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吾輩は猫を拾ってまいった。《更新不定期》  作者: 月末了瑞
猫視点

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17話:鬼婆の再々来どすえ。

 あかんたれと、そんな追いかけっこをした後日、まあた性懲りも無く鬼婆がきはりましたわ。


 ほんま暇人どすなあ〜。人間はそんなに時間を持て余してはりますのん? せやけど、なんか今回は、あかんたれがめっちゃ怒られてますねん。


 なんや、なんで紐を尻尾につけとるんや! とかなんとか言われてはりますな。なんのこっちゃさっぱり分かりゃしまへんけど、これうちには関係ないおすし、寝とってもええどすか? まあ、あかんたれに聞くことでもないさかい、勝手に寝てもええんやけど……。


 なんや、鬼婆がうちを獲物でも見るような目つきで睨んできよるさかい、こりゃえらいことになりそうや……。そう思ったんも束の間、うちの勘は正しかったみたいどす。


 鬼婆のカサカサの手がうちの麗しいボディに伸びてくるやありまへんの!? うちは堪らんなって、逃げたんやけど、なんや結託しとりはったん?! あかんたれがうちを捕まえて、鬼婆に差し出そうとしはるんよ! うちはこんなところで死にとうないんどす! 辞めてくれはりまへん? そう叫んでも、あかんたれは聞く耳持ってくれはりまへんねん。


 ほんま、人間は強情な生き物やわ。こっち来よらんで! そう騒いでも、なんのこっちゃあらへん。うちの努力の甲斐もむなしゅうに、引っ捕まえられて、尻尾についとった紐を首に巻き始めるんよ。


もう何されるんか分かりゃしまへんから、うちも必死に抵抗してたんやけど、そんなん無意味やってな、最終的には首からチリンチリンうるさいのがつけられてしもて……。せやけど、尻尾の時より幾分マシやな。邪魔なんは変わらんけど、寝とる時もうるさかったさかい、これくらいなら堪忍したろ。


 うちはそう思て、しゃあなし我慢したったんどす。

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