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第24話 大悪魔

ホワイト帝国とバラスト都市連合の国境には大悪魔デミウルゴス率いるホワイト帝国軍と、賢者オースティン率いるバラスト都市連合軍が向かい合っていた。

「まさかこれほどの数の悪魔付きを用意するとはのう。」

オースティンの目の前には3000を越す悪魔付きの軍勢が並んでいた。

「オースティン殿。どうなさいますか。」

「雷王か。お主は儂と共に弟子を率いて共に後方から魔術で攻撃してくれ。まずは機装隊と奴隷戦団が敵に突撃を仕掛ける。その後崩れた敵陣へと猛虎傭兵団と魔剣軍と剣聖が攻め入れ。」

10メートル近く有る巨大な機械と機械甲冑を纏った兵士たちと首に首輪をはめ同じ服装をした男達がホワイト帝国軍へと突撃して行った。それと同時に賢者が様々な魔術を放ち雷王とその弟子達が自信が使える中で最も強力な雷魔術を放った。その攻撃により、300近い悪魔付きが死に多くの悪魔付きが大小様々な怪我をおった。

「キシシシシ、ヤリマスネ。」

デミウルゴスは、そういうと聞き慣れない言語で詠唱を始めた。デミウルゴスを中心に魔術陣が浮かび上がり、それと同時に重症を負っていた悪魔付きが苦しみだし全身から血を吹き出しながら死んでいった。そうしておぞましい気配を放つ魔力がデミウルゴスの周囲へと集まって行った。そうしてしばらくすると魔術陣が強く光り辺りに禍々しい黒い小さな粒が飛散した。

「防御するのじゃ」

オースティンのその指示に従い皆それぞれその禍々しい黒い粒を防御しようとした。しかし、機装兵の装甲を、雷王やその弟子が使用した電気の障壁を、盾や剣や槍を、何も無いかのようにあっさりとその禍々しい黒い粒はすり抜けバラスト都市連合軍へと襲いかかった。そして粒が当たった箇所から、黒い文字の糸の様なものが全身へと広がっていった。最初こそ防げない未知の攻撃にバラスト都市連合軍は混乱したがすぐにその攻撃を受けても、痛みもなく、特に害が無いことに気付き、落ち着きを取り戻した。

「なんだったのだ?今のは。」

雷王は疑問を口にし、しかしひとまず害は内容だったので再び弟子と共に攻撃を再開した。

「よせぇぇぇッ!!!」

オースティンが攻撃を辞めるよう言うが既に攻撃は放たれた後だった。その直後、

「ゴフッ…なッ…なんだッ…ブハァ」

雷王が吐血し弟子たちは全身から血を吹き出しながら倒れ込んだ。その死に様は先程悪魔付きが死んだ死に方にそっくりであった。

「間に合わなかったようじゃのう。」

「キシシシ、ヨクアノジョウキョウデ、コウゲキシテハナラナイト、ワカリマシタネ。」

「複合魔術じゃろう。闇魔術で防御を困難にし呪術でペナルティを設定、契約魔術で条件を設定したといったところかのう。」

「呪いなど俺には効かぬッ!!!」

そう叫んだのは、猛虎傭兵団団長であり、特級職である獣王に就く男だった。

「はぁッ!!!」

Lv7000を越す猛者から放たれた、凄まじい威力を誇る拳がデミウルゴスに襲いかかった。

「キシシシシ、ヤリマスネ。」

しかしデミウルゴスは傷1つ負っていなかった。代わりに悪魔付きの兵士が数十名血を吹き出し倒れていた。

「ぐっ…」

一方の獣王は雷王と違い吐血こそしていないものの苦痛に顔を歪めていた。

「コレヲウケテモ、ココマデヘイキソウニスルトハ、ジュウオウノナハ、ダテデハナイヨウデスネ。」

そう言うとデミウルゴスは再び聞き慣れない言語で詠唱を始めた。

「犠牲王、奴の詠唱を止めるのじゃ!ほかの者は攻撃するでない。」

オースティンがそう言うと犠牲王配下の奴隷兵がデミウルゴスへと向かっていった。

「嫌だッ!死にたくない!」「助けてくれェェッ!」「いやァァッ!」

死を恐れるその声とは裏腹に奴隷兵たちはデミウルゴスにそれぞれの武器を手に襲いかかった。まるで誰かに体を操られているように。そうしてその命を散らしながらデミウルゴスへと襲いかかるも、悪魔付きが死ぬだけでデミウルゴスには傷一つ付けられなかった。そして遂に詠唱が完了した。

「ガァァァァ!!!!!!」

獣王が凄まじい叫び声をあげ全身から血を撒き散らしながら、部下の猛虎傭兵団の団員にその拳を振るった。

「団長!どうなされたのですか!!」

「グルルァァァッ!!!!」

獣王は、そう問いかけた団員の首を引き抜き、その横にいた団員を噛み殺した。獣王は獣の様な雄叫びをあげ完全に正気を失っていた。

「キシシシシ、コレデハホントニケモノデスネ。」

「やむを得まい。悪く思うでないぞ、獣王よ。プロミネンスノヴァ。」

極大の火球が獣王を包み込み焼き尽くした。

「どうすれば良いのじゃ。攻撃すればこちらがやられ、一矢報いようにも、相手に攻撃が通らんとは。」










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― 新着の感想 ―
[気になる点] 行が続くので、読みにくく目がチカチカします。 改行して行間を開けて下さい。 宜しくです。
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