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十数年間眠っていた患者が、その日目を覚ました。
事故で親類縁者や知人を全てうしなったその可哀想な患者は、覚めない眠りについていた。
しかし、事故が起きた日から十数年後。
その患者に、奇跡が起きた。
現在、様々な者達が、目覚めた患者が早く社会復帰できりように尽力している。
何せ、眠っていた時間が時間だ。
茨にかこまれて眠る姫ほどではないが、一人の人間にとっては長すぎる期間だっただろう。
患者にはこれから多くの苦難が押し寄せるに違いない。
しかし、予想に反して驚異的な順応力を見せた患者はほどなく退院した。
現在は、一人暮らしながらも、一般的な生活をおくっているらしい。




