永琳「たすけて…」
久しぶりの投稿!
皆さんお久しぶりです!またここで連載をしていくことにしました。
これからも東方楽々記をよろしくお願いします。
何とか鈴仙を復活させたが、そのまま凄い勢いで小屋をでていった。永遠亭に帰ってしまったのだろう。
捨て台詞に
「楽冶さんのバカー!」
と真っ赤な顔をしつつ涙目で言うので、さらに追い討ちをかけようとしたんだけどね。いや~。可愛かった。
「ちょっと楽冶。鈴仙に何をしたのよ」
「軽く悪戯しただけだぞ?てゐよりも良心的な」
「もう。あんまりあの子をからかっちゃダメよ?すぐに恥ずかしがるんだから」
「そうだな気をつけるよ。それより永琳。お前さんが料理運んでくれ。鈴仙の代わりに」
「しょうがないわね」
鈴仙が逃げたのを見て注意しに来たのだろう。まあ永琳も本気で怒ってるわけではないので、軽く返事をしておく。
と。急に爆発音が聞こえた。多分、輝夜と妹紅が何かで喧嘩したのだろう。あの二人の喧嘩は弾幕ごっこじゃなくて、殺し合いだから結構激しいんだよな……フランとか弾幕ごっこで死に掛けるけど。
まあ。このタイミングでやってくれているのは好都合。
てゐと鈴仙は帰ってしまったし、輝夜と妹紅は殺し合い。つまり食卓には二人しかいないということだ。
つまり永琳が次のターゲットだな。
「二人ともハデにやってるな」
「そうね。先に食べましょう。待っていたら冷えちゃうわ」
「そうだな。食べるか」
二人の殺し合いを見ながら朝食。
普通に見たら気持ち悪いだろうが、弾幕ごっこじゃなくても弾幕を使うから綺麗であるし、アレが飛び散る瞬間とかを見ない限りはそんなに気持ち悪くはない。
「相変わらず料理美味しいわね」
ふふふ。その台詞を待っていたぜ永琳さんよ。
小さかったときに食べさせられた、ジェル状のアレ!あの悲劇は一生忘れないぜ!
「そうか?まあ永琳の料理よりはマシだろうが……」
「っ!?……何のことかしら?楽冶に料理を作った記憶はないわよ?」
「おいおい。とぼけなくていいだろ?あのジェル状のアレを忘れたとは言わせないぞ?」
「なっ!?覚えて!?」
「るんだなこれが」
驚愕の表情を作る永琳。いいねいいね。いつも冷静で知性的な顔をしてる永琳の表情が変わっている。
何かレアな感じで得した気分になるな。追撃はやめないけど。
「まったく。俺じゃなかったら吐いてたぞアレは」
「な、な、な!?」
「あ。永琳も食べて気絶したんだっけ?ご愁傷様」
「そこまで知ってるの!?」
「焦ってる永琳可愛いな」
「は!?」
「永琳顔真っ赤~」
「ちょっと!からかわないで!!!」
やべえ可愛い。
うん。二人はまだ決着つきそうにないな。
「ま、まさかそれで鈴仙は……」
「鈴仙はな~。ちょっと言えないな。アイツが死んじまう」
「そ、そう(ウドンゲ。そんな恥ずかしいこと言ってたのね)」
「それにしても、まさかあそこまで料理下手だったとはな」
「う、うるさいわね!やったこと無かったから仕方ないでしょう?」
いやいや、いくら作った事なくてもアレはなくね?
明らかに酢の量が半端なかったんだが。酢って主な味になるほど入れるものじゃないよね?
舐めろよ。味見しろよ。
「まあ何だ。また作ってくれよ」
「嫌よ。どうせバカにするんでしょう?」
「しねえよ。手伝ってやるから。今度から」
「いいのよ。また気絶したくないし」
「そんなこと言わずにさ。ほら。料理できる女性って結構魅力的だと思うし?」
「……そうなの?」
実際知らないけどな。
こうすればやってくれるかなー。と思って言ってるだけだ。特に意味はない。
「俺は好きだけどな。一緒に料理作れる女性」
妖夢しかり鈴仙しかり。ルーミア?うーんもうちょっとだな。
「……分かったわ。練習しましょう」
「おお。ま。調味料ミスしなければそんなにマズくはならんさ」
「ふふふ。料理ができる女性ね……」
何か急に怖くなったな……やめたほうがよかったか?
おっと。そろそろ殺し合いが終わりそうだ。この話をやめとかないとバレてしまう。
そろそろ永琳にもご退場願いましょうかね。
「あ。あと永琳」
「今度は何?またからかう気?」
「いやいや。今度は警告だ」
「警告?」
「まあ聞いた方がいいと思うぞ?」
「ふうん……じゃあ聞いときましょうか」
永琳の耳に近づいて一言
「部屋の右側のタンスの上から三段目の左側の引き出しの中にゴハッ!」
ドタドタドタ っと急いで走る音がした。
おそらく引き出しに入っているものを、処分しに行ったのだろう。
その中には、俺が着せられた 小さい子が着る用の永琳と同じ服 が入っている。
閉鎖中に小説書きためできなかった……
ここは何とか思いつきで乗り切る!




