探検
朝、僕は目を覚ました。
現在朝の6時、2人はまだ寝ている。
早起きは気持ちがいいね
今日は依頼ではなく、一度東京を見ようと思っている。
僕らが知らない技術があったら、楓という少女も見つけやすいかもしれない
折角だ。少し朝の散歩に行ってこよう。
目的が出来たので、僕は靴を履き、外へ出た。
どこを歩こうか、
そう悩んでいると声をかけてくる人物が来た。
石崎彩さんだ。
互いに挨拶を交わした。
「石崎さんはなぜこんな早くに外へ?」
「彩でいいですよ。外へ出たのは日課の散歩です。そっちは?」
「僕もそんな感じです。…提案なんですけど、互いに敬語外しませんか?なんか、同い年で敬語は違和感というか…」
「はい。じゃなくて、うん。折角だし、一緒に散歩に行こうよ?」
「うん。案内してくれると嬉しいな」
「うん。いいよ。じゃあこっち…」
僕らは都心の反対方向に向かった。
都心はあの2人が起きてから行こうと思っている。
住宅街、まだたくさんの人が寝ているため、外へ出る人は少ない。
「案内するって言っても、こっちにはそこまでいいものないけど、いい?」
「うん。先にこっちをみておきたかったから」
住宅街の先には田んぼや畑が広がっている。
その先には何もない大きな山、都心の方はとても発展しているのに、こっちには建物一つすらない
都心の向こう側はそうではないのかな?
まあ、いいか。
僕は結衣や健のことを彩さんはここ(東京)についてを話した。
少しづつ打ち解けていき、気づけば7時を回っていた。
「もうもどらないと、彩さんはどうする?」
「私はもう少し散歩しておくよ。9時ごろから都心の方を案内するから準備しておいてね」
「わかった。じゃあまた」
僕は少し小走りで帰って行った。
朝ごはん作り置きでもしておけばよかった
結衣に「朝ごはんは!?」って怒られるかも…
いや、自分の飯くらい作れって話だけど…
「さて、私も準備しないとな〜このままでもいいんじゃないかって思うけど」
独り言を呟きながら、彩は家へ戻って行った。
海斗は少し息切れを起こしながら家へ着いた。
「ただいま〜」
返事は返ってこない。まだ寝ているようだ。
少し安心しながら、手を洗い朝ごはんを作り始めた
あんまり時間がないし、簡単なのでいいか
手早く、味噌汁とパン、ソーセージと目玉焼きを作った。
作り終わって休憩していると、「おはよー」と寝ぼけた2人は気の張らない声を発しながらリビングにやって来た。
「朝ごはんできてるから、食べよう。」
「ありがと、…」うとうとしながら席についた。
とりあえず、朝ごはんを済ませて、今日9時から彩さんと都心の方へ行くと伝えた。
しばらくして身支度を終えた僕は、リビングでくつろいでいた。
2人はまだ準備をしている。
なかなか頭が起きなくて準備が遅くなっていたから
ピンポーンとインターホンがなった。
彩さんだ。
「時間になったから、迎えに来たよー」
「ごめん。まだあいつら準備ができてないんだ。少し待ってくれないか?」
「いいよ。じゃあ先に海斗くんに今日行くところを伝えておくよ」
僕は彩さんに今日案内してくれる場所を聞きながら2人を待っていた。
「行く所ー、多いね…」
「まあ、ここは広いし、都会だから。一日はかかるね」
うわぁ〜、ひろ〜い
そう話していると健と結衣が来た。
「ごめん。待たせて!!」
「いいよ、海斗くんが話を聞いてくれて暇じゃなかったしね。それじゃ、行こっか」
そうして、東京探検が始まったのである。
「お前らは昨日何時に寝たの?」
「…私は、12時くらい」
「僕も…」
「…今日から早寝早起きしないと、破った日はその人が1週間家事全部ね」
その言葉に2人は、がっくしとを肩を落とした。
…これから、いろいろルール考えないとなぁ〜
数分歩くと、昨日来た駅に着いた。
そこから見える景色は、2度目でも驚くに十分だった。
「じゃあここからだね。着いて来て」
彩さんに着いて行く時も僕含め田舎者の健と結衣は周りを見回しながら歩いていた。
これから、ここにも慣れれるのかな…
そうして着いたのは、創界という会社だった
「この会社は何を作っているんですか?」
健は不思議そうに周りを眺めながらそう聞いた。
「VRです。」
「VR?3D感覚で楽しめるゲームのことですか?」
「はい。ここは最も技術が発展した都市、そうなればゲームの技術も最高方!ぜひ、みなさんにも味わってほしいと思って来たんです。」
「へぇ〜、日本ってすごいんだね。あっ!じゃあそのゲーム買って、今日みんなで遊ぼうよ!!」
「結衣、ここに来た目的は?」
「…楓って子を探しに…」
「わかっているならよろしい。」
しょぼんとする結衣をみて建が僕に言った。
「まあまあ、折角ここまで来たんだし、ちょっとくらい、ね?」
「…結衣、1日3時間以上しないって約束できる?」
「で、できる。できるよ!!」
「そう、ならいいよ。買っても」
なんか、買ってはいけないみたいな雰囲気になってなかった?
別にほどほどに遊ぶならいいって思っていたから良かったのだが…
とまあ、とりあえずVRを体験することにした。
全員でVRゴーグルをつける。
すると、画面が光り、目の前に大自然が広がっていた。
手を握ったり、開いたりする。
感覚がある。風の感覚、陽の光を浴びる感覚まで…
そうして、VRを体験していると目の前に人が映った
「どうも〜、私の名前はAIせいちゃん。せいちゃんって呼んでくださいね〜」
「ええと、君はこのVRの…」
「案内人で〜す。だから、私はあなたの友達の前にもいますよ〜。」
きっと、健や結衣などにもこうして説明をしているのだろう。
「では、さっそく説明しますね!」
せいちゃんという子がそう言った直後、目の前の景色が変わった。
そこははるか上空、そして下にはこのVRをプレイしているであろう人たちが多くいた。
「このVR世界はさまざまな体験ができると有名です。例えば、このRPGをイメージした世界!ここでは様々なモンスターを倒し、レベルを上げ、ダンジョンを制覇せよ!!ってとこです。」
景色が変わり、現在数人でドラゴンのようなものに挑んでいる人たちを見た。
そしてまた世界が暗転、景色が変わった。
「ここは、オープンワールド。この仮想世界では多くの人がショッピングしたり、ライブやスポーツが体験できる場所。
VRだけど味覚を感じられたり、外国の人とも簡単に交流ができる。
ちなみに、ここでは言語が違っても自動で自分が知っている言語に変換されるから気楽に過ごせるよ!
さらにさらに、ここではオンラインによってリモートワークがより活躍できるんだ!
遊びも仕事もできる!まさに完璧。」
そこからはずってスクロールされるように案内をされた。
ここではRPGだけでなく、SFやレース、スポーツ、ホラー、アドベンチャー、ストーリーゲーム、協力型ゲームと多くあるそうだ。
「これで質問は以上で〜す。なにか質問はありますか?」
「いえ、特には…」
「なら、体験はここまでで〜す。ぜひ、このVRを買ってくださいねーでは!」
視界が暗転し、VRから抜けた感覚があった。
ゴーグルを外し、みんなが終わるのを待った。
数分経ってようやく全員の体験が終わった。
「どう?一応聞くけど、ほしい?」
僕が結衣に聞くと「欲しい」と言いながら目を輝かせていた。
「わかった。買ってくるから、外で待ってな」
そうして、僕はVRゴーグルを2つ買った。
「お待たせ、はい。結衣と健」
「え、僕もいいの?」
「あんなに目を輝かしてたからな。次から欲しいときは言葉にして言うように」
「!!ありがとう!」
健と僕が話している時、彩さんと結衣は今日VRで何するか話していたようだ。
…目的を忘れていなきゃいいのだが…
おっと、ここで疑問に思ってしまう人もいるかもしれないから説明しとこう。
なぜ、あの高いものを買うか否かの権利を僕が持っていたか(2つで40万くらい…)高ぇぇ
それは、あの2人はそこまでお金を持っていないから
何でも屋を営んでいる僕らは、その儲けの大半を今後のために貯金している。
いや、ちゃんと給料は渡してるからね
それで、その貯金を管理しているのは僕ってわけ
だから、40万もするものを買えたのだ
まあ、貯金はそれなりにあると言うことだ。
「さあ、次へ行こう。その前にそれを家に置いてから…」
「大丈夫、あそこにコインロッカーあるから」
彩さんの指さす場所には…
…ガラス張りの建物があって、その中に大量に並べられたコインロッカーがあった。
しかも、サイズは箱ティッシュほどの大きさから車が入れそうなものまで…
そんなに大きいのいるか?
「あー、うん。確かに、じゃあ2人は預けてきな。あと忘れないようのもしないと…」
「はいこれ」と彩さんは健と結衣に紙のようなものを渡していた。
「これを自分の荷物を入れるコインロッカーに挟んでおけば、自分の家まで運んでくれるから」
まじか…
そ、そんなものがあるのかぁ、恐るべし都会…
2人もそう思っているようで、トボトボと荷物を持って建物の中に入って行った。
しばらくすると、2人が戻って来たので、次の目的地に行くことにした。
目的地は少し遠いらしく、電車を利用するそうだ。
歩いていると上にはぐるぐると都心を駆け巡っているようなレーンがあった。
電線のようなものなのだろうか
そう思っていると、彩さんが建物に入って行ったので、僕らも着いて行く。
地下鉄でも使うのかな?
彩さんが切符のようなものを買い、僕も買おう出したが…
「もう買ってるからいいよー、はやくきてー」
4人分買ってくれたのだろうか?
なら後で3人分渡さないと…
彩さんに着いて行っていると、ロープウェイのような乗り物があった。
そこで、僕は質問することにした。
「この乗り物は?」
「これは、最新式の〜、電車みたいな感じ?名前はスカイライン、今では日常生活でとても役立つものになっているの!!」
健、結衣はその乗り物、スカイラインにとても興味を示しているようだ。
さっそくスカイラインに乗った。
さっき見たレーンをつたって移動するようだ。
このレーンは見る限り、都心に張り巡らされるようにされている。
なるほど、これが最新式、凄まじいな
ちなみに、スカイラインに乗るためのお金は、一つのスカイラインに対する料金は変わらないそうなので、いいそうだ。
ここから見える景色は結衣たちの目を輝かせるには十分すぎるほどだった。
特に、東京を象徴するようなとても大きい建物は、この先一生忘れないような記憶になりそうだ。
しばらくすると、この東京の中心、さっき言ってた建物の中腹あたりに着いた。
スカイラインに乗っていた間、あの建物について、彩さんに教えてもらっていた。
名はZENITH、全長1474m。
世界最大級の建物として名を馳せているそうだ。
ゼニスはその大きさだけでなく、世界一の技術力が施されており、日本が最も誇るものだそうだ。
なんで知らなかったんだろう…いや本当に…
帰ったら調べよ…
とにかく、僕らは今、そんな所に足を踏み入れている。
もちろんあの2人は目と口を大きく開きながら、そこらじゅうを照らしていた。
何?この2人、目から光が出る機会でも作ったのか?
周りの人すごい引いているんですけど!
…それも無理はない、かぁ
まだ入ってすぐだが、目の前に、体育館並みの広さの階段、一戸建てぐらいの大きさのシャンデリア、100mはくだらないほど広い受付場所、受付だけで200人くらい人がいる。
何ここ?大手の銀行の受付よりはるかに大きい…
まさか受付だけで驚くことになるとは思いもしなかった。
そうそう。ここに来たのは彩さんが僕たちに技術の最先端を体験して欲しいらしい
…観光までやってるとは、恐ろしきZENITH…
彩さんが受付を終えたらしいので、僕たちは上へ行くことになった。
彩さんには何から何まで申し訳ない限りだ。
今度何か買っておこう。(金はあるし…)
エレベーターがついたので乗り込んだ。
すると、先に乗った健がひぇっと、怯えた様子の声を出した。
僕も後から入るとそのエレベーターは広かった。
広いのにはもう驚かない、健が驚いたのはきっと外がガラス張りで見えているからだろう。
実はスカイラインでも健は少し怖がっていた。
さっきは景色の素晴らしさが勝っていたが、今は恐怖が勝っているらしい
すると彩さんが建にここの安全性について話し始めた。
「このエレベーターは観光用でガラス張りになっているの。でも、安心して。このガラスは銃弾、ましてや爆弾でと傷ひとつつかない最硬度なの!!
理論的には原子爆弾も耐えられるらしいよ」
「いや耐久性を心配しているんじゃなくて高いところが苦手だからなんですけど!!」
彩さんは納得したように頷き、口を開けた。
「ごめん、こっちの方が楽しんでもらえると思ったんだけど…下る時は外が見えない方にするから我慢して」
絶望した建見て、結衣は言った。
「健、男なんだからこれくらい我慢しなさい。まあ、ドンマイとだけ言っとくわ」
「それいろいろダメなやつな気がするんだけど…まあ、なんだ健。頑張れ」
僕は別にそこまで恐怖はない。
怖いものって言ったら蜘蛛とかの虫くらいだ。
健が覚悟を決める時間などなく、エレベーターは動き出した。
健は目を瞑っている。
「健さん3分ほど目を開けないでください。」
「3分もかかるんですか!?うぅ…ついたら言ってください…」
「別に落ちるわけじゃないのに、なんで怖いの?」
「結衣、そこまでにしてやれ。怖いものは怖い、それでいいだろ」
今もこのエレベーターはずっと上に上がり続けている。
まだそこまで時間が経っているわけじゃないのに、ビルがもう下に見える。
上を見ると大きな雲がゼニスに差し掛かっているのが見えた。
大きさ的に積乱雲だろう。
雨は降っていないため、雷などの心配は少ないが…
これ、一番上に行ったとしても雲で何も見えないんじゃ…
「彩さん、一応聞きたいんですけど、これ、大丈夫ですか?」
僕は雲に向かって指を差しながら質問した。
「大丈夫ですよ。説明は…ちょっと…」
もう数秒で雲の中に入る。
そう思っていた時、突然視界から雲が消えた。
「えっ?」
結衣の声が耳に届く。僕も同じ気持ちだ。
なんで急に見えなくなったんだ?
その疑問は彩さんが放った言葉で驚きに変わった。
「さっきも言いましたが、このガラスはとても強固、見た目より分厚いんですよ。
そして、このガラスの中には機械が搭載されてて、雲が見えなくなるようにできるんです。
詳しくはないんですけど、ガラスを通る光を調整しているやら…」
「そ、そんなことまでできるのか…ここに来てから驚かされるばかりだ…」
「まあ、このエレベーターは観光用ですからね。
危険があってはいけません。雷が降っても電気、光、音を全て遮断することができるんです。」
安全そのものじゃないか!!
疑う余地なしじゃん。すご!!
もう少し耐性付けないと…驚き疲れてきた…
「ねぇ彩、あれ何?」
結衣の指さす方向にはサングラスがあった。
「あれは…あっ!そうだった…」
彩さんが何かを思い出したように後悔の表情を浮かべた。
「どうしたの?体調悪い?」
「いや、大丈夫。それより健くんに謝らないといけない…」
「え、僕?何かあったっけ?」
「もう着くからあんまり意味ないけど、あのサングラスでこのエレベーターのガラスに使われている光の調整に合わせ、外の景色を見えなくすることができるんだ。」
え、じゃあそれ使えば健が目をつぶって怖い思いしなくて済んでたってこと…
…もう着く。
健はまあ、「ちょっと遅いよ…」って感じでいる。
チーンという音と共に扉が開いた。
僕らは最上階につき、外を見た。
雲ひとつない空、綺麗な景色だ…
僕らはしばらくその景色を見ていた。
健も外を見て大丈夫だそうだ。
本人曰く、エレベーターに乗ってる時の方が怖かったそうだ。
かわいそう超えて笑いが込み上げてきそうなのを抑え、展望台内部を回った。
展望台は広かった。またかと思うが広かった。
外側のエレベーターを使ったため、真ん中に行くのにも時間がかかる。
例えるなら〜、わからん。けど大きい!
そして、ここにはなんと屋台やレストラン、お土産などが売ってあるのだ。
結衣がそれらに目を引かれ、僕と建の両手は商品でいっぱいだ。
そう、時間がかかったのは結衣のせいなのだ。
「あー、大丈夫2人とも?私も持つよ」
「ねえ彩、早く行こうよ。そいつらなら大丈夫だからケーキ食べよ!」
「そうそう。僕らなら大丈夫だから、そいつ(迷惑人)の相手してやって。」
「それがいい。なんならそっちの奴(身勝手人)の世話の方がきついだろうから。こっちとしてはありがたい」
健の言葉に僕は乗りかかるように口を出したので、結衣がこれまでにないほど僕らを睨んできた。
だが、その睨みは笑顔に変わった。
「彩、早くケーキ食べに行こう。あの2人は、帰ったら仕置きしておくから。」
やべ、やりすぎた。
どうやら僕らはここまでのようだ。
絶望する僕らを背に、結衣は彩さんの手を引き、さっさと行ってしまった。
「なあ、健。」
「なに?」
「提案なんだが、今日帰らないでどこかに身を隠さないか?」
「…いいよ。あの状態の結衣には勝てないからね。でも、そんなことしたら結衣拗ねるよ」
「大丈夫だ。彩さんには申し訳ないが、今日は2人でVRゲームをするらしいからな。相手には困らないよ。」
本当に申し訳ない。彩さん、頼む。
そう心の中で願いを口にするのであった。
僕と健は少し休憩してから、反対側の方に先に向かった。
すると、ガラスから景色が見えた。
もう太陽は見えず、綺麗な星空が見えていた。
「健、僕らって移動するのにこんなに時間がかかるかめだったっけ?」
「そんなわけないじゃん!ナメクジだよ!!」
反論内容それかよ!!
自分でも頭がおかしくなったんじゃないかと思ってきた。
だって、展望台を半周するだけで夜になるとはおもはないじゃん!
そう考えていると、横から声が聞こえてきた。
「2人とも、もうこっちにきてたんだね。荷物重いのに早いね」
「ね、この2人は大丈夫って言ったでしょ。案外根性あるから」
「早い?いや遅いでしょ。だってもう夜…」
そこで思い出した。
ここにはガラスで高度な光の調整を行うことができると…
まさか、夜のように見せることもできると言うのか!?
「そのまさかだよ。」
!?あれ?今、僕口に出してたっけ?
「な、なにが?」
「海斗くんがさっき考えてた通りってこと。何かがわかった時の顔って、私も何度か見てるからわかるの」
「うん。僕も、海斗のその顔は何回も見てる」
「わ、私も〜もちろんわかってたよ〜で?何がわかったのか一応言ってみて、、」
それはわかってないって言ってるようなものだよ…
「ガラスで光の調整をして、一定以上の効力を抑えることで、昼間でも夜のような空を見れる。あってる彩さん?」
そんな言葉に彩さんは親指を立てて答えた。
「さすが何でも屋さんの人たちだね。仲間の気持ちがわかるチームワークもばっちしだよ。」
その言葉が出されると同時に結衣の肩が跳ねた。
ついでに「ギクッ」て効果音もついてきた気がする
「ま、とりあえずここはもういいかな。彩さん、次はどこだったかな?」
「えぇと、次は〜。一旦700m地点に降りて、昼食を終えてから東京について説明を受けてもらいます」
…薄々思っていたんだけど、旅行かな?
予定詰まってるし、お土産いっぱいあるし、ツアーみたい
その後、フルコースとは言わないが、多くの種類を楽しめた。
お土産はVR同様、コインロッカーに入れて運んでもらうことになった。
それから観光用に設置されている東京の歴史、今ある施設などなど、多くを知れた。
その後、東京を見て回った。
どうやっても理解できないような技術、例えば、空飛ぶ車。
映画とかでよくあるものを実現しようということだ 東京の特定の地域では、もうできているんだそう
知識がないため省くが、磁石の反発?みたいなのを使っているらしい
頭が痛くなりそうなので、理解は諦めた。
そうして東京観光は終わった。
今はもう家で寝る体制に入っている。
2人は今日買ったVRで遊んでいるようだ。
彩さんと一緒に、SF世界で銃殺バトルだって…
この言い方は物騒か…
仕置きとか言ってたけど、忘れてるようなので安心だ。
うん、まあいい、僕もやることがあるし…
スマホを開き、ある人に電話をする。
数コールなった後、電話が取られた。
「もしもし。どうしたんだい?海斗くんから電話なんて珍しいじゃないか」
電話をかけたのは健の姉、名田燐
燐さんは地元でも有名な警察官で、数々の事件を解決するエキスパートだ。
「お久しぶりです。実は…」
僕は依頼で東京に来たことを、今の現状について話した。
「ということで、燐さんにも協力してほしいんです。」
「わかった。協力しよう。実は私も仕事で東京の近くに来ているんだ。
そっちが終わり次第、すぐ向かう。」
「なにからなにまですみません。」
「何を言う。いつも協力してくれてるのは君たち(何でも屋)じゃないか。いつでも頼ってくれ」
「ありがとうございます。」
まあ、協力って言ったって、たいしたことしてないけど…
相変わらず優しいな、あの人は
僕は電話を終えた後、パソコンを開き作業を開始した。
作業というのは、今日の出費を計算してメモするだけだ。
毎日の日課という奴だ。
家計簿を終えた後、水を飲みながらテレビを見ていた頃、電話がなった。
すぐに電話を受け取った。
「もしもし〜、海斗〜、元気にしているか?」
「あ、蓮さん!お久しぶりです。はい、元気にしてます!」
今電話をかけてきたのは幸田蓮さん、結衣の兄だ。
「なら良かった。聞いた話だと、東京に越してったらしいな」
「相変わらず耳が早い。誰から聞いたんです?」
「ん?燐がさっき電話していてな。久しぶりにお前らに会えると喜んでいたぞ!」
「あはは〜、燐さんらしい…」
「そこでだな、俺も近々そっちに行こうと思っていてな!久しぶりに稽古をしたいしな!」
…稽古、かぁ…
きてくれるのは嬉しいんだけど、これはしばらく体が動かなくなりそうだ。
蓮さんは、ほとんどのスポーツの分野で活躍している人で、柔道では世界一位、ボクシングは3位とかなんとか…
正式ではないけど、剣道世界一位の人にも勝ったことがあるそう…
そんな人に、僕らは鍛えられた。
常人よりは強い自信はあるが、あの人には勝てるイメージが湧かない…
「あはは〜、お手柔らかにお願いしますね〜」
「そう言うが、鈍っていたらもう一度稽古をするからな!それまでに鍛えておくことだ!」
うぅ…本当に数日は体が動かなくなるかもしれない…
「えぇと、こっちにはいつ来る予定ですか?」
「うむ、それなんだが、明後日には行こうと思っている。」
「分かりました。住所は後ほど送っときます。」
「助かる。じゃあな!鍛錬を忘れるなよ〜」
電話が切れた後、僕はため息をついた。
明後日!早くない!!それまでに勘を取り戻しとかないと終わる!
もう一度、深いため息をついた後、部屋に戻り、ベットに潜り込んだ。
明日からやる事が多くなったな〜
朝起きたら2人を起こして鍛錬してから楓さんの情報を集めないと…
海斗は明日の憂鬱さから逃げるように、眠りについた…
その頃、結衣、健、彩の3人はSFのオンラインバトルをしていたが、時間を忘れて5時間ほどプレイしていたとさ
そこで、健は思った。
バレたら海斗に叱られる!
そうして健は明日を憂鬱に思いながら眠りについた。
結衣は…何も気にせず眠りについた。
※◯◯◯◯◯進行度、5%




