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改訂版。幽霊退治屋セリスと精霊ミモザちゃん。その3

コケー・・・コケコッコー(そうか・・・オメーも大変だな)


「ピッピちゃんも分かってくれる?もうグレよっかなー」


コケ?コケコッコーコケ?(ん?オメー自分が既にグレてるの分かってねーの?)


「そうなの?!私ってグレてんの?!」


コッココケーコケー?(世間一般的な公爵令嬢としての概念でな?」


「うう・・・ピッピちゃんが酷い」


コッコーコケコッコー(まあ、アタイがさっき産んだ卵でも食って元気出しな)


「ありがとう」


衝撃の父のやらかしが判明した夜が明けて鶏小屋にて鶏のピッピちゃんに愚痴を溢しまくる幽霊退治屋セリスでございます。


私がお世話させて頂いている鶏様のピッピちゃんから卵はゲットしたけど、お人好しな父のやらかしでマジで公爵家には後がありません!もう本当に誰か助けて下さい!


助けてくれるなら幽霊退治屋セリスは嫁入りも辞さない覚悟なり!って相手してくれる(資金援助してくれる)男性が居ない所がマジで悲しい所ですわ!


なのでカターニア公爵家の未来は今日の私の遊びに掛かってます!

弟妹達よ!ねーちゃんは頑張って遊ぶね!


・・・なんか語呂がイマイチ締まらんなぁーと思いつつも本日の戦場となる精霊ミモザちゃんとの遊びの場の準備をしましょう。


「・・・・・・・・・ところで光の精霊様と遊ぶのってどうすれば良いかな?」


「知りませんけど?!」


やっぱり天下無双の専属侍女のミミリー様でも知らんかぁ。


「光の精霊様ってどんな遊びを好むのかな?」なら専属護衛騎士のフェナに聞きましょう。


「なんですか?やぶから棒に・・・えーと?光の精霊は頭を使う遊びが好きだと聖典には書いてありましたね?」


おお?!さすが光の精霊様とも関係が深い元聖女なフェナ様!

適当に質問したら大当たりじゃないですか!大好きですフェナ!


うーん?頭を使う遊びか・・・そんなモン将棋しかねえ!って、西洋文化っぽいこの世界に将棋なんてねぇよ!


・・・・・・・・・となると・・・チェスだ!チェスならこの世界にも普通にあります。確かこの世界的に凄く人気なゲームだった気がしますが詳しくは知りません。


「という訳なのでチェスを教えて下さいミミリー様」


「だから朝っぱらからいきなりね?!」


私の何の脈絡も無い・・・いきなりの「チェスを教えろや」要求に若干ビビってるミミリー様だったが、さすが元男爵令嬢様(現在は男爵夫人)は、ちゃんと貴族の嗜みでもあるチェスのやり方を教えてくれましたよ。


そして指導対局開始です。


「い・・・異常に強い?!本当に初めてですかお嬢様?」

指導対局を始めて2局目からいきなり強くなった私に負けそうなミミリー様が真剣な表情になる。


うふふふふー♪♪♪そうでしょう?!そうでしょうとも!

実は私ってば前世では将棋3段だったんですよ~。どうだ凄えだろ~。

駒の動かし方とルールを覚えた私に死角なし!


一時期は「これマジで将棋のプロになれるんじゃね?」とか思って調子こいてましたからね。だって他に遊びが少ない昭和初期のド田舎育ちでしたからね~。

毎日毎日、村の爺さん婆さんの相手をしているウチに地域では1番強くなったんですよ。


でも・・・まぁ・・・調子こいて奨励会に入ったまでは良かったけど都会の将棋少年達にコテンパンにぶちのめされてすぐに諦めましたけどね!

奴らは人間ではありませんね。凄い知恵を持つ野獣達です。


あっでもやばい、チェスが面白いわ~、仕事とか関係なくハマりそう。

将棋とは違う面白さがあるわ~。


「・・・・・・・くう~負けました」

私に負けてめっちゃ悔しそうなミミリー様、うふふふ、ざまぁですわ。


「次!フェナ勝負よ!」フェナをビシィと指差して挑発します。

だんだんと昔の将棋少女な感覚を取り戻して来ましたよ~。


「ええ?!お嬢様?!」


「ええ?!私とですか?」


ん?ミミリーにフェナよ?その何とも言えない微妙な表情は何じゃい?


こうしてミミリー様を撃破した私は調子に乗ってフェナにも勝負を挑みます!

うふふふ~、元将棋3段の力を見せ付けてくれる!




・・・・・・・・・・・・・・・・・15分後。




「調子こいてすみませんでしたーーーー!!」

元将棋3段の幽霊退治屋セリスは元聖女のフェナ様にコテンパンにぶちのめされました・・・と言うかですね?なんか楽々とあしらわれた感じです。


「しょうがないですよ?私はこれでも国内でもトップクラスのプロですからね」


「なんですとぉーー?!」


「あー・・・やっぱりお嬢様は知らなかったんですね?

フェナってチェスの世界だとかなりの有名人ですよ。

新聞や雑誌にもよく出てますよ?」


「だから何でウチで働いているのぉ?!?!?!」


記憶によればチェスのプロってかなりエグい賞金出るんじゃなかった?

そして自分がトップクラスのプロだと一切の謙虚さもなく平然と言い放つフェナはモノホンっすね?百戦錬磨のオーラ感が半端ないです。


「そりゃ、公爵家で働いているのはセリスお嬢様が大好きだからですね」


「お・・・おう?そうかい?

よせやい照れるぜ・・・いやマジでテレましたよ?!

それよりそのチェスの話を詳しく?!」



「えーと?」・・・・・・・・・・フェナが諸々を説明中。




☆このチェスの話は別枠でガッツリやるので全カットです。




「と言う訳で効率良く大金を稼ぐ為にもお嬢様もチェスのプロになったら良いと思います。

素質から見て多分Bクラスまではいけると思うんだけどな~?」


「怖っ?!そんな怖いモンには絶対にならん!お話を聞いてて普通に怖かったですわ!お金は欲しいけど怖いのは絶対に嫌!」


「そうですか?Bクラスの平均年収は7~8千万円(相当)ですよ?」


「うぐ?!・・・その点には魅力を感じますけど・・・でも命の危険もあるんでしょう?」


「ふ・・・そんなの慣れればどうという事もない!」


「だから男前過ぎるのよ!

ん?でもフェナって最低でもBランク以上なんでしょ?いくら稼いでいるのよ?」


「えーと?そうですね~。

・・・昨シーズンは出産とかもあって不戦敗が続きAランク落ちに加えてトーナメントの調子も悪いですから1億円(相当)は割り込みますね。

あっ!ちなみに世界戦で優勝したら「賞金10億円(相当)ですよ」」


「あれ?フェナって前にラーデンブルグ公国でやった世界戦で優勝してなかった?」


「だから何でウチで働いてんの?!賞金10億円(相当)んんん?!?!」


絶不調の今でも収入が1億円(相当)かい!そして過去に10億円(相当)ゲットしてんのかい!

あー・・でも逆に考えりゃそりゃあ公爵家が薄給でも全然気にもならんね・・・一生お金に困る事はないんだから。



計算が面倒くさいのでお金の単位を(円)で表記してますが実際には国際的な金貨が何枚かで話しをしています。



「なんでしたら実家の金庫に預けているお金を個人的に無利子で公爵家に貸しますか?」

フェナ曰く、稼いだ賞金はセキュリティが万全の商家な実家に預けて必要分を仕送りして貰ってるのだか・・・しっかりしてんね。


「うーーーん?それは最終手段にしたい」


前世で身内からお金を借りる怖さは身に染みてますからね~。

万策尽きて首を括る寸前になった時にお願いします。


まあいずれにせよ、そんな恐ろしい世界のプロなんぞ断固として目指すつもりは無いけどチェス自体は覚えましたよ。


こうしてチェスなる遊び道具をひっさげてリボルノ伯爵家へと向かう私です。

昨晩は母にコテンパンに怒られたので馬車での移動になりました。


リボルノ伯爵邸に到着してミモザちゃんが待つ部屋の扉を侍女さんが開けると・・・眩っ?!


《セリスお姉様!お待ちしてました!》

ワクテカ精霊のミモザちゃんのお出迎えです!余程楽しみだったのか昨日と打って変わって今日は物理的にキラキラしております。

あまりの眩しさに侍女さんは逃げましたよ。


「あれ?これ私やらかした?」

ニコニコしながら光輝くミモザちゃんの眩しさにクラクラしながら目を細めた幽霊退治屋セリスなのでした。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




☆さて、ここからは霊視さんαと霊視さんβに加えて大地の精霊王シルバニアさんをゲストとしてお迎えして精霊ミモザへの考察が始まります。

会話は、霊→霊視さんα、シ→シルバニア、イ→イリス、でお送りします。


霊・《うーん?これは?どうなのですかイリスちゃん?ミモザちゃんは輝いてますね。なんか私には光の精霊として定着している様に見えるのですが?

それにしても眩しいですねー》


イ・《そうですね・・・私の見立て違いかな?本当に眩しいですねー。

精霊の事で分からない事は精霊に聞け・・・と言う訳で本日は私の先生の一人でもある「大地の精霊王様」に来て頂きました》


シ・《初めましてアテネ様。「大地の精霊王のシルバニア」と申します。

とりあえずイリスちゃん?寝起きの精霊王を強襲して拉致するのはやめて貰えます?》


イ・《シルバニア先生の寝起きが悪いだけです。私は朝8時にちゃんと起こしてから詳細を説明しています。

・・・ところでアテネ様????って誰なんです?》


霊・《初めましてシルバニアちゃん。ここには拉致されて来たんですね?


それにしても・・・朝1番からこれまた随分な大物を無理矢理連行して来ましたね~。精霊王になんて普通は簡単に会えませんよ?


あっ、ちなみに私は本体のアテネ様ではなく分身体の霊視さんαとお呼び下さい。

ただの分身体なので遠慮なさらずに結構です。

それで?シルバニアちゃんの見立てではミモザちゃんはユグドラシル候補になりそうですか?》


イ・《本体?分身体?ってなにさ?》


シ・《そうですね・・・ミモザちゃんが光を発しているのはウキウキ気分が精霊力に反映されているだけで現在のミモザちゃんの属性は「まだ無属性」ですね。

基本的に精霊は生まれた直後は無属性で外部からの影響を受けやすいんです。

どんな精霊になるかはこれから次第かと思います》


霊・《つまり今はワクテカ精霊発光していると言う事ですか?》


シ・《そうですね。ワクテカ精霊発光です》


イ・《・・・・・・・・・変な造語が生まれた》


シ・《それからユグドラシル候補の話ですけど・・・実の所で次代のユグドラシル候補は「ドライアドのシルヴァーナちゃん」に前から決まっているので現状ではシルバーナちゃんに何かが起こらない限りミモザちゃんは候補外となります。

・・・というかイリスちゃんもこの件は知ってるはずですけど???》


イ・《そう言えばそうでした。すっかり忘れておりました》


霊・《何でそんな大事なことを森を司るハイエルフが忘れてるんです?

うーん?それではセリスがミモザちゃんに接近する事でミモザちゃんの属性が「樹属性」になるという話は本当ですか?》


シ・《それは大いに可能性がありますね。正確には「セリスちゃんと繋がっているイリスちゃんからの影響を受ける」が正しいんですけど》


イ・《私?!》


霊・《ああ、なるほど。一番セリスに影響を及ぼしているのはイリスちゃんですからね》


イ・《そうなの?!》


シ・《だから何で貴女は大切な事を忘れまくってるんですか?

「霊樹シルフェリア」の力を継承しているのはあくまでイリスちゃんであってセリスちゃんではありません。

なので今のセリスちゃんはあくまで人間で人間以上の力はありません。

セリスちゃんの超常的な能力の多くはあくまでイリスちゃんからの「加護」によるものですからね?》


霊・《おお!なるほど!セリスちゃんは「イリスからの加護まみれのカスタマイズ人間」というわけですね?》


シ・《そうですね。カスタマイズ人間です》


イ・《またすごく嫌な比喩ですね?!

そして考察対象がいつの間にかミモザから私に変わっている?!》


霊・《そう言えば・・・イリスちゃんはユグドラシルの候補にはならないんですか?》


シ・《ハッキリと申し上げまして無理です。

なにせイリスちゃんは産まれ持っている「神気」が強すぎて精霊にも霊樹にもなれませんからね》


イ・《え?!私って「神気」を持ってるんですか?!》


霊・《そうですね。まだ幼いですがとても綺麗な神気を纏ってますね。

まあハイエルフ族は「亜神」なので当然なんですけどね》


イ・《亜神?!》


シ・《・・・まさか今まで本当に気が付いてなかったんですか?

先生はハイエルフ族について教えてますよね?

・・・はあ・・・イリスちゃんは、もう少し自分に目を向けないとダメだと先生は昔から言いましたよね?何で自分の事になるとそんなに無関心なんです?

自分に無関心だから何度も死にそうになるほどの大怪我をするんです》


イ・《あい・・・すみません先生》


☆その後、精霊王シルバニアからつい最近も大怪我をした事について目一杯説教を食らったイリス。

これからシルバニアのお説教が長くなるのだが時間の都合により割愛。


ちなみに精霊王シルバニアによるミモザへの考察の要約するとイリスの影響を受けているセリスがミモザの側に居る事によってミモザもイリスの影響を受ける事になる。

イリスは800年前に「霊樹シルフェリア」の力を継承しているのでミモザは「樹属性(緑属性)」の精霊になる可能性が高い。

この辺りを踏まえて話しの続きを読んで貰えると後の展開が分かり易いと思います。



それでは本編の続きをどうぞ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「では本日よりお願い致します」

と、私は内なる闘志を秘めてミモザちゃんにお辞儀を致しました。

決してフェナに完敗したのを気にしている訳ではありません。


《わあ、わたくしチェスは初めてで楽しみです!》


おや?もうチェス盤の準備は終わってますね?しかも駒は「ハイグレードマンモス」の牙製じゃん!ほへ~?お高いんですよね確か・・・さすが裕福なリボルノ伯爵家!


ちなみにプロが使うゲーム盤と駒は運営が用意したきり製と決まっていて対戦毎に廃棄されるんだそうです。


何でも昔、鉄製の駒を対戦相手の頭部を目掛け投擲したり駒に毒を塗ったりしての暗殺騒動が有ったらしいからだそうです。

だからやる事がエグくて怖えっちゅーに!どこの修羅の世界だよ!


さあ!気合い入れてミモザちゃんとチェスで遊びますよ!いくらでも来いやー!

そうして精霊ミモザちゃんとチェスで遊び始めた結果・・・


《あー??お姉様!いやん!私のクイーン取らないでー》涙目ミモザちゃんがカワユス。


「あっはっはっまだまだ青いなー」

勝負事では全然手加減が出来ない大人気ない私です。

だって負けるのは悔しいんだもん!


こんな感じに手始めにチェスの100番勝負から始まったのですが・・・


「調子こいてすみませんでしたーーーー!!!」


さすがは知性の象徴たる光の精霊様です。50戦目辺りから全然勝てなくなりました。

悔しいので今度はプロのフェナを連れて来てミモザちゃんにぶつけましょう。そうしましょう。世の中の厳しさを知るのも大切な事です。


私如きでは、もうミモザ様のチェスのお相手が出来なくなりましたので次の遊びに行きますよ!


「これ王都でも人気のお菓子なんだよ!一緒に食べよ!」お次はお菓子攻撃です!


《わあ?!どれも可愛いお菓子ですね!》


私も育ち盛りの15歳なのでめっちゃお腹空くのです!さあ私もガツガツと菓子を食うぜ!


《・・・セリスお姉様・・・ハムスター見たいな頬になってます。そんな涙目になりながら無理に食べなくても・・・》


「ずびまぜん・・・」


少し大きめなクッキー2枚を放り込んだだけでほっぺがパンパンになって飲み込めん!

ガツガツ食おうとする心に口の容量が追いついて来ない・・・わたしゃ口の容量が極端に少ないんだよな。しゃーない自分に合わせて食うか・・・


《お姉様・・・リスの様で可愛いです》


《・・・・・・》


前歯を使ってポリポリとクッキーを少しずつ食ってたら小動物を見る目で見られた・・・くっ・・・やはりガツンと食わんと食った気がせんのよ。

てか私の観察をしてないでミモザちゃんも食べたら?


《うーん美味しいですね、お姉様》

精霊ってお菓子とか食べれるのかな?と思ったら普通に食べれました。


そんな感じに王都に在るお菓子屋さんを全て制覇するべくお茶会100回耐久試合の開催を挟んでから・・・


「わぁ!ミモザちゃん綺麗だよ!精霊見たい!」

いや、ミモザちゃんガチ精霊だよ?!と自分にツッコミを入れつつ着せ替えお人形大会です。


《可愛い~》着替えをしながら並んだ服に目移りしているミモザちゃん。


「全部セリスお姉様のドレスをリニューアルした物ですわ」


「ありがとうね、ステラ」


聞けばミモザちゃんはベッド生活が長くてほとんどドレスとかを着る機会がなかったのだとか・・・良いんだよ・・・今は好きな服を着なさい。


今回ミモザちゃんの着る服は私のお古を我が妹ステファニーちゃんがリメイクして作りました。

服飾関係の仕事がしたいステファニーも裁縫の練習になると大喜びです。


ちなみにステファニーの双子の妹のクリスティーナは裁縫にはあんまり興味が無いらしく最近は本ばかり読んで自分でも物書きばかりしています。


前は何をするのも一緒だった双子な2人だったのに成人に近づくにつれて大分個性が分かれて来ましたねぇ。


余談ですが私の名前も最初は「セレスティーナ」だったらしいのですが字画的に「カターニア」の苗字との縁起的な相性が悪かったらしく生後一か月で当時お婆様が呼んでいた愛称の「セリス」に改名されたそうです。

確かにセリスって古貴族令嬢らしくない先進的な名前だな?とは思ってました。

10才の時にその話しを聞いたのですがさすがに覚えてないので「へー?そうなんだ?この世界でも字画なんて気にするんだ?」程度の感想しかなかったですけどね。


《えへへへへへ♪今度はこれにします》

恥ずかしそうに青いドレスを手に笑顔が美しいミモザちゃん。


いや、ミモザちゃんもマジで綺麗になって来たわ~神々しいです。

ミモザちゃんの精霊の力に周囲の空気も浄化されたのかキラッキラしてます。


「あっ、それセリスお姉様が作ったんですよ」


《まあ!お上手ですわ!》


ちなみに私の裁縫や刺繍の腕前は「普通より若干上」らしいです。

そんなに大層なブツではないが喜んでくれて何よりっす。


前に冗談半分でヤンキー様御用達である「日本龍の刺繍」をやったら母に「ううん?独創的なデザインで上手いとは思うんですけど・・・何か変ですわ???」

と、かなり微妙な顔をされました。

やっぱりこっちの世界の人でも日本龍の刺繍はヤンキー味を感じるらしいです。


《セリスお姉様!最近はとても楽しいです!》


「そうだね!私も楽しいよ!」


そうなんですよねー。私も遊び盛りの少女なんですよねー。同年代の友達と遊ぶと理性なんてブッ飛ぶんですよ!




☆あんまり作中には出て来ないがセリスには女の子の友人がめちゃくちゃ多いです。

年齢相応にセリスも遊ぶ時には「きゃっきゃっ」としながら友達と遊んでいます。


そして悲しい事に女の子に人気があり過ぎるセリスの周囲には過保護な女友達が多すぎて男達が寄り付けない原因にもなってます。

それをセリスが「自分は男にもてない」と勘違いしています。




そんなこんなで遊び倒して半年も経つ頃には・・・




「おお!ミモザ!」「見えますわ!ミモザが見えますわ!」


《お父様!お母様!》


無事に精霊としての格が上がったのかミモザちゃんはご両親でも視認出来るくらい精霊として安定しました。


妹のステファニーがミモザちゃんを認識出来たのはステファニーに「精霊魔法師」の素養が高かったからだと聞かされたのは大分後の話しになります。


「ありがとうございますセリス様!本当にありがとうございます!」


大喜びのリボルノ伯爵様から仕事延長の御依頼!ついでに臨時ボーナス!

こちらこそありがとうございます!マジで助かります!


その日は晩餐にステーキ追加でしたよ!


それからも毎日毎日ミモザちゃんとせっせと遊び続けて更に半年が経過して・・・


無事にミモザちゃんは上位精霊に昇格して守護精霊ミモザちゃんが誕生!

その加護によりリボルノ伯爵家は大躍進!私への依頼料も大躍進!毎度ありがとうございます!


「セリスお姉様のおかげで私も上位精霊になれました!ありがとうございます!

お姉様に何かお礼したいのでなんでも言って下さい!」


「来年から弟達の学校への入学ラッシュが始まるのに合わせて父の凄まじい王立学校への寄付ラッシュも始まっていよいよお金がありません!

遊びの仕事の一年間の延長をお願いします!いや本当に!お願いします!」





あのな?父よ・・・大概にせんと娘はどっかの誰かと駆け落ちして逃げちゃうぞ・・・駆け落ちする相手もいねえけどな。




そんなこんなで幽霊退治屋セリスと精霊ミモザちゃん。

私達の遊び仲間の関係はまだまだ続く様です。

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