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【歌詞】ノスタルジア未来船

某サイト内でのコンテスト作品

ふと目を開いたそこは  星空と揺れる古い小さな船のうえ

見えない声は響く   『ハロー ここは君のノスタルジア未来船』





ゆっくりと水面を流れて 映る懐かしい笑顔といつかの日常せかい

地図も 目印もないけど  ほのかな灯だけで

怖くないと思えるのはなぜだろう…?


水面に浮かぶ くたびれきったぬいぐるみ

その目を僕は知っている気がした あの変身ベルトもそうだ 

見渡せばそれらは   どこかで失くしてきた宝物たちだったよ 

背伸びするため唇かみしめて いつも何処かへ追いやってた

弱音も 涙も いつかの夢も 思い出さえも

『思い出して…?』  声は言う


探さなくてもいいよ

君の口ずさんだその歌が合図になる

目をこらせばそこら中ほら  ……君の探してた宝物だらけ


捨てなくてもいいよ

守りたかったからまだその手にあるだけだ

犠牲になんてできないでしょ?  その涙が証なんだよ






空中に灯る  忘れてた記憶たちのなかひとつ

泣き声が聞こえてきた  夢を失くした17の夏の僕だ


空回りの努力  窮屈な教室に息が詰まる 

与えられた評価に容赦なく砕かれた未来   閉ざされた将来に 

「何やってんだ…」虚しくなって  屋上で”意味”ばかり考えてたね


これまでだって何度も  その度誤魔化してはきたけれど…  

気付いてはいたんだろう  君は笑う

『上手くいかないことだけ見つめて”しあわせ”考えたって 

そりゃわかるはずないよ。ねぇ?』


戦わなくてもいいよ

逃げることは間違いなんて泣かないでよ

その先で君が笑えたら君の勝ちだよ それでいいんだ


決めなくてもいいよ

君の迷いも後悔もすべてが地図になる

正解ばかりより多くの涙を知り いつかの夢へほら




情けないけれどひとりでは開けない扉もあるの

弱く、脆く、時に涙に溺れそうなるけど

だけど僕らは   だから僕らは……


船はゆっくり光へ向かう きっともう覚める時なんだろう

寂しそうに手を振る声の主 笑う涙声に 今度は僕が言うよ




笑おうとしなくていい

泣きたいとき笑うのは強さじゃないだろ

そう教えてくれたのは紛れもない  泣き虫だったぼくだよ





ふと目を開いたそこは  白い天井と秒針響く部屋

開いてたアルバム  滴がひとつ  ゆっくりと頬を伝った…

古ぼけたクレヨン 赤ばっか小さくなってたっけ…

戦隊モノのベルト 抱きしめて夢にも見てたっけ…


あんなに泣いてわめいて必死で手にしたもの

あんなにずっとそばにいてくれたモノたち


なんで忘れてたんだろう…?

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