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第11話
夏は日頃優しい目だが、睨むと急に怖くなる。
「くっ、わかったよ」
俺は走って刀を拾い、そのまま逃げる。
少し走ると紗と那夢がいた。
「おいっ、お前ら逃げるぞ。早くしろ!」
那夢が驚いた顔で
「え、なっ、なにが起きてるの!?」
「いいから、俺では勝てない、らしい」
「だから、なんでって!?それに誰に言われたの!?」
「夏の野郎だよっ!」
「に、兄ちゃんが!?」
「とりあえず走れ!それと極夜!」
『なに?』
「とりあえず闇を解け」
『わかったよー』
黒い靄が全て極夜に吸い込まれていく。




