白雪姫の物語
実は人形を見て思いついた話です。
むかーしむかし、サーブルクという国には、それはそれは可愛らしい お姫様がいました。
髪は夜空のような黒、肌は雪のような白さから、皆に「白雪姫」と呼ばれるお姫様。
優しい両親の元ですくすくと成長した白雪姫でしたが、最愛の母が病気で亡くなってしまいます。
悲しむ白雪姫をかわいそうに思った王様は、新しい母親を見つけてきました。
しかし、継母となった新王妃は、なんと魔女だったのです。
魔女は、不思議な魔法の鏡を持っていました。
『鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰?』
魔女は自分の美しさを誇っていました。
しかし、魔法の鏡はこう言ったのです。
『この世で一番美しいのは、白雪姫です』
魔女は怒りました。
自身よりも美しいものが、許せなかったのです。
王様が病気になると、魔女は白雪姫を追い出し、 狩人に殺させようとしました。
しかし、狩人は白雪姫に同情し、彼女を森へ逃がしてやるのでした。
白雪姫は森の奥で、7人の小人と出会い、生活を始めます。
魔女は白雪姫が生きていると知り、自身の手で彼女を殺めようと考えます。
特製の毒リンゴを食べ、横たわる白雪姫を見て、ようやく安堵する魔女。
ですが、白雪姫の葬儀の中現れた王子の真実の愛の魔法によって、白雪姫は息を吹き返し、
そのまま王子の国へ帰り、永遠の愛を誓い合うのでした。
一方、すべての悪事が露見した魔女は、国から追い出され、人々に忌み嫌われてどこかへ去っていきました。
魔法の鏡だけを、持って。
こうして、白雪姫はシュタット・サーブルク両国の懸け橋となり、幸せな日々を手に入れるのでした。
―――スノウ・サーブルク・シュタット王妃の物語より
童話と違って、魔女は死なないで追放されました。




