第三話 取り残された一方の道は
※第三話「取り残された一方の道は」は昏崎悠月視点となっております。また、時系列は第二話と並行しております。それでは、本編へどうぞ。
【プロローグ - 残された三人】
「燎、もし分断されたら面倒だ、お前だけでもすぐに来てくれ。」
「は?」
「まあ仕方ない……私も行くか……」
そうして宵宮と燎は順番通りに行った。
「じゃあ次は私ですかね」
俺も紫の物体に触れようとした瞬間、物体が一瞬変形したかと思うと、消えてしまった。
俺は瞬時に理解した。
宵宮・燎と完全に分断された。
【第一節 - 真面目にやれ】
「え?」 / 「は?」
切り離されたってことであっているんだろうか……
誰が何のために?なぜ?どうやって?
「そうはならんやろ」
「なっとるやろがい」
「……まあとりあえず踊るか」
「?」 / 「え?」
そして俺は踊りだす……!
「ひらりひらりと舞い遊ぶように姿見せたア_ハ蝶~♪ 夏の夜の真ん中月のs――」
「ちょっ一旦ストップ!」 / 「ちょっとストップ!」
「何?」
せっかく踊りが興にのってきてたのに……
「踊ってる暇なんかないんちゃうん?」
・ ・ ・
たッ……確かにッ!!
「じゃあどうにかして宵宮たちと合流する方法を探すか……」
まずはこの青白くて気持ち悪い世界から脱出する方法を模索する必要があるな……
【第二節 - 整理しよう】
「とりあえずここがどういう所か把握しないと……」
うんまじで本当にその通り。
「なんか光っとるキッッッッッッッッッッッッッショいラミエルみたいなんに触れてここに来たはず」
「ラ……ラミエル?」 / 「ラミエルって何?」
「エヴァの使徒」
「それがなんの関係が?」
「いや形が似てるから」
「ああ……そう……(諦め)」
その瞬間だった。謎の地震がここで起こった。揺れが激しいわけでなかったのは救いだが……
「!?」 / 「!?」 / 「!?」
揺れは数秒間続き、やがて収まった。
「え何さっきの地震!?」
「え分からん分からん」
まあここにいる人が分かるわけもないか……
そしてまた怒号のような地震が響いた……
ズガガガガガガーン!!(精一杯の擬音)
「!?!?」 / 「!?!?」 / 「!?!?」
「(某乙_憂太に似せた声で)マタジシン!?」
「どんな声やねんそれに某の意味ないし」
「なんで俺のセリフが可視化されてんの?」
「はいはいメタトークはそこまで」
「これがメメタァ発言」
「?」 / 「?」
「ジョ_ョの奇妙な冒険のネタ」
「ん他マンガぁ!!」
その後も何度か地震は起こった。
しかしながらここには特に物もない。故に落ちてくるものはなく、地震による足の踏み外しが原因で発生する怪我くらいしかまともな負傷はなかった[著者自身による出典です]。
【第三節 - まるで小説のような超能力!】
「みんな無事か?」
「大丈夫」
「問題なし」
とりあえずはみんななんとも無さそうでよかった。
その時だった。円花ちゃんが突然驚いたような表情をした。
「!?」
「!?」 / 「!?」
円花ちゃんの眼を見てみると、その眼は虹色に輝いていた。
「なんか……変なものが一瞬見えた……」
「どんなの?」
「えっと……"緑色の門"……?ってのが」
「なんだそれ」
ふと見てみると、眼は輝きを失っていた。
その刹那、何やら変な声がした!
「だが……忘………………よ。我はい………………らを……る。せいぜ………………。運………………う…………な渦から。」
声は少し砂嵐のような音もし、籠っていた気もした。まずなんで俺ら以外に人が居るんだ?
「なにさっきの声」 / 「なにさっきの声」
少なくとも俺と愛海ちゃんは理解が追い付いていなかったが、円花ちゃんはそうでもなかった。
驚いていたわけではないが、すこししかめていたような面をしていた。
またもや、彼女の眼は虹色の輝きを発していた。
「…………さっきの声が鮮明に聞こえた」
「なんて言ってたん?」
「えーっと確か……『だが……忘れておくなよ。我はいつでも貴様らを殺せる。せいぜいもがくことだ。運命という大きな渦から。』って?」
「いやよう覚えてるな」
「これは記憶力◎」
「これで中学のテストも余裕やな」
「これは慢心◎」
「は?」
「もう一週間後なんですよ」
「え!?」
「この世にはいってはならないことがあるねん」
すると、目の前にラミeウォッホンゴッホン謎の八面体が現れた。
「あ、これがさっき言ってた"緑色の門"のことやねんけど……なんであっちから?」
「なんか誘い込まれてる?」
【最終節 - 合流】
ひとまず目の前に現れた"緑色の門"……? とやらに入るとしよう。
「アリーヴェ帰ルチ」
気づいたとき、俺は緑色で構成されただけの青白の世界のような場所に飛んでいた。
「……(かすかに)あの記憶力お化け」
あれ、宵宮いんじゃん
次回!第四話「覚醒」!
乞うご期待!




