日本を救う会(政党日本を救う会、佐藤内閣・人工頭脳による僻地の医者不足の解消)
諸田財務大臣は、それに続けて話しをした。
「医者が全ての医療情報を把握するには、限界がある。人工頭脳による診断と治療方法の方がはるかに正確だ。」
佐藤総理大臣は、それを聞きながら、
「私も、聞いたことがある。人工頭脳が60代の女性患者の白血病の病名をわずか10分で見抜いたそうだ。」
「その患者は、半年に渡って、大学病院で治療を受けていたが、症状は改善しなかっそうだ。」
「ところが、その人工頭脳の診断と治療法に従った所、数ヶ月で快方に向かい、回復したそうだ。」
アクチ内閣官房長官は、落ち着いた雰囲気で話出した。
「人工頭脳の進歩は目を見張るものがある。人工頭脳の診断と治療は、現代の最高の治療をすべての人に可能にする。」
「しかも、日本では、医者の数が不足しているのではないか?人工頭脳はそういう問題も解決するのではないですか?」
「例えば、イタリア、フランス、ドイツでは医者の数が人口1000人当たり3.5人です。でも、日本は2.1人です。」
「この医者の数は世界的に見ても少ない方です。世界の平均は3.1人です。」
佐藤総理大臣は、考えながら、しゃべり出した。
「アクチ先生が仰る通り、日本では、医者は大都市に集まり、地方では、無医村と言われる医者のいない場所が沢山あります。」
「また、診療科による医者の偏在という問題があります。産科、緊急、小児科、外科など特定の科目で医者が足りないです。」
「私が、昔、八丈島の友達の所へ遊びに行った時の話をしましょう。」
諸田財務大臣は、知っているという顔で、
「東京都の八丈島だな。あそこは、確か、人口1万ぐらいで、交通機関は飛行機と船だと思ったが。」
「診療所があるんだが、どうなんだろう?」
佐藤総理大臣は、よくご存じでという顔で、
「亜熱帯の島です。良い所ですが。。。友達が途中で、お通夜に行かなければならないと。」
「どうしたんだと聞きますと、友達の友達が病院で亡くなったと。まだ、32歳です。奥さんと小さい子供が泣いていると。」
「島の病院で亡くなった。と。。。」
諸田財務大臣は、ふーんという顔で、
「重病だったのか?」
佐藤総理大臣は、うーんという顔で、
「重病ではないんですね。友達は、医者が良くないと。」
「離島に来てくれる医者は、若く経験も少ない、しかも、2-3年で交代する、次々と新人が送り込まれるんです。」




