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その11 シャンバラVRMMO

すいません、『読者置き去り上等』な内容です(汗。

~~~~~

Vはイケメンスイッチの中でシャンバラの手のひらの上に居た。

「シャンバラ様、次は俺がこのままスイッチから出て友美たちといっしょに戦った場合の未来の可能性を見せてください。10年後くらいの未来を。」


すると六本腕の巨大な女性・シャンバラはけだるげに頷きVの頭をつまむ。

すると、Vの目の前に荒廃した世界が現れた。


Vは一瞬の眩暈の後、まるで宙に浮いたような感覚でその世界を眺める。

「さて、この未来はどうなるんだろうか。」

腕を組んで傍観を決め込んだ。


・・・・・


見えるのは荒れ果てた新宿。

廃墟と化した街に、7人の勇者達が立ていた。


世界中の戦力が壊滅した今、魔王の手から世界を救うことが出来るのは、おそらくこの7人だけであろう。


向かうのは、元東京都の都庁。

この鬼の角のような建物こそ、世界を滅ぼしつつある魔王の居城。

今は地獄城と呼ばれている。

ここの魔王を倒さぬ限り、残った1億人の人類もそう長くはもつまい。


新宿駅の屋上から、この荒れ果てた地獄城を見ながら、リーダーの大黒玄太は口を開いた。

「あそこにいる魔王を倒さぬ限り世界は救われない。だがココから先は最強の護衛たちが待っているだろう。油断した瞬間に無駄に死ぬ。気を引き締めよう。」

玄太の後ろの6人はうなずく。


その瞬間、玄太の斜め後ろに立っていた女性の頭が吹き飛んだ。

「吉祥寺さん!」

いそいで全員が玄太の後ろに隠れる。


玄太の背中に隠れたうちで、一番若そうな青年は震える声で叫ぶ。

「大黒さん!吉祥寺さんが!せっかく108隊を倒してココまで来たのに吉祥寺さんが!」


玄太は両手を広げて仲間を守りながら言う。

「多聞君、落ち着け!。敵は今までの108隊の連中よりもはるかに強力だ。だが36人しかいない。慌てなければ勝てるはずだ。厳島ちゃん、索敵を!。」


すると、少女の可愛らしい声の返事が返ってきた。

「はい・・・ですが、私のESPでは敵が見つかりません。500メート以上はなれているのかもしれません。」


玄太は少し緊張する。

「いきなり大物が現れたな。敵はおそらくオトメスイッチの力により世界中のキリスト教とイスラム教の女性を殺しまくった魔女・・・・早川莉奈だ。5km先からターゲットの両耳をそぎ落としてから殺せるほどの凄腕のスナイパーだぞ。俺の後ろから出ないように建物に隠れよう。」


ジリジリと壁に向かう玄太たちに、急に通信機に通信が入ってきた着信音が鳴る。


うしろの多聞や厳島がビクりと驚いたのが玄太に伝わる。

すると、すぐに通信機から大人の女性の声が聞こえてきた。


『大黒玄太よ、よく108隊を破ってココまで来た。だがこれ以上は進めないぞ。地獄の門番はお前もよく知る早川莉奈だ。お前がいかに鋼の肉体でも仲間はそうでもないようじゃないか。ここでお仲間は死んでもらおうかね。わっはっはっは』


玄太は急いで通信機のスイッチを入れると、相手の女性に叫ぶ。

「もうこんなことはやめるんだ!本気で人類を滅ぼす気か!」


すると通信機のむこうで舌打ちの音がする。女性は返事を返してきた。

『関係ないね!誰が死のうが私には関係ないのさ。一昨日は友美っちがVっちを抱きしめて幸せだって言ったよ。Vっちも幸せそうに見えたよ。だったらそれで充分じゃん!。世界の誰が死のうと関係ないね!豚太も邪魔するなら殺してやるさ!』


玄太はぐっと目をつぶり苦しそうに言葉を押し出す。

「V君は幸せなんて感じないよ・・・・。死体は幸せなんて感じないんだよ。もうこんな事はやめるんだ。」


突然、空中から通信機と同じ声が聞こえた。

「黙れ豚太!Vっちは幸せな顔をしたんだ!私の目にはちゃんとそう見えたんだ!」


驚いて6人は空を見上げた。

すると、声のあたりの空間が一瞬ゆがみ、その空間を引き裂くようにセクシーなシルエットの女性が現れた。

テレポーテーション。


長い髪に、グラビアアイドルのような体。

冷たい目に黒い唇、シャープなメガネをつけた女性だった。


背中には悪魔の羽のような武器を背負い、手には巨大な鎌を持っている。

その女性が、空中に静止した状態で玄太達を見下ろしていた。


全員が恐怖で身がすくむ。

玄太ですら、膝が震えた。


その女性を見上げながら、若い多聞は震える声で呟くのだった。


「あれが・・・、あれが・・・魔王・歌田芽衣・・・。」


少女の厳島は恐怖で頭を抱えてしゃがみこんでしまう。

「む、無理ですよ。こんな化け物には勝てないですよ。」


しゃがんだ瞬間、厳島の頭が吹っ飛んだ。

多聞は慌てて、ユックリ倒れそうな厳島の体を掴み抱き上げる。


しかし、その体にはすでに愛らしかった厳島の顔はない。


多聞は絶叫した

「厳島あああ!!!。なんなんだよココは。どうなってやがるんだよ!。」


すると、今まで黙っていた布袋がすぐに多聞を捕まえて玄太の背中に押しつける。

「動揺するな!魔女の早川莉奈の存在を忘れた瞬間に即死だぞ。今は・・・・逃げるしかない。俺が囮になる。その間にみんな逃げるんだ。」


すると、最年長の福禄もうなずく。

「一人だけで囮が勤まるほど甘い相手ではあるまい。ワシも囮になる。その間に逃げるんだ。そして早川莉奈を倒すんだ。魔王と戦うのはその後だ。」


いうなり布袋と福禄は走る。

玄太は一瞬辛そうな顔したあと多聞と恵比寿を抱え、布袋と福禄と反対の方向に飛び出した。


玄太の後ろから、二人の男の悲鳴が聞こえた。

「うぎゃあああああ。」

芽衣に対して、二人は数秒も持たなかったようだ。


しかし、玄太は振り返らない。

振り返ったら、走る速度が落ちてしまう。


玄太は、体をかすめる狙撃の銃弾を無視して廃墟のビル郡に走りこむ。

数分逃げて、玄太は抱えた二人を地面に下ろした。


しかし恵比寿はぐったりとおろされて起き上がってこない。

よく見ると、頭が半分無い。狙撃がかすめてしまったようだ。


若い多聞は震えながら両膝を抱えた。

「なんなんですか、厳島も吉祥寺さんも恵比寿さんも何も出来ないで死んでしまいました。布袋さんや福禄さんも秒殺ってどういうことなんですか!。まだエスパー部隊すら倒していないのに、たった二人にここまで簡単に殺されるなんて・・・。」


玄太は震える多聞の肩を強く抱きしめると空を見上げ叫んだ。

「魔王・歌田芽衣!荒川餡や兼松美羅、それに夏子さんや房代さんや・・・冬美ちゃんまでを殺して、まだ殺し足りないのか!もう僕達の言葉は通じないのか?もう昔の歌田芽衣は居ないのか!!!」



ここは、おそらく回避できる確立は1%程度もない、絶望的な未来。

upupuiが作り出すであろう地獄の世界だ。


・・・・・・

「シャンバラ様、ありがとうございました。早くも詰んだんでこの未来はもう良いです。」

シャンバラがVの頭を離すと、Vは急激に現実に帰ってきた。


「まったく参ったな。未来は驚くほど手詰まりじゃないか。」

そのVの肩を祖父の武玄が叩く。


「おい、小ざかしいのはてめえの得意技だろ、何とかしやがれや。」


しかし、Vは頭に手を当てて、再度悩みだす。

こんな未来の模索を、もう100回以上繰り返しているが、滅ばない未来がまだ見つからないで居た。

~~~~~


お読みくださりありがとうございます。


魔王芽衣の特徴:やばいくらいセクシー系

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