収穫祭
エナに言われてルリはリアに自分の事をどう思っているのかを気持ちを確かめる為ある提案をしてそれを今日実行する日であった
エナはその事をセシリフィア姫にも話すとセシリフィア姫は直ぐに乗って
「いいですね!そうすれば少しは前に進むことが出来ますし」
「うん、それに今日ならきっと大丈夫…だって収穫祭だから」
そう、今日この学園は年に一度の収穫祭…つまり祭りであった
エナはそれもわかって提案をした
この収穫祭で男性が女性に赤い花、女性が男性に白い花を贈り合うとその2人は結ばれるというどこかで聞いた事がありそうな言い伝えがあった
その話をリーラに聞いたルリは
「そうだったんだね…じゃぁ、リーラも誰かに白い花を贈るの?」
「や、やめてくださいよ〜、そういう話は好きですけどそういう相手いませんよ。
私、これでも理想は高いのです
残念ながら、私の理想の男性はこの学園にはいないので私は街の露店に足を運んで楽しむとします」
リーラがそういうと首飾りからリリーが出てきてリーラの肩に乗る
「食べ物でしゅか!?わぁーい、僕も行きたいでしゅー!!!」
「なら、リリーさん私と一緒に行きましょう。」
リーラがリリーに声をかけるとリリーはそれを承諾する
そして、リーラがルリをみてどこか複雑そうにでも優しく背中を押す
「リーラ?」
「正直なところ…私、まだリアさんがルリさんにしてる事許せないんですけど…ルリさんはリアさんの事信じてるんですよね?
だから、その白い花を持っているんですよね」
リーラの言葉にルリは頷き白い花を見つめてリアの事を話し始めて背中を押してくれたリーラにお礼をいう
「……うん。リアが私にどんな気持ちを持っているのか分からないけど…私もリアに対する気持ちを整理つけなきゃいけないから
ありがとうリーラ…お祭り楽しんできてね
リリーは迷惑かけちゃダメだからね?」
「お礼なんていいですよ。それに、もしリアさんがルリさんに赤い花を渡せばそれはリアさんがルリさんを選んだと同じ事ですから…きっと上手く行きます……まぁ、上手くいかなかったらそれこそ雷を脳天直撃させてやりますが……」
リーラが笑顔でルリに言って最後の怖い言葉は小さすぎてルリの耳に入って来ず首を傾げるがリーラは何事もなかったかのように手を振ってリリーと一緒に街へと走っていく
2人の様子を見届けるとルリは周りをみる
学園中に飾られた赤と白の花
「……綺麗だなぁ」
その飾られた花々をみてルリは息をもらす
そして、エナに言われた通りある場所へと向かおうとするが
「……あら」
「…レーナさん」
レーナが大量の赤い花を持ってルリの目の前に現れる
ルリは、その花束を見てレーナに好意を寄せている男性がとても多い事にモテるんだなぁっと思っていると見つめられて嫌だったのかルリを見下ろして
「いつまで見てるのよ……嫌らしい」
「え、そんなつもりで見つめてた訳じゃないんだけど…気分害したらごめんなさい」
レーナに言われてルリは直ぐに謝るとさらに悪態をついて一本の白い花をある方向を指して出してルリもその方向に目線を送ると
レーナ同様にリアが女性に白い花を沢山貰っているところが目に映り
「私もこれからリア様にこの白い花を渡してくるの。他の女はどうだか分からないけど…私がリア様から赤い花を貰うから
あんたはそこで見てなさいよ……クスクス」
と言って、レーナがリアに近寄り声をかける
そして宣言通りリアに白い花を贈る
リアは表情こそは変わらなかったが白い花を受け取りそして赤い花をレーナに渡してしまった
それを直視したルリは何も言えなくなり白い花を握ってどこかへと走って行ってしまう
「……どうして…走ったのかな」
走って学園の中庭に設置してある噴水近くに腰を下ろして白い花を見つめる
そして、どうしてか先程自分は見てはいけないものを見てしまった気に課せられて早くどこかへと逃げたい遠ざけたいと思ってしまっていた
リアに白い花を贈り気持ちに整理を……っと思っていたのにやはり、心のどこかでは怖いと思っているのだとルリは悲しそうに目を伏せている
「あ、れ〜?妖精ちゃーん」
「……リエウェカ」
悲しそうに目を伏せていたら、リエウェカが笑顔で近寄って目の前までやってくると赤い花をルリの前に持って来てルリは顔を上げる
「受け取ってくれる?」
「……ごめんなさい、それはできない」
リエウェカのお花を受け取り拒否するとリエウェカは凄く驚いて理由を聞く
「だって……私、リエウェカの事嫌いじゃないけど、それは恋愛とか恋とかではなく友情だから」
「へぇ……なら、僕は今正に振られちゃった訳か。本当に君の事好きなんだけどな」
リエウェカがルリの顎を指でぐいっとあげて真剣な表情で見つめる
その表情にはいつものおちゃらけ要素は1つも感じなくてとてもカッコいい男性にしか見えなかった
それで一瞬心がぐらついたとはルリは自分を心の中で叱咤してリエウェカから顔を反らすとリエウェカがルリの身体を押して
「…そんな顔をして……どこまで僕を弄べばいいのかな君は」
と言うと、リエウェカがルリの身体を押し倒すと覆い被さりルリの身体を上から下までじっくりと見つめる
「弄んでなんかしてない……私は…私は」
「あー、はいはい。好きな人がいるんだよね?その人の為だけに想いを届けたいんだよね……だからそれに真摯に向き合う君はとっても素敵だよ
でもさ、その想いを届けたい人が今のこの状態を見たら君の事失望するんじゃないかな?」
ルリはその言葉に今自分はリエウェカに手をかけられそうになっているのだと気づき起き上がろうとするが、リエウェカの方が圧倒的に力が強く押し退ける事が出来ずにリエウェカが服に手を伸ばす
「や……やめて!…リエウェカ可笑しいよ!!
私の事無理矢理手に入れたくないってこの前言ってたばかりじゃない」
「うん、言ったけど……もぅいいや。
君が僕に染まるなら…リアに……あのいけ好かない奴の表情を激情させられるならそれに越した事はない」
と言って、ルリの制服のリボンを取って肌を露わにさせる
ルリは恥ずかしさと怖さで身体を震わせて涙を浮かべればリエウェカは首元に唇を落とす
「……っ」
「うーん、思った通り妖精ちゃんの肌はスベスベで柔らかいや……チュ」
感触を味わうように首筋を吸ったりしてルリの表情を見て楽しんでいる
ルリの泣いてる顔にリエウェカは貰ったであろう白い花をルリの上に落とすと
ルリの体を味わうようにゆっくりと舌を這わせて舐める
「うん、君には白がお似合いだよ。
君みたいな白い花を僕の色に染められるって思ったらその表情も堪らなくそそられるよ……」
「……やめ…て…助けて……リア」
その一言を呟いた瞬間リエウェカの身体は何かに思いっきり蹴られてぶっ飛ばされる
ルリがそのぶっ飛ばした相手を見ると激情して怒りを露わにしているリアの姿があり
リアがぶっ飛ばしたリエウェカに近寄ると胸ぐらを掴み上げて睨みつける
「……どういうつもりだ」
「やっぱりきたよね。まぁ、分かってたけど……この戦線布告しただろ?
それを実行したそれだけだよ……ルリを僕に染められるなら方法や手段を選ばないことにしたから」
リアの言葉にリエウェカが嫌らしく笑いながら言えばリアが渾身の力でリエウェカをなぐり手を震わせながら
「……ルリを泣かす奴は……俺の敵だ。
その面二度と見たくない…失せろ」
リアから出てくるオーラに殺意を感じたリエウェカはそれを楽しそうにしながら立ち上がって
「あぁ……その表情たまらないなぁ…これだから君もルリも飽きないんだよね
まぁ、今回は君の怒りも見れたし何よりルリの泣き顔見れて眼福眼福〜〜」
そう言い残してリエウェカは魔法でその場から消えるとリアがリエウェカに対して怒りを通り越して敵だと脳内で変更する
そして、ルリは泣いていた
「うぐ……ヒック……ヒック…」
「……ルリ」
泣くルリにリアが声をかけるとルリの身体はビクッとなりリアを見る事が出来ず震わせながら
「……やだ…見られたくなかったこんな姿……リアにだけはあの姿見せたくなかった……
失望したよね…軽い女だって思ったよね」
泣きながら言うルリにリアはしゃがむと自分の来ている制服をルリにかけるとそのまま抱きしめてルリを自分の胸の中に入れる
「……思うわけないだろ」
「…でも、私……リエウェカに身体のあちこちに唇を落とされて……」
先ほどされていた事が頭の中に流れ込み身体を震わせていると
「……どこだ」
「……えっ?」
「どこに唇をつけられたんだ……」
リアがルリの目をみてリエウェカに触れられた場所を聞かれてルリは震えかながらもつけられた場所を指で指すと
「……ルリ」
と言うと、リアがルリの唇に自分の唇を落とすと先ほどの震えが嘘のように止まり涙も止まるのだった




