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とある一つの物語  作者: 焔夢
10/12

権力

職員室に訪問者が1人、職員一同整列して「おはようございます。会長」

「いや、良いのだよ。くつろぎたまえ」

グレーのスーツのカフス釦を直しながら「折り入って話しがあってきた」

「どうされたので?」「実はな…離婚する事になった。義理の父親を探している。教師の中に誰か立候補者はおらぬか?」

誰も手を上げない。

「…やはり無理か…」

ひとつ咳払い。

「いや、女房がな…外に男をつくってしまったようでな…」

「そ、それはそれは…」

教師一同たじろぐ。

「まあ、いいさ。男手1つで育てるのもまた、一興だろう」

煙草に火を付けながら会長は切りだす。

「ここの図書館はなかなか良い場所だな」

「はい?」

「いやまぁ、息子はね案外バカ者でな引き取り手が無いことは分かっていた」

「そ、そうなんですか?」

「ではこれで失礼するよ」

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