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とある一つの物語  作者: 焔夢
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9/12

授業

一限目、体育だった。

ほとんど自由時間みたいなものだ。

みんな思い思いに遊んでいる。

オレは木に登り、『海賊ジャック』のお気に入りのシーンを読み直す。

やはり、決闘のシーンが最高にエキサイティングだ。

ジャックの主人のボサボサ頭の少年になりたいと思っている。

あの子にこの物語を見せたら何と思うだろう。

きっと野蛮だって言われるのだろうな。

母親は「そんな本読んじゃいけません」と言ったものなぁ。彼女はタイヤ跳びをして遊んでいるのが向こうに見えた。

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