想文は “この辺が面白かった” と書くのがせいぜい。 “何故” そこが面白いかを分かりやすく説明するのがとても難しい。
エッセイも、一つのテーマで論理的に展開して結論へ持って行くのに四苦八苦する。このエッセイも、小説を書く何倍もの時間を掛けて書いている。
よくそんなんで小説書くな? と思われるかも知れない。小説の方こそ、系統立てて起承転結をしっかりさせないと駄目なのでは? と。
だけど、大きく粗筋を立てて(ここはそれなりに論理的には考えている)登場人物の人となりを決めたら、私の場合は脳内でイメージ映像が形成され物語の場面が自動的に動き出す。で、それを文字起こしするので……私にとって小説を書くのは論理的作業ではないのだ(だからまあ、小説でときどき筋の通ってない部分もあると思う)。
感想文やエッセイは映像が生成されないから、本当~に文章化させるのに苦労する……。
で、2つめ。
自分に確固たる意見が無いところ、かな?
たとえばエッセイでは「これはこうだ!」とはっきり自分の意見を書いてあるタイプの方が面白いと思う。びしっと己の意見が表明されてこそ、読む側は惹き込まれる。 “~かなと思う”、“ではないだろうか” ばかりで結論がしっかり明記されないと、読了後、モヤモヤッとするんじゃないだろうか(この辺の文章もモヤモヤ?)。
その代わり、きっと断定型は批判や反発が多くなるのだろうけれど。
まあそんな訳で、私には “確固たる意見が無い” から自分の意見を書くことに尻込みしてしまう。
ただこれは、良くも悪くも物語を書く者の習性だったりするのかも、とも思う。
いろんな立場のいろんな考え方が分かるから、自分の意見を一つに絞り切れないのだ。
良い方に考えれば、だからこそ多彩な人物を創作物に登場させられる……のかも知れない。100%ではないものの罪を犯す者の思考に多少なりとも寄り添える部分があるから、Aは良い、Bは悪い! と簡単に言い切れないのだから。Aは良いのだけど、ここにちょっと問題点があるよね、Bは悪いと思うけれど、あの部分は良いかな……みたいに。
ということで、ピシッと白黒はっきりさせたカッコいいエッセイが私には書けないのだ。
―――別にモヤモヤのエッセイでもいいって?
でも結論が出せないままだと、どう終わればいいか分からなくて、それもまた困るというか……。結末が決まらないと書けないのも、物書きの習性??
さて、そんな感じでエッセイが苦手なはずの私が何故、エッセイを書いているかと言えば……
物書きの先達者がすでに何度も書かれているけれど、“自作品が読まれなくて悲しい~! ” と大きな声で叫びたくなってしまったからに他ならない。
ちょっと叫ばないと、続きを書く気力がね……湧いてこないんですよ……。
有り難いことに、かなり読まれていてポイントの入っている作品もある。そういう作品があるなら、贅沢言うな! と言われるかも知れない。
でも、それがあるだけに、差が……差が大きすぎて、堪えてしまう……。
ジャンルが悪いとか、タイトルが悪いとか、そういう理由はあると思う(ミステリに関しては低いものだと思っているから、そちらは気にならない)。だけど、まさかこんなに差がつくなんて……。
私自身が作者読みしないタイプなので、私の作品全部読んでます! という奇特な人はほぼいないとは思っている。だけれど、読まれる作品と読まれない作品って、そんなに文章が違うんだろうか?いや、文章ではなく、まず中身に興味を持ってもらえるかどうかだとは分かっているんだけど。
あと、これだけ差があると、私の読まれている作品って一体どこが良くて読んでるの?! と聞きたくて仕方がない。
それ、本当に面白いと思って最後まで読んでくれた? 流行りものだからでは?、と。
自分は面白いと思ったから作品を書いたはずなのに、思い付いたアイディアを面白く文章化できたかどうかの自信が無くなる……。それでなくても、私の文章は回りくどくて、軽~くは書けないのに……。
駄目ですねぇ、ネガティブ思考になってしまって。
まあでも、書いて公開している以上は読んで面白いと思ってもらいたいと考えるのが人間というもの。反応が悪かったりすると、つい、考え込んでしまうのは仕方ないのかな……。
とはいえ。
誰に何を言われようと、どれだけ分析しようと、結局私は自分の書きたいようにしか書けないので……ここで少し吐き出して、気持ち新たに続きを書きます。
公開したからには、完結まで書かないとね。もともと書きたくて書いたんだし。
さあ、頑張ろう!
しょーもない叫びを最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




