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五十八話 親もバカなら子も…

感想全部読んでますよ!!

ありがとうございます^_^

 



 そういえばこのトカゲを鑑定していなかった。

 鑑定メガネをかけて視ると



 ???

 種族 白竜

 Lv1


 ストック1


「え?それだけ?」


 スキルやステータスが見れない。かわりにストックというものがある。考えてもわからないので名前を決めようと思う。


 うーん。両手におさまるぐらいだしリョーテなんてどうだろうか。

 …白竜ってあるし体は成長するか。どこまで大きくなるかわからないが…モモとかどうだろう。

 もう少し大きくなるかもしれないな。

 セボーネなんていいんじゃないだろうか。


 ガチャ


 両親が帰ってきたみたいだ。

 ちょうどいい。俺の案を聞いてもらおう。



 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇



「「…却下」」


 声を揃えてそう言われた。


「まずこの子がオスなのかメスなのかによってつける名前変わるでしょ」


「ネーミングセンス皆無だな。…子どもができたら俺たちに絶対相談しろよ」


「どうやって確かめるんだよ。何もわからないんだよ」


 魔物を孵化させたのはたぶん人類史上初のことだ。まず魔物に性別があるのかすら怪しい。

 ………フェアリーたんは女の子だったが。


「そうね…どちらの性別でも通用する名前にしましょう」


「…その手があったか!…ケアスミなんてどうだ?」


「………」


 母さんが冷たい目になった。


「…そういえば貴方もネーミングセンス皆無だったわね。すっかり忘れてたわ」


 さすがの俺でもあの名前にはしない。ケアレスミスとか可哀想だろまじで。


「…この子の名前は私が考えます」


「「はい」」


 やっぱり母さんには逆らえない。



 母さんはテーブルにつくといくつかの候補を書いていた。父さんはこれ以上軽蔑されたくないのか部屋の隅で待機している。


 俺はトイレだ。


「ふぅ…。やっぱりトイレは落ち着くな。…洋式便所は母さんのお腹の中と同じ形なんだろうな」


 コンコンッ


 ノックされたが、今落ち着いてるところなんだ。トイレが俺の部屋だと言われても納得してしまうぐらいには落ち着いてるんだ。


「おい、いるんだろ。入れてくれ。まいさんと2人きりは気まずいんだ」


(…なにいってんだこいつ。寝室行けよ)


「…トイレって2人で使うものだっけ?」


「…え?1人でするもん「ならどっかいけ」……」


 良かった。俺の蓄えてきた常識が違うのかと思った。


「ん?鍵空いてないか?」


 ガチャ


「ん?なんで入ってきた?今見ての通りう◯こしてんだけど」


「いや。なんで鍵開けたままう◯こしてんの?貞操観念低いぞ」


「いや。父さんは常識が頭から抜けてるぞ」


「……」


「……」



(え?何この状況。対面したままう◯こすんの?これ絵面大丈夫?)



 父さんは退く気がないみたいなのでそのまま済ませる。

 流したあと手を洗いトイレを出る。


「2人ともどこへ行ってたの?ちょうどできたわよ」


「「トイレ」」


(おいこら貴様。貴様が答えたら変に思われるだろうが)


(俺もトイレにいたからな。嘘はついちゃいかん)


(嘘も方便って習わなかったのか?使い分けろ)


(まいさんの前では全てを包み隠さず話すことが俺のポリシーだ)


 目だけで会話をするがどうやらこの父はアホなようだ。話が通じない。


「…ごほんっ!!それで名前は?」


「いくつか候補があって悩んだんだけど…この子女の子っぽいのよね。ちょっと女の子の名前に偏ったけど男の子だった場合でも通じなくはないと思う名前だから安心して」


 母さんの勘は意外と当たるんだ。女の子って言うならそうなのだろう。


「この子の名前は……『エマ』よ」


 エマ…エマか。


 たぶん可愛い名前だからつけたって感じじゃないだろうか。これでおまえ男だったらごめんな。

 まだエマは寝ているが先に謝っておいた。


 特にすることもなくなったのでエマが寝ているのを眺めている。


(可愛い寝顔だな。竜の中ではおまえ可愛いんじゃないか?モテる時がくるかもな)


 ツブヤイターに『たまごが孵化して白竜が産まれました。名前はエマです』とエマの写真と一緒にツイートする。


 明日から渋谷に戻ってエマのことを調べようと思う。今日ぐらいはゆっくり過ごそう。





 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇



 1名前:名無しの探索者

 奥崎またやらかした件についてwww


 2名前:名無しの探索者

 魔物が手の上で寝てる……


 3名前:名無しの探索者

 可愛いと思うのわたしだけ?


 4名前:名無しの探索者

 可愛い…。

 ……これ指紋取れるんじゃ……。


 5名前:名無しの探索者

 どこに目をつけてるんだw

 やめとけw 悲しまれるぞ


 6名前:名無しの探索者

 白竜って書いてあるけどどうみてもトカゲw


 7名前:名無しの探索者

 魔物の生態わからないし、これから成長とか進化するんじゃない?


 8名前:名無しの探索者

 速報。海外の研究員がこのトカゲ欲しがってるw


 9名前:名無しの探索者

 悲報。手を出したら確実に半殺しにされるw


 10名前:名無しの探索者

 この業界だと有名な話だな。ばか息子がボコられたり海外の諜報員が為す術なくやられたり。


 11名前:名無しの探索者

 二つ目知らないんだが?w


 12名前:名無しの探索者

 この前夜中に渋谷ダンジョン前でバトってた。見てたんだけど相手の動きも捉えられないぐらい速かったんだが一瞬で終わったw 奥崎&爽やか君の勝利


 13名前:名無しの探索者

 なぎ様が尊いことはわかった。爽やか君ってだれ?


 14名前:名無しの探索者

 奥崎と一緒にいたやつだ。こいつも俺からしたら異次元級の強さだった。


 15名前:名無しの大阪探索者

 へぇ……。2人に会ってみたいな。


 16名前:名無しの探索者

 何度でもこの掲示板で言うが渋谷行けば普通にいるぞ。変装はしてるみたいだが…バレバレだ。


 17名前:名無しの探索者

 そういうところも超可愛いw

 なぎ様の匂い嗅ぎたい(切実)


 18名前:名無しの探索者

 わたし穴に入れてもらいたい……。


 19名前:名無しの探索者

 はじまった……。

 また何かあれば書き込んでくれ。





読んでいただきありがとうございます。


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よろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[一言] サラッと読める現代ファンタジー作品は好きなので途中で更新停止されないように願いながら応援してます。
[一言] >>18名前:名無しの探索者 漢
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