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その13 涙の決断

眼下の戦いはどうにか敵を全滅させることが出来たみたい。

わたしは最期に、イケメンスイッチに手を振ってポケットにしまった。


すると横に立っている早川莉奈さんは私に向かって怪しく微笑えむ。

「ねえお嬢ちゃん、下の連中は貴方の為に戦って死んでるのに、なんとも思わないの?。」

「ええ、なんとも思いませんよ。これになにかを感じたら気がおかしくなります。私のまわりでは、このくらいの人が死ぬのは日常茶飯事ですから。」


「まあクールね。じゃあ荒川武威はコレを見てどう思うかしら?。」

「・・・Vさんは悲しみます。そして絶対自分が飛び出して援護に行くと思うんです。だからココにVさんが居なくてよかったです。」

「ふーん、なるほどね。まあ確かに私もここに荒川武威が居なかったのは良かったと思うわね。ほかの人間が死んでくれるなら、荒川武威を危険にさらしたくないもの。」


「あ、あと莉奈さん、さっきは毒婦なんていってすいませんでした。」

「まあ、どうしたの?急に素直じゃない。女っていうのはね、好きな人のために嫉妬で必死になってもいいのよ。私は貴方の嫉妬から出た言葉に腹を立てるほど小娘じゃないから大丈夫。」


「でも・・・Vさんが謝りなさいって言ったから・・・。」

「ふふ、あなたって本当に可愛いわね。私も貴方に嫉妬しちゃう、守ってよかったわ。気が向いたらまた荒川武威のために守ってあげるから頼りにしていいわよ。あと私も貴方にちょんとお礼を言おうかな。荒川武威と話をさせてくれてありがとう。またね。」


そう言うと、莉奈さんは背中越しに手を振りながら、大きなライフルを担いで歩いていっていっちゃった。

「ねえねえ友美っち、なんか早川莉奈さんて嫌な感じだけどカッコいいよね。大人の女性って感じで。ちょっと憧れちゃうかも。」

「芽衣!あんなえっちな感じの人に憧れちゃだめ。憧れるなら房代さんみたいな人にしなよ。」


「うーん、そうだね友美っち、房代さんもいいよね。でも・・・・同じ大人の女性なのに夏子さんは憧れないよね・・・。」


そう言って夏子さんの方を見ると。莉奈さんの後姿を写真で撮りながら「良いお尻ですねえ。良いくびれですね。いいねえ」とか言ってるし。

「そだね、夏子さんみたいな大人にはならないように気をつけようね。」


そこで館内放送が流れた

『本日行う予定でした警護隊の決定は、明日に再度投票行った後に行いたいと思います。各国の代表の皆さんは、本日のトラブルによる対応も踏まえて、再度の投票をお願いいたします。投票しめきりは明日の15時です。』


まあ当然ですね。

今日現れた敵に対応できないようでは、イケメンスイッチの警護は出来ないもん。


そうだ。

いい機会なので、私は自分でも認めたくない話を・・・

私は周りの人に思い切っていってみました。

「あの・・・私たちの警護は大黒玄太に頼んでみない?。」


すると芽衣がうぎゃあと怒りだしました。

「嫌だよ。豚太なんか絶対に嫌。あんなキモくてキモい男は嫌!豚太に頼むくらいなら莉奈さんに頼んだほうがずっと良いよ。豚太はいやだよ。考え直してよ友美っち!。」


「芽衣、私も本当は嫌だよ。でもVさんが玄太に頼めって言っていたから。それに玄太は一人でアーマーノイドを10体以上倒せるほどの奴だもの。護衛隊が100人つくのと同じくらいと考えたら、あのデブな体もコンパクトに見えるじゃん。」


「ええ、友美っちどうしちゃったの?豚太はいつか殺そうねって二人で誓い合ったくらい嫌いだったじゃん。」


私はすこしうつむきながら、芽衣に言いました。

「そうだけどね、私はVさんを安心させたいの。きっとVさんが信じる玄太が護衛になってくれたらVさんは安心するんじゃないかと思うの。きっとVさんは安心したらイケメンスイッチ内の修行にも身が入って、その分早く出てこれるんじゃないかと思うんだ。わたしはVさんと一日でも早く再会するためなら三年くらい玄太がまわりをウロウロしてても我慢できるよ。」


芽衣は私の言葉に「うっ」という表情をし、目をつぶりこぶしを強く握る。

「そうだね。わたしもVっちが一日でも早くでてくる助けになるなら、豚太を我慢するよ。」

そう言いながら肩を落とした。


がまんしなきゃ。Vちゃまのためにも我慢しなきゃ。


すると冬美お姉ちゃまも 頷く

「わたしもデブオタク玄太は嫌いだが、Vさんが人類最強のスーパー必殺技を身につけるために集中するためというなら賛成するよ。早くVさんが帰ってくるならそれが一番だからな。」


私たち三人は、いま苦渋の決断をしたのです。


お読みくださりありがとうございます。


天豆冬美マメ知識:15歳。

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