表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

マーケティング理論05


 締め切りを設定する。


 ビジネスシーンにおいて、仕事には往々にして納期が付き纏います。

 納期や締め切りの無い仕事を探す方が難しいかも知れません。

 ですが、ダラダラと仕事をしても生産性は上がらないのも事実。適度なプレッシャーや緊張は仕事のスピードアップに寄与し、効率的にこなすためのスパイスと言えます。

 現代のビジネスではスピードが肝心。ライバルとの競争に勝つためにも、常に即時即決で事に当たった方が良い結果が得られるというもの。


 作品が読まれるための工夫として、定期配信があります。

 毎日更新できるに越した事は無いですがそれが困難な場合、初投稿はヤマ場まで掻き上げた段階で投稿開始、それから書き上げた所まで毎日更新。

 以降は毎回締め切りを設定し、あとがきに日付を書いておき、その当日にきちんと更新していけば読まれやすくなるでしょう。

 不定期更新は論外。作品のどこかに書いているなら、それは読者に見に来るなと言っている様なものです。


 因みに何故、締め切りを設定するのかというと、その方が執筆のモチベーションや能率が向上するからです。

 締め切りを設定せずにダラダラ書いていると執筆は捗りません、反対にきちんと設定すると自然とプレッシャーが掛かり、急き立てられるように書けます。

 それと、締め切りから逆算して一日何文字書けば良いのかが解ると、明確な実現目標も自然と設定できるのでより集中して書く事ができます。

 何しろ筆が止まる最大の原因は、『迷う事』だからです。

 これらの事はエビデンスも取れているので大丈夫、問題ありません。


 次回更新日を宣言し、そして実行。それによって読者に誠実性をアピール。

 それだけでも読まれ易さが大分違う筈です。

 大体、三~五日ごとや毎週など規則的にするのが良いでしょう。

 さすがに一ヶ月は更新ペースが遅過ぎて読者離れを起こしやすいと言えます。


 後は読まれるための工夫として挙げられるのが、『感情』を意識する事です。

 人間は感情の生き物で、小説を読むのは偏に感情の強い揺れ動き、つまり感動したいから。

 Web小説の訴求力の高さ、商品価値は


「どれだけ読者の感情を振り幅を大きく揺さぶったか?」


 これに尽きます。

 そこで、登場人物の感情をしっかりと描写し、シーンごとに読者に抱かせる感情を意識し、


「主人公は何を思い、如何にして行動を起こしたのか?」


 これをしっかりと描き出す事で物語の説得力が増します。

 というか、これが無いと主人公を始めとした登場人物が『作者や物語の都合で動いている』と受け取られるので注意が必要です。

 所謂、『ご都合主義』というやつです。

 物語とは、感情の大きなうねりとも言い換える事ができるので、きちんと感情にフォーカスする事を念頭に置いて執筆しましょう。


 それと、最近は宣伝を積極的にしないと周知されません。

 そう言う現状なので、差別化を図るための有効な手段としてイラストレーターに挿絵を描いて貰うというのがあります。

 上手く行けば絵師のファンを取り込む事もできます。それと、Pixivなど他のサイトで作品の宣伝を手伝って貰えばより多くの人の目に付くでしょう。

 最近では挿絵の依頼を申し込めるアプリであったり、TwitterのDMで依頼したり気軽に頼めます。勿論、有料ですので悪しからず。

 宣伝を手伝って貰うとそっちの方でも別途料金が掛かるかも知れません。

 ですが、全ては自分の作品をより広く知って貰うため。気前良く払いましょう。



 全五回に亘ってビジネススキルやマーケティング理論を小説にどう応用すれば作品を読まれやすくなるかを書き連ねて来ました。

 これらの事を意識すれば、より多くの読者に読まれやすくなる事でしょう。

 最後に、貴方の豊かなWeb作家ライフが少しでも充実したものになる事を願って。

 読了ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ