第155話 嫌な予感がするんだ
※イベント開催中 要注意
「ここは最後の門になる、ほかの町は既にモンスター達によって壊滅している。」
「ここで奴らを食い止めなければならない。」
「勇者達が魔王を討伐するまで何としてでも耐えるんだ。」
話を聞いて分かったのは、ここが最後の天族の町で他の場所にあった天族の町は無くなってる事。
アルカディアは天族達の王族が住んでいる城がある王国で今は封鎖している事。
団長達は王国から派遣された騎士団の1つである事。
勇者達が魔王を倒さない限りモンスターが増え続ける事。
魔王が倒されればモンスター達は統率力をなくし解散する事。
バラバラになれば討伐も楽になり増えたモンスターを間引けば緊急任務は完了するので町の復興が出来るだろうとの事。
…正直言わせてもらうと、ここにいる騎士団と呼ばれている人達の中に師匠以外で見かけた人はいないと思う。
集落の長老のロンダンさんはこの建物に来る途中で見かけたし、ちらほら顔を知っている人達もいた。
ロンダンさんに初めて話を聞いた時も若者達が頑張って守ってくれたって言ってたけど騎士団の話はなかったよね?
それに集落の事を‘町’って言ったりしてたし、何かおかしい。
あの時魔王の呪いは地図や勇者関連の記憶を消すものだと思ってたけど、他にも忘れている事がある?
カンカンカンカン!!
考えをまとめていると、外から大きな鐘の様な音が響き渡った。
「モンスターがまたやって来たぞ〜!!」
「戦えないヤツはすぐに避難しろ〜っ。」
「今度は南から来てるぞっ、持ち場に着け〜!」
いろんな人達の声が響き渡るのと同時に、この場にいた騎士団達が飛び出して行く。
私達も慌てて後を追って南方面に向かうと、前方の空から大きく広がる黒い霧が見えた、それがどんどんこちらに流れて来ている様だ。
ん?黒?周りはセピア色つまり茶色に近い色なのにアレだけははっきりと黒色であることがわかるの?
近づくにつれてそれが飛行系モンスターの一団だとわかって血の気が引いた、鷲型や鷹型、カラスやハトまで色んなモンスターが向かって来ていた。
普段ならお互いに干渉しない種類のモンスター同士が揃っている時点でこの現象がおかしいことがわかる、これが魔物暴走なんだね。
ただコレ嫌な予感がするんだけど、私達にも影響ありそうな。




