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日常で世界を変える(新谷編)  作者: mei


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8月30日 放課後

 私は、高田と寺崎の話を聞きながら机で提出物を進めていた。本来であれば、もう終わっているはずなののにな。昨日、宿題をせず寝落ちしてしまったことが原因だ。真紀や楓は既に帰っているから、ここに残っているのは4.5人だった。


 寺崎「明日、何時に行く?」

 高田「そうだね。試合が11時とか言ってなかった?」


 そっかぁ。明日かぁ。忘れていた。明日、サッカー部の全国大会の試合があることを。たしか、明日の初戦は京都の高校じゃなかったかな?みんなが色々話してたけど、全然覚えていなかった。今の話だと、明日のキックオフの時間が11時ということになる。それだと、10時くらいには家出ないと間に合わないな。おそらく、高田や寺崎は藤岡や林たち他の生徒とも合流することになり、私たちはどこにいればいいのかとなるとは想定できる。寺崎は、何やら手でポーズを作って高田にサインを送っていたのだった。


 高田「他の人も来るのかな?」

 寺崎「来るんじゃない?」


 やば、私じゃんかぁ。私のことが視界に映らないように必死に宿題の答えを写し続けていた。すると、二人の話題はサッカー部の話に移り変わっているようだった。どうやら、沢田が怪我をしているそうだ。そんな風には見えなかったけどな。けど、二人からしたらいつも最後はなんとかしてくれるというのが"沢田亮二"という男らしい。エースの沢田、レギュラーの中沢と辰巳がいるのをみると期待もしたくなるものだろうか?すると、次に対戦相手である京都西高校の話になっていた。京都西高校は、昨年も全国大会に出場した高校らしい。そんな高校に勝てるのだろうか?


 寺崎「じゃあ、また明日だね」

 高田「そうだね」

 寺崎「もう、帰るの?」


 高田は帰る準備をしていた。よし、もう少しで終わりそうだ。ここまで時間かがかかっていた宿題も答えを全て写し終えた。あとは、丸つけをすればいい。私は筆箱から赤ペンを取り出した。テキトウに丸つけをしておけばいいか。


 高田「うん。塾行かないと行けないからね」

 寺崎「そうだよね。また、後で連絡するね」

 高田「オッケー。じゃあ、バイバイ」

 寺崎「うん。バイバイ」


 高田は、私の背後を通り教室から出て行ったのだった。高田去った後、寺崎は何かを探しているみたいに映った。何をしているのだろうか?今の私にはわからなかったが、これが私たちを大きく動かすことだとは想像もつかなかった。

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