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東方楽々記  作者: COPPE
第四章 竹林の奥の怪しい建物。つまり永遠亭
117/223

過去話の過去話

なんて書ける訳がなかった



朝起きて、目を擦りながら考える。

今日はどこに行こうかな……楽冶の家でいいや


実際のところ私は暇人である。

そんな私は、朝起きたら今日どうするか。選択肢が殆ど無い。

バ輝夜のところに乗り込むか。慧音のところに行くか。楽冶のところに行くか。


最近は近い為か、楽冶の家に行く事が多い。




「おはよう楽冶」

「また妹紅か。暇人だなお前」

「あなたに言われたくないわよ」

「俺はこれでも忙しいんだよ。毎日の生活に」

「働いてないくせに」

「働いてないんじゃない!働き口が見つからないんだ!」

「はいはい」




最近。楽冶の駄々っ子状態にも慣れてきた。

それは私にしては珍しく、仲良くなった証拠ともいえる。何でなんだろうか。楽冶にはあまり 壁 というものが感じられないのは。




「永遠亭にでも雇ってもらうか……」

「っ……!」




何気ない一言が、私の心を抉えぐる。

それは明らかに、憎い相手と楽冶を会わせたくない感情。私の親しい相手とアイツが、仲良くなって欲しくない心。




「妹紅」

「……何?」

「そんなに輝夜が嫌いなのか?」

「何言ってるの?そんなわけないじゃない」

「思いっきし顔にでてたぞ?」




そんなに顔を顰めていたのか?とか割と敏感なんだ。と色々思いつつ諦める事にする。




「そんなに顔にでてた?」

「純粋な笑顔と同じくらい顔にでてた」

「……分かりやすそうで分かりにくい説明をありがとう」

「いやいや。それよりも……理由を聞かせてくれるか?」




そうよね。そうくるわよね。

楽冶の顔を見ても全然分からなかった。心の中で嘲笑っているのか。好奇心なのか。はたまた助けようとしてくれてるのだろうか。

私には分からない。


けれど親友……とまではまだと思うけれど。信頼はできるし、仲のよい楽冶には話してもいい気がした。













私の生まれていた時代。その時の輝夜のこと。そして父のこと。

作者の文章能力が無い故に私の説明は殆ど省かれた。


まあ楽冶には伝わったからいいけれど……

そしてその楽冶の感想




「八つ当たりじゃん」




そう。そうなのだ。それに気付いてもその気持ちを殺し、生きる為に。生きている実感を得る為に。私は輝夜と殺し合いをしてきた。


けれど、改めて言われると再認識する。八つ当たりだなあ……って。




「そんな事言われても仕方ないけど……殺し合いは重要なのよ」

「そうなのか?」

「私も輝夜も蓬莱人。長く生きすぎて……口では説明できないけど、生きているって実感を得たいのよ」




そう。口では言い表せないけれど、心の中はそんな感じ。

何かを欲しているというか……




「ふむ。よく分からないが……本人がいいのならいいのか?」

「…………」

「それでもできるだけやめてくれよ?物騒な事は」

「分かったわよ」




慧音にも言われてるし、他に何か見つけたほうがいいのかもしれない。

だから今日は、この後に人里まで行ったのだ。何かを見つけるために。













「くっ。輝夜のやつ……」




永遠亭の兎が一匹来たかと思ったら、わらわら現れて運ばれてしまった。

そう。永遠亭へと。




「よく来たわね妹紅」

「来てない。目は大丈夫か?」

「連れて 来た のよ。私が」

「強制連 行 だ。行かされたのよ」




相変わらずムカつくやつだ。




「それで?何の用?」

「あなたが最近来ないからね。暇だったのよ」

「奇遇ね。私も暇だったのよ。最近イライラしててね!」

「ふふ。今勝ち越しているのは私よ?そう簡単に勝てるかしら?」

「ほざけ!たった三回の差!私達にとっては大したものではない!」




久しぶりの。輝夜との殺し合いが始まった。













その頃の楽冶




「あっれ?確かこっちだったような……」


短いけれど許してちょw


あー。眠い。午後1時30分起床

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