その25 目覚める女神
ここはイケメンスイッチの中。
Vは時間を惜しんで武玄から真荒神流の技法を学んでいた。
すると、Vの通信機に連絡が入る。
『Vさん、上陸が完了しましたので、いまから奪取作戦に入ります。』
「わかった、くれぐれも気をつけてな。」
するとVから100mほど離れた場所から女性の声がした。
「ほー、わらわが眠っておるうちに珍妙なことになっておるのう。」
その声がマイク越しに友美にも聞こえたのか、急に友美は大絶叫する。
『ちょっとVさん、今女性の声がしましたよ!どういう事ですか?お爺ちゃまと一緒にいるんじゃなかったんですか!!!。Vさん、私に嘘をついてますね!浮気していますね!。』
Vは困りながら友美の言葉が切れるのを待つと口を開く。
「ちがうよ、今目を覚ましたのがこのイケメンスイッチの本体の人だ。シャンバラ様っていう6本腕の女神様だがエヴァン○リオン級に大きいし迫力あるから、お色気展開とかないから安心しろ・・・・いや安心しちゃ駄目だ!」
『ええ!安心できないってことはお色気展開があるってことですか!。』
「ちがうよ、シャンバラさんが目を覚ましたって事はイケメンスイッチが動き出したぞ。金子たちには中国の国境外に退避するように伝えろ。万が一広域のスイッチを使われても大丈夫なように。あと玄太君にも危険を伝えろ。!」
『は、はいわかりました。でも玄太は心配ないと思いますよ。』
「駄目だ、スイッチを持っているのはあの大沢幹事長だぞ。玄太クンは爆発対象だ。」
そこでVはシャンバラに振り返り叫んだ。
「シャンバラさん、大沢幹事長がスイッチを押したら玄太君はヤバイですよね。」
するとシャンバラは気だるく言う。
「ギリギリ爆破対象である。だが鼻水をたらせばギリギリ大丈夫であるぞ」
Vは慌てて通信機に言う。
「玄太君は鼻水たらしたりとか、もうすこし不細工オプションを増やしておいてくれ。万が一に備えて。」
すると友美はケラケラ笑いながら返事をしてきた。
『あはははは、大丈夫ですよVさん、玄太はいまお姉ちゃまに鼻毛を書かれてます。あ、今オデコに『にく』かかれました。これで安心ですよね。』
Vは再びシャンバラを見る。
シャンバラは気だるく頷いた。
Vはほっとして、また通信機に向かう。
「よし、いまシャンバラ様が大丈夫って言ってくれた。いい仕事したぞ、冬美。」
すると冬見の声が聞こえた。
『Vさんの代わりは私にまかせてください。Vさんの代わりにちょっぴり玄太に落書きしました。』
「よしナイスだ。俺はこれからイケメンスイッチについてシャンバラ様に詳しく聞いて対策を考えるから、みんなも最後まであきらめないでがんばってくれ」
『はい、わかりました。』
そこでVは通信機のスイッチを切った。
すると武玄は呆れた顔で言う。
「友美のやつ、シャンバラ様の声が聞こえたとたん、すげえキレかただったな。おめえの言ったとおり、あちゃあそうとう嫉妬深いぞ。」
「ああ、しかも束縛系なんだ。俺みたいな不細工は束縛しなくても大丈夫だって言うのにな。ま、若いうちはあんなもんかもしれないね。可愛いもんだよ。」
そういうとVはシャンバラに近づく。
「シャンバラ様」
「うむ、イケメンスイッチに関して問いたいのだな。許す、言ってみよ。」
「はい、複数面で揃えたときのイケメンスイッチの性能について教えてください。」
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