報告会と勉強会
ルリがリアの説教が終わる頃丁度教室にセシリとエナそしてリエウェカが入ってくる
2人が3人を見れば
「あれ?セシリにエナ…それにリエウェカどうしてここに?」
ルリの言葉に3人は軽くため息をつき、リアが軽く頭を小突くとルリは首を傾げて頭に疑問符を浮かべるとサッとリエウェカがルリの手を握って顔を近寄らせて
「はーい、森の妖精ちゃん!よく分からなくて小首を傾げる君も素敵だよ。そうだ、その顔をもっとよくみせ……がはっ!!!」
リエウェカの巧みな言葉使いにルリはそんなに日は立っていないはずだけど相変わらずだなぁ〜っと思っていたらエナとリアが息を合わせてたんじゃないかと思うほど息をピッタリにしてリエウェカに落石魔法とリアの拳がリエウェカの腹に同時に当たり撃沈するとエナが見下すように目線を送り
「……変態は滅びろ」
「あははは…エナは相変わらずだねぇ」
エナの態度が相変わらずなのにもルリは苦笑するとセシリフィア姫が3人がここにきた理由を話す
「ルゥ、私達は定期的に集まって報告をするって言ったの覚えてますか?」
「覚えているけど…今日だったの?」
セシリフィアの言葉にルリはいくらなんでも昨日の今日では報告するような事がないなぁとか考えているとエナが
「ううん……定期的に集まって報告しようとは言ったけど、明確にいつ報告するか決めてなかったからそれを決めようと思って今日集まったの」
「な、なるほど…」
「本当は時間に余裕のある私とエナで決めようかと思っていたんですけど、どこから現れたのかリエウェカも来て今に至るんです」
セシリフィア姫の話を最後まで聞いていると、ルリはリアを見るとリアは初めて聞いたというような顔をしていなくて確認するように聞く
「え、じゃぁ…リアが私をこの教室まで連れてきたのはただ説教するためだけじゃなかったって事?」
「説教するだけでわざわざ遠い教室を選ぶか……説教するだけなら違う空き教室でする…ただ、俺もさっきルリが1人で悩んでいるときにセシリから連絡があってな」
と言って懐からブレスレットのような物を取り出して、ルリはそう言えば入学する直前にセシリフィア姫と連絡が取れるようにと彼女から渡された連絡手段であるブレスレットを自分も渡されたことに気づいて腕を見れば、3時限目が終わり4時限目が始まる瞬間の時間にセシリフィア姫から連絡が入っていたのを今見るとルリは慌てて謝る
「ご、ごめんなさい……使い方よく分かってなくてセシリから連絡きたの今知った」
「そうだろうなとは思った……だから、俺はお前を探していたら…ややこしい事になっていた」
リアがまだ若干説教タイムの時の余韻が残っているようにルリを睨むと、ルリはサッとセシリフィアとエナの後ろに回り込んで隠れるようにするとちょっとだけ顔を出して
「うぅ〜……ごめんなさぁい」
その様子にセシリフィア姫が穏やかに笑った後にルリの頭を撫でれば「大丈夫ですよ」と優しい声色で話せばエナもルリの頭を撫でればリアを見る
「リアも……元々怖いんだから…少しは抑えなよ」
「……悪かったな、元々こんな顔だ」
エナの言葉にリアは不機嫌になるとフゥと息を一つして最初の話に戻る
「で、報告会についてだがどうするんだ?」
「色々とエナと相談したんですが、リアとルゥは当分授業をずっと受け続けるのですよね?なら、今から1ヶ月後に行なわれる魔法学科試験に1度集まりませんか?
1ヶ月あれば、私もエナもそれなりに究極魔法について研究が進んでいるはずですから」
セシリフィア姫の提案した内容にルリは見上げるような形で見れば魔法学科試験について聞いて
「あれ?説明されてませんでしたっけ?
この、学園は1ヶ月に1度魔法の試験があってその試験の点数によってはクラスが変わる事があるんです。
まぁ、私達のクラスはよっぽどのことがない限り編入とかはされないと思いますけど」
「え、じゃぁ…もし、魔法試験で悪い点数だったりしたら特別教室でも降ろされちゃう事があるの?」
ルリが急に心配になり不安な表情を浮かべるといつのまにか復活していたリエウェカがサッとルリの肩に手を置いて顔を決めて話しかける
「大丈夫だよ、妖精ちゃん。君がもし仮に降ろされちゃう事になっても僕が君の隣にいてくれればそれは自然と特別な存在となるから変わりはしないのさ」
「…リエウェカ」
リエウェカの言葉にルリは顔を上げて見ると、リエウェカはそのまま顔を近寄らせて
「だから、妖精ちゃん。僕のき……ガゥァッ!!」
ルリの唇を奪おうとすると、頸動脈をキュッとリアが締めればリエウェカが倒れてエナは大きくため息をつくと
「…救いようのないバカね」
「……リアの前でやるのが間違ってますよね」
セシリフィア姫もエナに同意して背中に隠れていた不安げなルリをみては安心させるように頭を撫でて
「ルゥ、安心してください。ルゥが魔法学科試験であまり思わしくない点数を取ったとしても特別教室のクラスから降ろされることはないですよ」
「えっ、なんで…だって…特別教室は究極魔法を……」
セシリフィア姫の言葉にルリは顔を上げて究極魔法を取得するためにはそれなりの魔力も学力もなければ取得なんて出来ないのではと思っているとエナがある一冊の本を空間から取り出してあるページを見せる
そのページには1人の獣耳の生えた男が載っていてルリが「この人は?」と尋ねるとエナが
「この人は……
五大賢者の1人[雷の中にいる鷹 ライトボルレイド]
この人は昔魔力もなくて学力も他の四大賢者と比べると乏しかった。でも、究極魔法で最も破壊力がある黄魔法[スパイラル・ライトボール]を開発した天才でもあるの」
「へっ?なんか矛盾してない??
学力も魔力も乏しかったのにどうして究極魔法を…」
首を傾げるルリにエナはライトボルレイドがどのようにして究極魔法を取得したのかを説明をする
「これは、父から聞いた話なんだけど……ライトボルレイドは魔力も学力もなかったけど5人の中で一番体術が長けていたの。
それを父達は魅了されて、試しにライトボルレイドに父達が開発していた究極魔法を教えたら体術1つでそれを取得したの」
「えっ!?そんな事できるの!?」
「もちろん、そんな人間離れした事は人間ではできません。ライトボルレイドは獣人族でもあったので人間よりは丈夫に作られてはいると思います。それに、ライトボルレイドは獣人族の中でも力持ちで気が優しく誰にでも手を差し伸べる人徳がある方だと言うのもあって慕われていたみたいですね」
「ふぇぇ〜〜そんな事もあるんだね」
セシリフィア姫とエナの話を聞いてリアもさっき授業の魔法歴史の授業で五大賢者の話をしていたと話した後にルリは自分がわかっている五大賢者を1人1人上げていく
「えっと、今の所知っている賢者は
[エンプレスウッド(翠の女帝)]ラリアマイト
[雷の中にいる鷹 ]ライトボルレイド
エナのお父さんはなんて呼ばれているの?」
「私の父は[風の蓬莱]アーラン・ソーブラ
後は[炎の淘汰者]ダークネアルマ
[水の女神]ガータリーネス
かな」
ルリの質問にエナは残りの賢者の名前を教えればリアが「きっと学科試験にも出る」と言われて覚えておこうとノートを取り出して書き始めるとセシリフィア姫が
「ルゥ、わからない事があったら気軽にそのブレスレットに連絡してくれれば私教えますよ」
「それは、有り難いけど…セシリはセシリでやる事が多いんじゃないの?」
セシリフィア姫の申し出にルリは嬉しいと思うが同時にセシリフィア姫の負担になるのではと考えると頼むのが気が引けているとエナがポンッと音を立てて
「……なら、毎週のこの時間は勉強会という事にして……お互いの分からないところを補い深めていけば良い……うん、名案」
エナの提案にセシリフィア姫も「それはいい考え」と同意するとリアがちょっとだけ困惑したのか確認を始める
「反対するつもりはないんだが、勉強会と報告会は別々って事か?」
「……うん、別々。勉強会は毎週のこの時間。報告会は月毎の試験が終わった時にやるの…きっと、ルリもリアも授業だけじゃ分からない事多いと思うし私達も研究ばかりだと煮詰まると思うから良い案だと思うんだけど…ダメ?」
エナが明確に勉強会と報告会の日程とその目的を説明すると、リアは「いや、少し理解してなかった」と話した後に勉強会と報告会の事を賛成する
「でも、そうしてくれると嬉しいな。私やリアがいると教室でクラスの人が意識しちゃって復習とかどうしようって考えてた所だったから」
ルリの言葉を聞いてセシリフィア姫がリアを見るとリアが察してバツが悪そうな顔をして
「……言っとくが俺は…」
「大丈夫です、分かっていますから。なら、勉強会やる事は私達の為にもなりますからエナ提案してくれてありがとうございます」
「ううん…本当は報告会の日程だけのつもりだったけど、今日こっそり魔法使ってルリ達見てたらなんか大変そうだと思ったから」
エナの行動にルリは嬉しくなって手を取って笑顔で褒めた後にお礼を言うとエナはあまり言われないためかどう反応すれば良いのか戸惑いながらも顔を赤くして
「……大した事じゃない」
と言ってそろそろ午後の授業が始まるから行くと言って教室から出るとセシリフィア姫も「では、また」と言って教室を出る
リアとルリも教室を出ようとするとルリが止まって未だに倒れているリエウェカに近寄って
「リエウェカも勉強会来れたら来てね」
「……」
そういえばルリはリアと一緒に教室を出て午後の授業に向かうとリエウェカはスッと起き上がって頭を抑えながら
「……本当、妖精みたいな子だよね」
と呟くのだった
では、またお楽しみに!!!
スランプに陥りましたので暫くお休みします




