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荒唐無稽ビビッドハイスクール!  作者: SAI-X
第一話『嵐を呼べるかどうか分からん男』
3/88

#3

「あっ、エリカか。どうしたの?」

「この封筒、あなたのお母さんかお父さんかのどっちかに渡して、お金入れてもらってきてね!!」


 集金の封筒をとてもかわいらしく渡してくれた彼女の名は、山科エリカ。俺の隣のクラスである、1年D組に通う女の子だ。とてもマジメで一途で優しくて、それでいて明るい健気な子。

 不真面目なことが大嫌いで、不しつけな輩には容赦ない制裁を浴びせるのだ。また、生徒からは大人気で信頼も厚い! とくに男子にはね。でも、女子にも女子で大人気だぜ。

 彼女には、実はこの学校で保険医をしているお姉さんがいる。その名は、山科エリノさんだ。すごく美人で優しく、天然なところもある天女のごときお方だ。また今度、じっくり紹介しよう。


「あ、ああ、分かった。じゃあな~!」

「絶対、忘れないでね?」


 さて! そんなエリカと別れたところで、俺達は帰路につくとしよう。


―――通学路―――


 俺は六波羅商業高校へはバスと電車を使って通っている。家から遠いんだよな。電車は何とかなるけど、バスは朝イチの6時58分を逃すと銀行前のバス停で待つしかない。――みんなも想像してみりゃあ、分かるはずだ。経験者なら尚更分かるはず。



 結構大変なんだよ!? 暇なんだよ!?

 ついついケータイをガチャガチャしちゃうくらい暇なんだよ!?


「なあ、レン」

「なんだい?」

「さっき、何の本借りてきたんだ?」


 レンと合流した俺とリョウは、早速彼が何の本を借りたのかを訊ねてみた。


「へへっ、何だと思う?」

「ゲームの攻略本!(キリッ」



 レンは筋金入りのゲーヲタだ。ゲームソフト、ましてや攻略本なんてうっかり貸しちゃったら返しそうにない。そのまま借りパクさ。まあ、俺も人の事言えないんだけどネ……。


「ブッブー、はずれ」

「……マジでェ?」

「なん……だと……?」



 リョウも俺もこれには驚いた。いや待て、冷静に考えてもみよう。そもそも、だ。




    ガッ コ の 図 書 室 に



                    ゲー ム の 攻 略 本 な ん ぞ



  置 い ちゃ い ねぇ ー ! ! !

実はエリノさんとエリカさんを間違えていました。

ご指摘ある前から気付いてはいたのですが……なぜ直さなかったし。

そんな自分がはずかしいいいいいいいいいいッ

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