第12話
新作書きたい症候群が発症した為、色々書いては消してを繰り返してました...仕事忙しいし、暫く先になりそうっすね新作
とりあえず現実とダンジョン物を今考えてます
統一歴2年6月25日
聖教圏は大騒ぎになっていた
聖教十字軍ジルトラン王国侵攻軍の壊滅と同じく膠着していたドルデシュタット公国戦線支援に出撃した聖教十字軍第3空中艦隊の壊滅のダブルパンチが効いたのである
第3空中艦隊は工業国であるオルチニア神聖共和国とその属国群の艦船で構成されており
重1等空中戦列艦『オルニット』を旗艦とし
重1等空中戦列艦6隻
飛竜騎士団搭載空中戦列艦12隻
1等空中戦列艦12隻
3等空中戦列艦26隻
5等空中戦列艦45隻
艦載戦闘フリゲート211隻
飛行補給艦57隻
飛行輸送船32隻
という大艦隊だった
ドラグリア大陸の艦船の武装は艦体側面に多数の魔導砲(魔法を砲弾代わりに放つ)を中心に甲板部に旋回式の大型魔導砲を設置しており、射程距離こそ短いがその破壊力は恐るべきものだった
数の暴力で接近し砲撃を叩き込む戦術が主だった
3等空中戦列艦は砲戦よりも艦載戦闘フリゲートを運用する為に側面に格納庫が設置されている構造となっている
そして今回もその様に近接戦闘が行われると思っていたが
「全艦、ミサイル発射! ぶちかませ!」
迎撃する為に出撃した同盟連邦機構軍ドラグリア大陸派遣艦隊の第1艦隊提督のアルフレート・ヴェルナー大将(昔パリに飛行ロケット砲艦を用いてV1飛行爆弾を叩き込んだあの大佐 昇格した)の命令と共に放たれた対艦ミサイルによる超遠距離戦から始まった
第一艦隊はクレイン型飛行母艦『ベルリン』を旗艦とし
グラーフ・ツェッペリン型空中空母2隻
ヌーヴォー・ドンレミ型ミサイル戦艦2隻
雷槍型飛行駆逐艦20隻
の25隻で構成される第1艦隊とは別に正教圏のドルデシュタット公国の保有する改装済みの全艦隊が一斉に対艦ミサイルを発射した
ドルデシュタット公国艦隊は重1等空中戦列艦『ドルデシュタット』を旗艦とし
重1等空中戦列艦1隻
飛竜騎士団搭載空中戦列艦1隻
2等空中戦列艦2隻
5等空中戦列艦20隻
の24隻と小型空中戦闘フリゲート80隻で構成されている艦隊だった
ドラグリア大陸圏の空中艦船はかつてのガレオン船の様な構造となっており平時に置いては貨客船として使用する事で利益を上げられるので多数の艦船を揃えるのが常識だった
何はともあれ放たれた78発の対艦ミサイルは第3空中艦隊に向かっていき命中していった
大半が命中したがその大半は飛び立ったフリゲートに命中し主力艦の被害は少なかった
対艦ミサイルは電探誘導式で飛び立っていた電子戦用に改造された『ストライクブレード』の支援の元飛んで行ったが、その際に1発のミサイルが空中で破壊された事に衝撃が走った
「SF小説のシールドか?!」
旗艦の『オルニット』に搭載されていた防御用の障壁魔法を展開する魔道具を使い防ぎ切ったのである
しかし1発を防ぎ切った時点で魔力を使い果たしておりただのやたらと重い置物となっていた
第3空中艦隊の将兵達は防げた事を皆素直に喜んでいたが、魔道具の運用担当や司令官達は真っ青になっていた...喜んでいた将兵達も5分後に真っ青になった
飛び立った10式艦上制空戦闘機『零花』とVF4艦上攻撃機『ストライクブレード』で構成される攻撃隊が第3空中艦隊に張り付いていた電子戦型『ストライクブレード』の誘導の元殺到したのである
無論第3空中艦隊側もミサイル攻撃の後緊急発艦した飛竜騎士団が迎撃に向かったがそもそも相手にならなかった
ドラグリア大陸勢力の運用している航空戦力の1つであるワイバーンと呼ばれる竜種に騎乗した騎士達である飛竜騎士団...垂直離着陸や空中停止に加え生き物特有の高い格闘性能を持ち史実における第1次大戦時代の複葉機程の最高速度で攻撃手段は口から出す火球や火炎放射や装着した鉤爪に騎乗している騎士達の持つ飛竜槍と呼ばれる長槍やクロスボウや魔法杖と呼ばれる魔道具で武装し、制空任務にも対地支援にも使えるこの戦力は最強の航空戦力とされていた...その分食費も飼育の手間も掛かり扱えるのは一部の騎士達に限られ、他の航空戦力が士官クラスしか騎士がいない場合戦士団と呼ばれるのに対して精鋭である騎士しか扱う事が許されない事から騎士団しか存在していない
因みに他にはグリフォンを扱う飛鷹隊、獣人の1種であるハーピーにより構成されるハルピュイア隊、飛行クジラと呼ばれる空飛ぶクジラを運用する空鯨隊が存在しており
飛行クジラ(輸送用 艦船として運用している国もある)→ワイバーン→グリフォン(扱いやすくワイバーン以上に物を運べる為簡易的な空中戦力として運用)→ハーピー(空飛べる人みたいな感じ 制空戦は厳しく偵察任務が多い)の順で費用が掛かる
だが如何せん複葉機程度の速度で第2世代型ジェット戦闘機である『零花』と『ストライクブレード』の前では敵では無かったのに加え
「あいつらやる気あるのか?」
「先輩方が強すぎるだけでは? 何処の世に撃墜数100機越えのエースオブエース率いる半分が撃墜数30機越えの航空隊に勝てるんです?」
と会話が出るほどの空母航空隊によって壊滅したのである
今は空中空母部隊配属の航空隊であるが、元々扶桑帝国事態ライト兄弟より先に航空機を飛ばした(ライト兄弟の様に大々的に記者を招かなかった為、他の列強はあまり知らなかった)隠れ航空機大国であった為機体性能と人数はともかくパイロットの質はどこよりも高く、先の『大戦』において嘗て連合陣営と呼ばれていた大西洋連邦相手に絶えず無双し続けた事もあり世界最強の航空部隊を保有し続けていた
何はともあれ12隻の飛竜搭載艦から飛びだった2個飛竜騎士団90騎は200機の空母航空隊に叩き落とされたのである
その後は突撃していた第3空中艦隊は航空隊の対艦ミサイルと汎用ミサイル攻撃の前に半分が落ち、残存艦も航空隊が帰投した後撤退しようとしたが、艦隊からのミサイル攻撃により文字通り壊滅し『オルニット』は推進機関に対艦ミサイルが直撃し移動不可になり魔道具ごと鹵獲されたのである




