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凄い勇者だった俺が美少女勇者をプロデュースした件  作者: 穂麦
第2部×第4章 凄い勇者と流水の大精霊
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俺は目を覚ました 『禿げろ、禿げろ、禿げろ……』

すみません。

前回投稿から凄い魔が空いてしまいました m(_ _ )m

 星穿ちとの戦いを終えた俺は眠りに落ちた。

 その眠りの何とも心地よかったことか。


 眠りの中でどのような夢を見たか?

 それは覚えていないが、きっと素晴らしい夢だったに違いない。


 だが次に目を覚ましたとき、俺は悪夢を見ることとなる。


 そう。

 悪夢は目を覚ました先にあったのだ。


 目を開けた先に広がっていたのは白い天井。

 ベッドの脇にある窓からは、茜色の光が差し込んでいる。


 ──これが世界を救った俺への仕打ちか。


 窓の向こう側から声が聞こえる。

 この声が教えてくれるのだ。

 俺の身に降りかかった災いを。


 あまりにもな結末だ。


 夏休みの思い出。

 前半は性悪ドラゴンのせいで魔王と戦った。

 後半は星穿ちと戦った。


 俺は熾烈な争いに勝利して生き残ったのだ。


 それなのに──。


 このような仕打ちが待っていようとは。

 世界とはなんとも残酷な場所なのだろうか。

 運命はそれ程までに俺が憎いのか。


 白い天井の広がるこの場所には、薬品のの臭いが立ち込めている。


 朝日の差し込む窓の向こう。

 そこには再会を喜ぶ少年少女の声。


 この状況では受け入れざる得ない。

 我が身に降りかかった災いを。


 そう今日は──始業式。


 ここは騎士学校の保健室。

 俺の体は、清潔なシーツが敷かれたベッドの上。

 なぜ、こんな場所にいるのだろう?


 思考に靄が掛った状態はしばらく続いた。

 だが時間と共に、寝ぼけていた頭が徐々に覚めていく。

 そして思い浮かんだのは、美しいが故に尚のことムカつく奴らの笑顔。


 大魔導師共(ヤツら)の仕業だ!


 シルヴィアとイザベラ。

 無駄に美系なアイツら。

 俺が寝ている間に、ここに放りこみやがったな。


 俺が始業式(Xデー)を迎えても慌てなくていいように。


 ヤツらなりの配慮なのだろう。

 俺が始業式に遅刻しないようにと。


 だが起こして欲しかった。

 船からココに運び込むまでの間に、起こすチャンスなどいくらでもあったハズだ。


 外を眺める。

 なんとも眩い朝日なのだろう。

 目に染み込んできやがる。


 朝日の眩しさを言い訳に、いつしか両目を手で覆っていた。


 そう。

 受け入れざる得ない。

 俺の夏休みは、世界を救う対価にご臨終なされた事実を。


 外から聞こえる。

 部活動をグランドで行う生徒の声が。

 徐々に登校途中の生徒たちの話し声も増えてきた。


 彼らの再会を祝う声。

 俺には別の意味が含まれているように感じられた。

 ”お前の夏休みは終わった”と。


 心が抉られるかのようだ。


 両目を覆った手の下。

 涙は流さなかったが、もう決壊寸前であった。


 *


「えぇ~、であるからして……」


 講壇にはイザベラ。

 相変わらず、長話の業は健全らしい。

 始業式を迎えたヤツはイキイキとしている。


 その理由は、生徒が全員無事に集まったのが0.1%。

 長話を行えるのが99.9%といったところか。


「誰も欠けることなく今日を迎えられたことを……」


 ほんの数日前まで命懸けの戦いをしていた。

 それが嘘のようだ──むしろ嘘であって欲しかった。


 あれは平穏を目指す俺が経験していい世界ではない。

 戦場に生きる傭兵なんかが過ごすべき日常だ。

 魔王や星穿ちと戦う傭兵が、全体の何パーセントなのかは知らんが。


 なんで俺は魔王×2と殺り合ったり、世界を滅ぼす星穿ちを仕留めたりしたのだろう?

 この世界は、ブラック企業の類なのだろうか?


 少なくとも、11歳児に割り振っていい労働環境ではないと思う。


 色々とおかしい。

 俺は平穏に向かって努力しているハズだ。

 それなのに、真逆の方向に全力疾走をしている気がしてならない。

 同じことを少し前にも考えたような気もするが。


 はぁー。


 だが、ここで嘆いても仕方がない。

 すでに俺の夏休みはご臨終なされたのだ。

 供養がてら毎度恒例の儀式をするとしよう。


 周囲を見回す。


 そこで発見したのはフェル。

 少し日焼けをしている。

 ブリットに振り回されたのだろう。


 輝かしい青春を送りやがって。

 ついでにお前の頭も輝かせてやろう。


『禿げろ、禿げろ、禿げろ……』


 とりあえずフェルに元大勇者の呪──元大勇者の祝福を送っておいた。


 他には?

 再び周囲を見回す。


 そして見つけたのは白髪。

 ふむ、今回はいつもよりも早いタイミングであるが始めるか。


『禿げろ、禿げろ、禿げろ……』


 俺が祝福を送ると、彼は体をブルッと震わせた。

 元大勇者の祝福は問題なくラゼルの毛根へと届いたようだ。


 ──?


 おかしい。

 いつもなら来るはずなのに。

 ラゼルに祝福を送ると。


 ジト目がチャームポイントの天敵からの祝福が。

 椅子の下をゴンッと足で。


 不審に思い周囲の魔力を探ると、やはり後ろにいるようだ。


 視線を感じる。

 ふむ、これは行動に移す寸前といったところか。

 ダムが決壊を迎える寸前のような、重苦しい空気を感じる。


 ──大人しくしていよう。


 魔王を退けて星穿ちをも倒した。

 そんな俺は、力を失った今でも人類最高クラスの戦力なのだと思う。


 だが、後ろに座る天敵は相性が悪過ぎる。

 全く勝てる気がしない。

 あとバカ友(シルヴィア)我が妹(コーネリア)にも。


 *


 始業式が終われば、数日後には騎士学校祭が始まる。

 どっかのロリババア校長が職務放棄して、俺らが作るハメになった形代を焼くアレだ。

 色々と出し物があるため、今からソワソワしている者たちも多い。


 ふっ、若いな。

 その日は俺(主にケットシー)が準備した出店で、青春の思い出を作るがいい。


 ついでに、俺の目の前で青春の1ページを作っているヤツがいる。

 きっと悲しみと恥辱で真っ黒なページになるだろうがな。


「俺と付き合って下さい」

「おととい出直してきて下さい」


 教室のど真ん中で、告白をしたのはマグニール。

 すでに2周目へと突入している。


 何が2周目なのか?

 騎士学校の女子全員に振られてついに──いや、これ以上はやめておこう。

 いくらなんでも哀れ過ぎる。


「酷い」

「あんなことを言わなくったって」

「もっと相手のことを考えてもいいのに」


 などと非難の声を上げているのは女子。

 皆、目が死んでいるラゼルの周りに集まっている。

 長い休みのせいで、女子はラゼル成分が不足していたようだな。


 ちなみに、上記の非難はマグニールに向けた物だ。


 告白をし過ぎて、女子からの評価は最安値を更新しているようだからな。

 ヤツがどんな振られ方をしようとも、慰める女子などいるはずがない。

 今やみなが告白された女子に同情するほどだ。


「今年中に3巡目をしそうな勢いね」

「幼馴染を慰めてやったらどうだ?」


 教室の真ん中で、青春の一ページを黒く塗りつぶしたマグニールに容赦のないカティア。

 これが幼馴染ゆえの距離感というヤツか。

 

「えっ、なんで?」


 俺の一言に、心底意味が分からないという表情で言葉を返してきた。

 彼女の頭の中に、幼馴染を慰めるという選択肢はないようだ。


 *


 始業式を終え教室に戻り、マグニールの黒い青春の一ページを目撃した後のことだ。


 生徒の注目は、騎士学校祭に集まっている。

 だが夏休みを過ぎた俺達には、もっと別に考えねばならない事があった。


 今日は授業など存在しない。

 教室で教師の話を聞いた後は帰る事になる。

 だが久しぶりの再会ということもあり、教室や廊下で友人と長話をする者たちが多い。

 俺もその一人なわけだが。


「どの科に入るか決めたか?」


 窓際に寄り掛かるラゼル。

 くそっ、このイケメン──いや、この年でメンと付けるのはおかしいか。

 なら男子でイケチャイルド?

 略してイケチャイ?


「私は総合科にしようかと思っています」


 おっと。

 話が進んでいた。


 ラゼルが振った話題は、今学期からどの科に入るかという話。


 騎士学校は前学期と後学期とに分かれている。

 前学期は、全員が同じ科目を学ぶ。

 だが後学期は、色々な科に分れて学ぶことになる。

 もっとも大半は同じ科目で、一部だけ違う程度であるが。


「イリアはそういう感じだよな」

「そういう感じとは?」


 笑顔で返した。

 だが、何か含みのある笑顔だ。

 魔王(我が妹)のスキル”笑いながら怒る”を発動させたか。

 そろそろ、どこか遠くに返却して欲しい物だ。


「……いやなんでもない」


 様々な科目を均等に学ぶ総合科。

 可もなく不可もない科。

 すなわちラゼルはイリアを地味だと──


「クレスはどの科に入るのですか」


 ヤバッ。

 また考えが顔に出ていたようだ。

 イリアが先程と変わらない笑みを俺に向けている。


 平常心だ!

 誤魔化せ俺!!


「俺も総合科だな」


 うまく誤魔化せたか?


 イリアの顔からは、先程の迫力は消えている。

 大丈夫だな。


 顔に出やすいことに定評のある俺であるが、今回は誤魔化せたようだ。


「ふふ、一緒ですね」


 イリアは嬉しそうにしているが、毎年大半の生徒が総合科を──まあ、いいか。


「お前なら武術科しかないと思ったんだけどな」


 俺を脳筋扱いするな。

 ちょっと頭が可愛いだけだ。


「そういうお前は武術かなんだろ?」

「当たり前だ」


 お前こそ脳筋──だと言えないのが悔しい。

 ラゼルの爽やかさが、脳筋臭を消し去っていやがる。


 コイツの訓練風景を見た女子が、キャーキャー騒ぐ未来が目に浮かぶようだ。


 あっ、イメージの中で騒ぐ女子の隣でマグニールが血の涙を流している。

 そのままラゼルに呪いをかけてやれ。


 ついでに歯軋りをして睨んでいる武術科仲間よ。

 ラゼルに集団で襲いかかれ。

 持たざる者の苦しみを教えてやるんだ。

 返り討ちにされるだろうけど。


「またバカなことを考えているだろ」


 油断した。

 また顔に出ていたか。

 だが何を考えているのかまでは読めなかったようだな。 

 俺とて成長しているということさ。


「クレスは深い考えがあるのだと思います!」

「自分に言い聞かせてまでクレスを守らなくてもいいぞ」


 ラゼルめ。

 俺の評価を潰しつつ、名誉に攻撃を同時に行うとはな。


 ラゼルもまた成長しているということか。

 少々、成長の方向が間違っている気もするが。


 *


 寝て起きたら始業式だった。

 そんな悲劇を経験したが、この犠牲は無駄ではない。

 和の楽園は守られたのだ。


 だが、起こしてくれても良かったと思う。


 シルヴィアめ。

 イザベラめ。


 この恨みいつか──ダメだ。

 何かすれば、利息付きで返される未来しか思い浮かばない。


「……様」

「お、おぅ」


 いかん。

 話の最中だった。


「話を続けてくれ」


 話を促すと、報告の続きが始まる。


 今いるのは、ケットシー長老宅。

 始業式が終わると、すぐにここへと来た。

 和の楽園のある街(未だに名前なし)の状況について報告を受けるためだ。


「水流の大精霊様の力により、上空にあった魔力の異変は解消されました。念のため、しばらく様子を見ることになるでしょうが」


 あんな苦労をして、問題が解決しなかったら泣いていたところだ。

 様子見は必要なようだが、とりあえずは問題が解決して良かった。


 近いうちに、俺も確認をしに行こうと思う。

 俺の頭が覚えていてくれればだが。


「また、今回のことで勇者ギルドの課題も見えてきました」

「突出した物がないのは痛かったな」


 あの場にいた彼らに文句は無い。

 むしろ絶賛したいほどだ。

 及第点以上の働きをしてくれたのは確かだろう。


 だが、突出した物がなかった。


 全員が平均的。

 欠点がないから応用が利くが、長所がないから突破力が弱い。

 格上相手では、突破口を開くのが難しいだろうな。


「なっ!」


 目を見開いて見せた明らかな動揺。


 お前。

 俺を侮り過ぎていないか?

 気持ちは分かるが。


「そっちで分かっているだろうから何も言わないが、早めに対策を考えた方がいいだろう」


 俺なりに気付いたことはある。

 だが、コイツらよりも良い考えであるとは思えない。

 丸投げしよう。


「今回の件で何かあったら教えてくれ」

「え、えぇ」


 未だに動揺を引きずるか。

 俺の頭を見くびり過ぎだ。


「そういえば、星穿ちの魔核を売る先は決まったのか?」


 今回得た最大の報酬。

 それは、星穿ちの魔核だと思う。

 珍しい上に質も高いからな。


 だが大きさは通常の魔物とさほど変わらず、拳サイズでしかない。

 だが、高く売れるハズだ。


「星穿ちの魔核は研究素材としてガーラント王国に卸す予定です」

「その理由は?」


 国に研究素材として売るのか。

 研究素材にするよりも、もっと高く売れる所もありそうだが。


「より高額で取り引きできるであろう場所もあります。ですが今回の件は勇者ギルドとして動いたので、やはりギルドの名を売る方が良いと判断しました。そもそも高額になり過ぎて誰も買えない代物ですから」

「そうか」


 とりあえず頷いておいた。

 これ以上深い話を聞いても、脳がオーバーヒートするのが分かったから。


「研究所に息の掛った者を潜り込ませることに成功しましたしね」

「……そうか」


 やはり、黒い権力への着地で終わった。

 俺は手を組む相手を間違ったのではないだろうか?

 そんな不安を感じざる得なかった。


 *


 太陽が眠り夜が訪れた。

 外の通りを歩く人の声が徐々に小さくなり、生活の息吹は僅かしか感じられない。


 自宅の2階にある自室。

 窓際に置いた椅子に深く腰掛け、夏休みの思い出を振り返る。


 ~夏休みの前半~


 ミハエルに性悪ドラゴン(デュカイン)を押しつけられた。

 デュカインのヤツは、もう性悪ドラゴンを本名にすればいいと思う。


 ヤツのせいで、魔王と戦うハメになったな。

 しかも2体と。


 色々とおかしい。


 そう言えば、魔王はどうなったのだろう。

 聞いた話によると撤退したらしいが、奴らに何があったのか?


 ~夏休みの後半~


 和の楽園のある街上空が変なことになっていた。

 それを解決するために流水の大精霊と取り引きをした。


 こちらもミハエルがキッカケだ。


 その結果、ダンジョンに潜って星穿ちと戦った。

 間違いなく世界を救ったな。


 アレが育ち切ると星の力が一気に減るからな。

 農作物が育たなくなったりして本当に危なかった。


 だが、なんで天軍は動かなかったんだ?

 それに星穿ちがあそこまで育っているのに、星に悪影響が出ている様子が出ている話を聞いたことがない。


 ~今日~


 寝ていたら、夏休みが終わっていた。

 久しぶりに泣きたくなった。


 まあ、いい。


 俺の夏休みは、異常に濃いものになってしまったが。

 もう少し穏やかな物であって欲しかったが。

 文句はタラタラだが。


 思い出ができたと割り切れば────無理だ。


 いくらなんでも濃過ぎる。

 ムリヤリ飲みこんだら胃もたれを起こしそうな程だ。


 だが、もうやめよう。

 色々と考えても、起こったことが変わることは無い。

 この話はもう終わりだ。


 椅子に深く腰掛けると、脳裏に纏わりつく嫌な想像を振り払うため視線を窓へと向けた。


 外に広がるのは夏の夜空。

 窓からは星の光が部屋へと注ぎこまれている。


 涼しげな光景だ。

 だが少し蒸し暑さを感じる。


 立ち上がって窓を開けた。


 僅かな隙間から夜風が入り込み頬を撫でる。

 少しばかり暑さを忘れられたが、それは僅かな時間。

 すぐに夏のほてりを体が思い出す。


 だが先程までよりもはマシだ。

 再び椅子へと戻る。


 誰にも邪魔されず、静かな時が流れていく。

 ときおり感じる夜風が、この瞬間に彩りを与えてくれている。


 ようやくゆっくりできた。

 少し遅過ぎる気もするが、遅い夏休みを今だけでも楽しむとしよう。


 ときおり肌を撫でる夜風。

 窓の先に見える星々。

 少しの蒸し暑さ。


 夏の蒸し暑さ。

 日本を思い出す。


 魔法を使えば冷やすのは簡単だ。

 だが少しもったいない。

 しばらく楽しもう。


 深く椅子に腰かける。

 柔らかな風が窓の隙間から流れ、夏の暑さをさらっていく。


 今日を夏休み最後の日だと思って過ごそう。


 適度な角度に調節した椅子に体重をかけて夜風を楽しむ。


 夜はまだ長い。

 太陽が顔を覗かせるその時まで、この時を楽しもう。


 そしてどれだけの時が過ぎたことか?

 心地よい時に満足した俺は、瞳を閉じたまま寝付いていた。

 すでに夏休みは終わっているが、それでも夏休みを満喫できた気がする。

 などと自分に言い聞かせることにした。


 他にも色々と思う事はあるが、一つ確かなことがある。

 それは、ようやく俺の慌ただしかった夏休みが終わりを告げたという事だ。


 明日からは、また平穏を目指して頑張ろう。

 来年こそは子供らしい夏休みを過ごすために。


 未来に光を見た気がした。

 だが、次の瞬間には無駄という言葉が頭が──。


 このまま平穏とかけ離れた日常を送るのではないか?


 まだ見ぬ未来に思い描く嫌な想像。

 確信に近い想いと共に、そっと胸の奥にしまい込む。


 そして未来への絶望を希望(妄想)で上書きする。


 大丈夫だ。

 俺の未来には、平穏な日常が待っている。

 絶対に。


 こうして自分の未来へ想いを捏造したながら、俺の夏休みは終了した。

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