その10 キスの代わりに狙撃を
今まさに友美達がピンチの時、ショッピングセンターの屋上から狙撃用の大型ライフルを構えて眺める女性が居た。
その女性は、スコープの望遠の標準で逃げ惑う友美たちを見ながら、まずはそっとスコープの中に見える赤い十字を友美の頭に合わせて、小声でつぶやく。
「バン!天道友美、今殺せたわね。」
次に夏子の頭に十字を合わせる。
「バン!バン!バン!バン!これで本当ならば天道夏子も殺せた。」
そう言うと、ライフルのボトルをガチャリと引いてライフルに弾を装填した。
「ではここからが本番よお嬢ちゃんたち。覚悟はいいかしら。天道一族はみんな死ねば良いと思うわ。お前達さえいなければ荒川武威はもっと幸せだったろうに。」
そうつぶやくと、女性は引き金を引いた。
ドン!
反動はほとんど無い。
そして女性の覗くスコープのなかで、友美達に銃を向けた男が音もなく頭から血を吹き出しぱたりと倒れた。
そして女性はさらに素早く
つぎのイケメンにもスコープの中で十字を合わせる。
「バイバイ、イケメンさん。」
引き金を引いた。
ドスン!。
この男も静かに頭から血を吹き出し、ぱたりと倒れる。
「どんどん食べちゃいましょうかね」
女性は次々に素早く標準を合わせて、友美達に襲い掛かるイケメンを狙撃した。
恐るべき狙撃の腕である。
そして、通信機で友美のチャンネル8ー01に合わせて言った。
「いま本部方向の敵を狙撃したわ。かなり手薄なはずだから、走りなさい。」
すると通信機から、警戒した様な友美の声が聞こえた。
『あ、貴方誰ですか?味方・・ですよね。』
女性は、友美の質問にイラついた感じの声で答える。
「天道嫌いで、荒川武威のファンの女よ。お前達が持っているイケメンスイッチに荒川武威が入っているのなら、訳のわからないイケメンに達にそのイケメンスイッチを渡せないでしょ。だから、しょうがないから助けてあげる。感謝は荒川武威に言うのね。」
友美は慌てて返事をしてきた。
『あ、あの、ありがとうございます。あなたのお名前は?』
「そうね、今はRとだけ名乗っておくわ。そのうちお会いしましょう。」
そう言うと、Rは通信機のスイッチを切った。
さらにライフルのマガジンを付け替えてスコープを覗きこむ。
そしてスコープを覗き込みながらまたつぶやいた。
「まるでチェリーみたいな顔したイケメンたちね。この狙撃は私からのキス代わりよ。私のキスで昇天しなさい。チュ。」
そして連続で連続で引き金を引いた。
ドン
ドン
ドン
ドン
ドン
狙撃されてることに気づいていないイケメン達は、あたふたしながら次々に頭から血を吹いて倒れる。
敵に歌田芽衣というエスパーがいることが、彼らに狙撃されているという可能性を忘れさせていたのだ。
友美達は走って本部に向かいだした。
その友美を追撃しようとする奴の右胸を撃ち抜く。
ドン
撃たれた男は倒れながらバタバタ暴れた。
さらにもう3人ほどをギリギリ死なない場所を撃ち抜いた。
こうすると、敵は負傷者に気を取られて追撃の手が緩む。
殺すよりも効果的だ。
友美達が駆け抜けるのを確認すると、女性は起き上がり大きなライフルを肩に担ぎ、その場を去った。
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R豆知識:ぶっちゃけネタバレすると早川莉奈。




