無限に続く廊下に迷い込んだユキとキララ(3)
惑星の上。
夕暮れもすぎて、だんだん暗くなり、下の地面は見えなくなってきている。
「ねえ。どうするの?」ミアお姉さんはみんなに聞く。
屋根の上に座りながらみんな考える。
少し冷えてきた。
建物の中に入れたらと思ったがちょっと前に、がちゃんと窓が破られる音がして、
建物の中にもゾンビみたいな人が入ってきているような感じだった。
下の様子をうかがっているうちに、だんだんと暗くなり、真っ暗になってしまった。
下からあーとか、うーとかの声と何かが動く気配だけ。
「あんた犠牲になりなさいよ…」 ラミちゃんは、ミミちゃんの背中に手をまわして、ミミちゃんを持ち上げる。下のほうに向かって「ほらほら。おいしいわよ…」と言い、そのまま下へと捨てようとする。
「ぎゃー。だめ。あんた。冗談でもよしなさいよ…怖いんだから…」
ミミちゃんは、死にもの狂いな感じでラミちゃんの体にしがみつく。
「冗談よ…いくらなんでも犠牲にはしないわよ… ユキ君に嫌われちゃうし…」
ラミちゃんは言う。
「あたしのことはいいの?」しっぽが太くなったミミちゃんは、ラミちゃんのかわりにララお姉さんのところまで行く。
下からうー。という声がする。
ミミちゃんは体の大きいララお姉さんの背中にしがみつく。
シロは…「あたしの羽がでっかかったら飛んで逃げるのに…」
ソラも…「そうなんだけどね…この星の重力0.1Gとかだったらいいのに…」
ヒメルは…「あたしは、1人で逃げれないわね。みのるお兄さんも一緒じゃないと…
なんとかならない?」
みのるお兄さんは…「そうだな… 朝まで待って…朝日でゾンビが焼かれていなくなるとかだったらいいんだが…」
ヒメルは…「それゲームの話?」
「まあな…だったらいいなぁと思って」みのるお兄さんとヒメルはくっつく。
ミミアは…「TMRで自動ドアを開けることできないの? この屋根に…」とララお姉さんに聞く。
「うん。無理。垂直な壁じゃないと…」下は見えないし…
ララお姉さんは下を覗き込む。
ミミちゃんも下を覗き込む「あたしはちょっと見えるわよ。まだいっぱいいる…」
「さすがネコね… あんた1人で下へおりて、そのへん走り回りなさいよ…ゾンビはみんなあんたを追いかけて行くと思うから… そのすきにララお姉さんのTMRで逃げるのよ…」
とラミちゃんが言う。
「それ。最後にあたしはどうなるのよ…」ミミちゃんはラミちゃんに聞く。
「あんたの尊い犠牲は忘れないわ。次の日。ニンジンを食べたら、ころっと忘れているかもだけど…」とラミちゃんが言うと…
「下におりるのはラミちゃんがいいんじゃない。食べるところいっぱいありそうだし…」ミミちゃんは、ラミちゃんのお腹をつまむ…
ラミちゃんはいつものように、足でどんと踏み下ろそうとするが、考えてからやめた。
「あんたの左耳に、しっぽを入れて、逆の右耳から出すわよ…」と言いながらラミちゃんはミミちゃんのしっぽをつかむ。
「こら。喧嘩しないの… あたしが2人とも下へ捨てるわよ…」ミアお姉さんが怒る。
ミミちゃんはネコミミが垂れる。
ラミちゃんはウサ耳が垂れる。
ごめんなさいとミアお姉さんに謝る2人…
☆☆☆
「でもどうしよう…」ララお姉さんは1人で悩む。
ララお姉さんは屋根を見る。
ん?
何これ?
ララお姉さんは屋根についていた長方形のパネルをはがした。
文字が書いてある。
屋根に文字。
えーと。
長方形のパネルをはがす。
「ねえ。長方形のパネルをはがして…」
みのるお兄さんのスマホであたりを照らしていたが、下に向けてみる。
パネルをみんなではがす。
屋根に書いてある文字が見えた。
「えーと。この屋根に書いてある文字には意味はない……が意味がある」
「は?」ミアお姉さんはどんと、屋根を踏みつける。
「屋根。ぬけるから…ミアお姉さん…」ララお姉さんは言う。
はがしたパネル。ララお姉さんはなにげに、空中にパネルを立てかけるように置く。
「なにこれ…空中に置けるの?」ララお姉さんははがした長方形のパネルを空中に置き、その隣にパネルを並べる。
「あ…」これで…
壁をつくればいいの?
なんで空中にパネルが置けるんだろう…でも屋根の文字には意味はなかったが、はがしたパネルの使い道はある。
「ねえ。あたしのやっているようにパネルを空中に置いて、ならべていって… 壁を作るの…
自動ドアぐらいの大きさにね…」
ララお姉さんはみんなに指示をする。
ミミちゃんはパネルを手にして、空中に置く。
「あ。置ける… じゃあ。並べていくわね…」
ドアぐらいの大きさになるようにパネルを空中に並べていく。
みのるお兄さんはスマホで明かりを照らしてサポートする。
みんな、パネルを並べる。
ちょうどドアの大きさになったとき、ララお姉さんのTMRで自動ドアを開く。
「さあ。行って。図書館に移動するわよ…」
ララお姉さんはみんなの背中を押して中へと移動させる。
最後にララお姉さんは自動ドアをくぐった。
☆☆☆
ユキは下から台を見る。
台はなぜか空中に浮いていた。
上から見ていたときは気が付かなかった。
台の下。ちょうど体が入るぐらいの隙間が空いている。
ユキはしゃがんで移動して、台の下へと体をもぐりこませる。
あ。ある。何か。
手でひねることができる何かのハンドルのようだ。
ユキはハンドルを回るほうへと回してみる。
がちゃん。上から音がした。
ユキは台の下から出て台の上を見る。
ミニチュアの模型は無くなっていた。
そのかわりに、TMRに似たものがある。
はしのほうにLEDランプと、小さいボタンがついているのが違う。
ボタンを押してみた。
LEDランプが青色で1秒点灯してから消えた。
じっとTMRに似たものを見ていると、LEDランプが勝手について1秒してから消えた。
今度の色は赤だった。
また、見ていると赤いLEDがついて消える。
そのままじっと見ているが、LEDはつかない。
ユキはボタンを押してみる。
青色のLEDがついて消えた。
ん?
ひょっとして…
タイミングを見て、ボタンを押す。
青のLEDがつき、その後赤のLEDがついて消えた。
また、タイミングを見てボタンを押す。
今度は赤のLEDがついた。僕がボタンを押すちょっと前だ。
これ、キララが持ってる?キララがボタンを押すと赤のLEDが付く?
ユキは目を閉じた。
キララだったら、どのタイミングでボタンを押すか…
14数えてからボタンを押した。
赤がついた後、すぐに青が付くタイミングとなった。
一呼吸置いてから、また14数えてボタンを押す。
あ。紫のLED。
かちっと音がした。
☆☆☆
めまいがして、目を開けると目の前にキララ。
「ああ。良かった。ユキ君…」
キララは抱きついてきた。
ぎゅうとする。
キララのふかふかのきつね耳を手で触る。
キララだ。そしてきつね尻尾も触る。
キララのほうもユキの体をぎゅっとさらに抱きしめる。
お互いの体温を感じる…
良かった。
キララを見つめるユキ。
ユキもキララを見つめる…
しばらく十分に抱き合ったあと…
キララの目線が後ろのほうを見た。
僕も同時にキララの後ろを見た。
違う。さっきの場所。さっきの場所から移動していた。
渦巻きの廊下でもなく、正方形の部屋でもなく…
ちょうどユキの目線の先に、部屋のはしに自動ドアのようなものがあり、ドアが空いている。
「ねえ。ユキ君の後ろなんだけど。自動ドアがあって、空いている…」キララが言う。
「そっちにもあるんだ。キララの後ろにもたぶん同じように自動ドアが開いているよ」
ふたりは同時に後ろを見る。
「うん。そうだね…」
「ほんと…」
ユキとキララは2人で自動ドアのほうへと歩いて行く。
自動ドアに近づくと、自動ドアが閉まった。
「閉まっちゃった」ユキは自動ドアの前に立ってみたり、自動ドアの横にスイッチがないかを探す。
自動ドアは開かない。
後ろを見る。
後ろの自動ドアはまだ空いている。
「あっちのドアを試してみよう… この感じだと近づくと閉まっちゃいそう…」
キララはユキをそのままそこに残して、逆側にある自動ドアのほうへと歩いて行く。
「ああ。やっぱり…」ユキはキララが近づくと閉まった自動ドアを見て言った。
「だめだね。こっちのドアにも開けるためのスイッチはないよ…」
キララは隅々まで自動ドアのそばを調べているが、スイッチはないみたい。
キララは部屋の中央まで歩いて戻る。
ユキもキララのそばまで行く。
部屋の中央まで戻ると、自動ドアが開いた。
自動ドアの向こうは、また別の空間になっている。
「どうしようかな? 何か普段考え付かないような違うことをすればいいのかな?」
ユキは独り言を言ってから考える。
「そうだね… なんかない? 後ろ向きで自動ドアまで歩いていくとか?」
キララの言葉に、ユキは自動ドアを見てから向きを180度かえて、後ろ向きに歩いて自動ドアまで近づく。
ある程度の距離になると、自動ドアが閉まる。
「どう? まだ自動ドアは開いている?」ユキはキララに聞いた。
いいや。とキララは首をふった。
ユキは後ろを向いて自動ドアを見た。やっぱり閉まっている。
だめなんだね。
キララは、床の上に寝っ転がる。
寝っ転がって、ごろごろと転がって、自動ドアのほうへと近づいて行く。
ある程度の距離になると、また自動ドアが閉まった。
「だめだった」キララはむくりと起き上がる。
しっかし… キララは自動ドアの前にあぐらで座り込んで考え込む。
☆☆☆
うさ耳っ子とネコミミ娘・鳥娘・きつねっ子達はララお姉さんのTMRにより脱出できた。
でも、移動した先は図書館ではなかった。
「ここどこ? あたし間違えた?」ララお姉さんは後ろの自動ドアを見る。
空中に浮かんでいたタイルはばらばらと床に落ちていき、そのせいでTMRにより開けた自動ドアも消えてしまった。
「ララお姉さん? 間違えたの?」ミミアお姉さんはララお姉さんにつめよる。
「いいや。確かに図書館を指定して開いたんだけどな…」ララお姉さんはTMRをいじる。
ん?
なんかおかしい。
TMRのボタンを押そうとしたが押せない。
「何やっているのよ…」ミミアお姉さんはララお姉さんに言う。
「え?。あ…」ララお姉さんが慌てる。
「TMRなんでしまったの?」ララお姉さんの腕から消えたTMRを見てミミアが言う。
「違うの…ありえないんだけど…消えちゃった。あたしのTMR…」ララお姉さんはいつもなら手首のところに仮想インターフェースで浮かび上がるTMR。何をやってもTMRの仮想インターフェースは出てこなかった。
「壊したの?」ラミちゃんはララお姉さんに聞く。
いいや。と首をふるララお姉さん。
自分の腕を下げたり、あげたり。逆の腕を見たりしているララお姉さん。
そのうち、何をやってもダメなことがわかって、ララお姉さんのうさ耳がしょんぼりと垂れる。
「いろいろいじって壊したんでしょ… どうするのよ…」ミアお姉さんがララお姉さんを叱る。
「えー。壊してないわよぉ。もう… 泣いちゃうかも…」ララお姉さんのほうが年上なのに泣きそうになる。
「ほら。いじめないの。ウサギお姉さん泣きそうになっているでしょ…」
狐っ子のミケア・ミレイちゃんがララお姉さんそばに行って、頭をなでる。
シマ君もララお姉さんの隣まで歩いていって言う「ララお姉さんのTMRが出なくなったのはわからないんだけど… ここから脱出する方法を探さないと…」シマ君はあたりを見回す。
シマ君はララお姉さんの両肩に自分の手を置いてから、ララお姉さんの肩に手で体重をかけるような感じで、上にジャンプする。
よっと。両腕で支えて高い目線から見る。
そして後ろも見る。
ちょっと離れたところまで床が続いている。床の向こうは真っ暗に見える。
はしのほうまで歩いて行くシマ。
「げっ」シマは声を出した。
それを見てミミちゃんは歩いて行く。
「うわっ」ミミちゃんは一歩下がる。
「どうしたの?」ミケア・ミレイちゃんもシマ君の隣まで行く。
ミケア・ミレイちゃんは下を覗き込む。
「これ。落ちたら死ぬ?」
正方形の床。その床のはしから下を見ると、真っ暗な空間がある。かなり深そうだ。
下は見えなかった。
シマたちは戻ってきて、逆のはしまで歩いて行く…
「あれ? 急に向こう側が見えた。あそこまでジャンプできる?」
部屋の真ん中からは何も見えなかったが、逆のはしに行くと、急に向こう側が見えて、15メートル離れたところに別の床が見えた。その床の先にはドアが見える。
「あっちへ行ければいいんだけど…無理ね…落ちちゃう…」
上のほうには横から横に板が浮かんでいる。ジャンプして向こうへ行こうとすると、板にあたって、そのまま下へ落ちてしまう。
下を見ると真っ暗だった。
「向こうへ行くには…」シマは床に座り込んであぐらをかいて考え出した。
「あんた。猫だから高いところから落ちても平気でしょ?
ためしに落ちてみなさいよ… どのぐらいの高さか教えて?」
ラミちゃんはミミちゃんの肩をどんと押す。
「あたしは人間。ネコミミと尻尾はついているけど…ネコのように身軽じゃないんだからね…
落ちたら死ぬわよ…
あんたこそ飛び降りてみれば? ウサギジャンプができるんだから着地できるでしょ。
あーそうか。体が重すぎるから、着地しても床にめりこむわね…」
とまた喧嘩を始めそうになるうさ耳子とネコミミの子。
「誰が重いって… 落とすわよ…」その声はミアお姉さん。
後ろから高い高いの要領でミミちゃんを持ち上げる。
「ぎゃー。ごめん。ミアお姉さんのことじゃなくて…」
「うさぎのハーフをからかわないの… 下に捨てるわよ…」
とミアお姉さんは言い、ミミちゃんを床の上に下す。
ミミちゃんは床に座り込んだ。
またミミちゃんのしっぽが太くなっていた。
ララお姉さんは…「からかっちゃだめよ…
さてとどうしよう… 飛び降りてみようかな?」
ララお姉さんはまた、床のはしまで歩いて行って下を覗き込む。
おお。怖い。やっぱり真っ暗。
ララお姉さんはしゃがみ込む。
そして床に寝っ転がって真上を見る。
真上は真っ暗。
真っ暗なんだけど。なぜか明かりによって、地面の床は照らされている。
何気にララお姉さんは、床から腕を伸ばしてまっすぐにしてみる。
そして下を見る。
ん?
あれ?
ララお姉さんの腕の形に真っ黒な空間の中、さらに黒く影がうつる?
ん?
ララお姉さんは腕を動かすと、腕の形に真っ暗な影がうつる。
あれ? 空中に影はできないよね…
ララお姉さんはさらに左のほうへと腕を動かす。
腕を動かすと、影の位置がもっと上側に来た。
ん?
ララお姉さんはさらに床に寝っ転がったまま左にずれる。
そして腕を床から出す。
そして腕を左に動かすと、さらに影の位置が上のほうに来た。
この影の位置。あたしが足を下せばつきそうだ。
ララお姉さんは、おそるおそる、床のはしから足をぶらんと出してみる。
あ。足が床についた。
床はまっくらだったが、地面がある。
ララお姉さんは、足に体重をかけた。
うん。床っぽい。
ララお姉さんは思い切って、床の下の何もないように見える床の上に立ってみる。
あ。立てる。
ララお姉さんはさらに右のほうへとずれてみる。
急に足の裏の地面がなくなった。ちょっとだけ足を下のほうへと動かすと、見えない真っ暗のところに足がつく。
ぎゅっと踏んでみる。真っ黒の床。階段みたいに段差がある。
真っ黒の床に立ってみる。
ちょうどララお姉さんの頭の位置には、みんなが立っている床がある。
ララお姉さんは立ってみた。こつん。
頭のてっぺんに何かがあたり、何かのスイッチが押される。
みんながいる床の下側(ララお姉さんがごつんとぶつけた天井)に明かりがついた。
すると、地面がうっすらと見えた。
地面は上の床ぐらいの大きさで、隣の床が見えたところまで通じている。
ララお姉さんは歩いて行ってみる。
「やっほー。歩けるわよ…」ララお姉さんは下から、上の床にいる人達に向かって言う。
上の床にいる人が下を歩いているララお姉さんを見て…「何? なんで浮かんでいるの?」
「あんた何やっているのよ…」
みんなびっくりしている。
「このあたりだけ黒い床があるの… 降りて来てくれる? あたしが手をのばしてあげるから…」
最初にミミちゃん。
床に座り込んでから、片足だけさらに下にのばす。
ララお姉さんは真下から両腕を伸ばして受け止めるようにする。
ミミちゃんはララお姉さんを信じて飛び降りた。
ミミちゃんをララお姉さんがしっかりと抱きとめる。その後ミミちゃんを床の上へと下す。
「あ。ほんとだ。地面がある…でも、床があるのは上の床ぐらいの場所だけね…違うのは隣の床まで続いていることかな。あまり広くはないわね…
ねえ。降りて来てもいいわよ… ラミちゃんはそっちでも大丈夫だから…」ミミちゃんは、しっぽで横を示す。
「あんたの尻尾。黒いんだから見えないわよ…それにそっちのほうは床がないんじゃないの?」
ラミちゃんは、ミミちゃんがさっき降りた場所から足を下にのばして降りようとする。
☆☆☆
全員一つ下の地面へと降りた。
隣の床があるところまで移動できそうだ。
みんな一緒に下側の床を移動する。
真上に隣の床があるところまで来た。
この上にはどうやって上がるの?
身長が高いララお姉さんの頭がつく位置に上の床がある。
もうちょっと奥へと進んでみる。
ララお姉さんが先頭…
ごつん。ララお姉さんが何かにぶちあたって立ち止まる。
「痛いわね… なにこれ? 壁?」ララお姉さんは両腕を前に出して真っ黒な壁をさわる。
横のほうへとずれてみる。
あ。2メートルぐらい横にずれたら壁はなくなった。
そして壁の向こうにはドアがある。
真っ暗な壁のせいで壁の向こうは見えなかったのだ。
「ドアがあるわね…」
後ろから覗き込んでいたシロが言う。
「ドアがあるからきっと出ることができるわね…」
一行は歩いて行く…そしてドアから出る。
☆☆☆
そのころ… キララとユキは…




