【詩】笑顔
笑ってよと 君が言うのなら 笑うよ
笑うのは 得意なんだ
大丈夫なフリしてると 一人で大丈夫だねと
気持ちをありのまま伝えると わがままだと
現実なんてうまくいかないもんで
揺るがない一つだけの定義を探したんだ
笑ってればいいよ
泣いたら重いと 怒れば面倒だと
ならいっそずっと笑ってればいいかな
それさえも感情がないなんて 指さされたって
笑ってればいいよ 気づかなければいいんだ
嘘ついてまで繋ぎ止めるその手が
すぐに返されるほど 脆いものだって
一人で大丈夫、なわけないよ
泣きたいときくらいあるけど
泣けないから 笑っているんでしょう
笑ってよと 君が言うのなら笑うよ
だけど、ほんとの君を隠さないでって願いには
きっと応えられない
君が好きなのはきっと
この明るくて、優しいイイコの私でしょ?
だから、笑うだけ。
嘘つくのはツライ 嫌われるのはコワイ
そんな弱虫が覚えた 私を守る唯一の術
笑ってしまえ ただ、何事もないように
突き刺さる言葉も 貫通してしまえば痛まないでしょ
辛いとか痛いとかきっと今だけだから 忘れるから
…そうでしょ?
バランスは大事なの 平均が安全だから
誰にも笑いかけて 適度な距離を保って
うまくやってたはずなのに 結局独りになるんだ
誰よりも嫌われたくなかっただけだけど
誰からも嫌われるようになっちゃうから
顔色伺って挙句疲れて独りになって
もう誰のために笑ってるのか 意味を疑ったんだ
ほら、こんなこと言ってるとさ君は私を嫌いになるんでしょう?
だから、言えないんだよ。
嘘つくのは疲れたよ。ほんとは泣きたいの…
けど、君に嫌われるのはもっと嫌なんだ
だから、知らないまま隣にいてよ
私も君が好きな私を演じるから
何故、理由を求めてしまうのかな…
それでもいいと、受け入れていたはずなのに。




