#2
――まあ、そんなこんなで、我がダチ公と話していると授業前の休み時間は終了。うん、ビビった。マジで焦った。いつものようにサクッと、時にモヤッとしながら授業を受けていったぜ、と。内容は――えっと、理科だったかな? 理科――だったよな。
「おーい、リョウー、理科だったよなー!?」
「ん……? マサキの声がしたけど、気のせいか」
――聞いちゃいねぇー……まあいいや。今日は水素と酸素を袋に詰めて、火を点けて『ドカーン!!』というのをやったんだ。当然理科室でやったのだが、学校中に響いていたらしい。――凄いなあ。これがあの国民的RPGゲームでいうイ〇ナズンなのだろうか?いや、規模的にはイ〇だったな……。
―――放課後―――
「ふぁ~~~」
「今は別にいいけどさ。授業中にまであくびしてんじゃねェよ、バカかお前は」
いやいや。あくびしたぐらいで怒るなよ。ホントにリョウのやつはツンツンしてるなぁ。え? 状況を説明して欲しい?よし、ちょっと待ってておくんなはれ。
オレンジ色の暖かい夕陽を背に受けながら、俺はいつも通りマイフレンズと共に帰宅する準備を進めていたのだ。で、もう一人のフレンドを待っているというわけだ。お分かり?
「ごめーん! リョウ、マサキ!これから本借りに行くから、先に帰っといて。ぼくもあとで行くから!」
「あいよ、分かった~」
「ダッシュで来いよ~」
俺とリョウは彼の用事を知ると、先に帰ることにしたのであった。何の本だろうね。ラノベか? いや、まさかな。それともマンガかな? でも、ここにあんのは一昔前のやつしかなかったような。手塚治センセーのアレとかソレとか。
――あ、もう一人のフレンドの紹介が遅れた。スマンね。
栗毛の外ハネヘアーをした彼は、俺の幼稚園時代からの盟友・神戸レンだ。
漢字で書けば、『神戸 蓮』。『ハス』ではないぞ。ハスコラ呼ばわりしていじめるようなヤツは表に出たまえ。『本の角でアァ~~~タタタタタタタtttttァ!!!』の刑だからな。
明るい性格でツッコミ役を自称する彼だが、ぶっちゃけこいつは俺から言わせればボケだ。ボケボケのボケボケの、そのまたボケボケだ。どっちかというと。けど、そこが良いのだ。
ちなみにこいつは俺に比べればまだ浅いが……いや、俺以上かな? ふかーいゲーマーだ。ジャンルは無〇シリーズや戦国B〇S〇RA、クラ〇シュバ〇ディ〇ーなど色々ある。かの国民的RPGも大好きだとさ!
軽くジョークを交えながら快くレンの頼みを承諾した俺達は、いよいよ下駄箱へ辿り着いた。
そしてクツを履こうとした
「あ、マサキくーん。ちょっといい?」
――のだが。そこで、同級生の女の子が声をかけてきた。きれいな茶髪のセミロングに、吸い込まれそうなエメラルド・グリーンの瞳。手ごろなサイズの――
――おっと。
何が手ごろなのかは――分かるよね? 別にセクハラしようってんじゃねーからな!




