第1話 ブレイズと掲示板
【転生】ファンタジー世界転生【剣と魔法】
1：名無しの転生者さん
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次スレは>>950
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2：名無しの転生者さん
>>1 乙
3：名無しの転生者さん
>>1 に祝福を
4：名無しの転生者さん
>>1 ほめてつかわす
5：剣と魔法世界の転生者
隣国で革命ッ！
王族亡命ッ！
6：現代世界の転生者
げっ
服にケチャップ付いた
7：名無しの転生者さん
前もどっかのスレ民が革命とか言ってたな
どこの世界もやることは一緒か
8：名無しの転生者さん
>>5
隣国ガチャはじまったな
9：魔術世界の転生者
>>6
洗濯魔術使いな
10：名無しの転生者さん
うちの世界はあんまり革命は聞かないなあ（魔法少女のマスコット世界
11：名無しの転生者さん
マスコットが革命とか夢が壊れちゃうからね
しょうがないね
12：現代世界の転生者
>>9
お？喧嘩売ってるぅ？
13：SF世界の転生者
魔術なんてなくともケチャップの汚れくらい落とせるでしょ
14：名無しの転生者さん
SF世界さんはなんでもできるからなあ
15：名無しの転生者さん
つーかなんで剣と魔法掲示板に現代だのSFだのいるのよ
16：名無しの転生者さん
元最高学府在籍の一般農民ワイ
今日も知識チートでちやほやされてしまう
17：名無しの転生者さん
前世の努力は言うほどチートなのか……？
18：名無しの転生者さん
勉強頑張ったね
19：名無しの転生者さん
普通にすごいから嫉妬の感情もないわ
20：SF世界の転生者
知識インストールで済むから努力とかしたことないっすわ～
元最高学府なんてチートのチの字にすらならんのですよ
21：名無しの転生者さん
あのさあ……
22：名無しの転生者さん
こいつほんま
23：名無しの転生者さん
ハァー……
24：冠位魔術師
SFゥ……
叩き出すぞ
25：名無しの転生者さん
お
26：名無しの転生者さん
あ、姉御ォ！
27：名無しの転生者さん
やっちゃってください！
28：SF世界の転生者
>>24
へ、へへ、じょ、冗談すよ
真に受けないでくださいよぉ～
29：名無しの転生者さん
あーあ
30：名無しの転生者さん
媚びるとか姉御が一番嫌いなやつ
31：冠位魔術師
>>28
ニコッ
32：掲示板の神
SF世界の転生者
ID：xxxxxxxx
本掲示板への一時アクセス停止：14日
33：名無しの転生者さん
南無
34：現代世界の転生者
姉御しゅき
35：剣神
大人げないのう
小僧の戯言程度で
36：冠位魔術師
>>35
アンタが寛容過ぎるだけだっての
SFのやつ裏で掲示板にハッキングかけようとした形跡大量に残ってるしいつかやらかすよ
37：名無しの転生者さん
剣ばあ
剣ばあじゃないか！
38：名無しの転生者さん
SFのやつ……やってんな
39：剣神
>>36
その時は斬ればよかろう
40：名無しの転生者さん
それができるの剣ばあしかいないんよ
41：名無しの転生者さん
なんで剣振っただけで掲示板に干渉できるんですかね（恐怖
42：名無しの転生者さん
こわぁ
43：ブレイズ
ここどこ
44：名無しの転生者さん
さす剣
45：名無しの転生者さん
ん？
46：名無しの転生者さん
どうした急に
47：ブレイズ
かあさんどこ
48：冠位魔術師
いたずらかしら
ちょっと神ぃ？
49：名無しの転生者さん
なんだどうした
50：ブレイズ
かあさんいない
ねーちゃどこ
51：名無しの転生者さん
>>50
らいぶはいしんかいし
っていってみて
52：名無しの転生者さん
おいおいそんなのにひっかかる奴なんていないだろ
53：名無しの転生者さん
顔出しはなあ
54：ブレイズ
らいぶはいしんかいし
55：名無しの転生者さん
ふぁ！？
56：名無しの転生者さん
あ、え、マジで言ったぞコイツ
57：ブレイズ ●Live
？
58：名無しの転生者さん
は
59：名無しの転生者さん
あらかわいい
60：名無しの転生者さん
どうちたの
61：冠位魔術師
か
62：剣神
か
63：名無しの転生者さん
どうした2人とも
64：名無しの転生者さん
バグった？
65：冠位魔術師
かわいいぃぃぃぃぃいいいいいいい！！
66：剣神
かわいいぃぃぃぃぃいいいいいいい！！
67：名無しの転生者さん
壊れちゃった
68：名無しの転生者さん
姉御、ババア大興奮
これまたずいぶんかわいい男の子だねえ
69：ブレイズ ●Live
びっくりした
ねむい
ねるね
70：名無しの転生者さん
おやすみ～
71：名無しの転生者さん
スヤァ
72：冠位魔術師
ちょっとまって
おねえさんとおはなししましょ
73：剣神
あいやわしとしようぞ
74：名無しの転生者さん
ちょっと女子ぃ～
ブレイズきゅん寝れないじゃーん
75：名無しの転生者さん
母性本能刺激されるのは分かるけど興奮し過ぎだろ
76：名無しの転生者さん
つか転生って若くても14歳以上じゃなかったん？
ブレイズくん幼児だよね
77：魔神
転生に年齢は関係ない
魂が世界を渡る時に高確率で消滅せずにいられるのが14歳以上であったというだけだ
赤子の魂が消滅しない可能性もある
限りなく低いがな
78：名無しの転生者さん
魔神さん説明あざっす
79：名無しの転生者さん
（相対的に）まともなのは魔神さんだけっすよ～
80：魔神 ●添付ファイル有り
ふん、褒めてもブロマイドしか出んぞ
81：名無しの転生者さん
うお
82：名無しの転生者さん
ふ、ふつくしい
83：名無しの転生者さん
なんとグラマラス
84：名無しの転生者さん
家宝にします！
……
…………
………………
数ヶ月経過。
438：名無しの転生者さん
ブレイズくんの世界は魔力があるのか
姉御の出番では
439：名無しの転生者さん
ま、デフォルト接続先がファンタジー掲示板だからそうだろうなとは思ってたよ
440：冠位魔術師
ブレイズきゅん無属性しか適性ない……
441：名無しの転生者さん
まぁーじか
442：名無しの転生者さん
Oh……
443：名無しの転生者さん
ひょっとして転生チート無いパターン？
444：名無しの転生者さん
あり得る
445：剣神
ふむ
ならばわしが鍛えてやるしかないのう
冠位魔術師殿は無理しなくともよいぞ
446：冠位魔術師
>>445
ハァ～？
無属性だけでも十分最強にできますけどぉ！？
447：名無しの転生者さん
瞬間湯沸かし器かよ
448：名無しの転生者さん
沸点低すぎぃ
449：村人
どうやら私の出番のようですね
450：名無しの転生者さん
おー、これはこれは
451：名無しの転生者さん
村人様、村人様じゃないか！
452：剣と魔法世界の転生者
いやあ隣国革命ガチャに失敗した時は大変お世話になりました
あの時に教えてもらった村人神拳のおかげで大出世ですよ
453：現代世界の転生者
村人神拳マジ神
454：魔神
村人よ
我ともう一度戦え
今度は負けんぞ
455：名無しの転生者さん
え、ちょ
456：名無しの転生者さん
魔神さん負けたってどゆこと……？
457：名無しの転生者さん
あの創造神より強いという噂の魔神さんが！？
458：村人
>>454
オッケーです
来月ならいいですよ
459：名無しの転生者さん
村人さん何者なんだ
460：名無しの転生者さん
村人神拳のすごいところは誰でも習得可能な技術であるという点
461：現代世界の転生者
非ファンタジー世界でも習得できちまうんだ！
462：村人
ブレイズきゅ……ブレイズくんは私が鍛えますよ
世界最強どころか掲示板でも神々に匹敵するくらいまでね
463：名無しの転生者さん
欲望見えてますよ
464：名無しの転生者さん
どいつもこいつも地雷ばっかじゃねえか！
465：名無しの転生者さん
もう魔神さんでよくね？
466：名無しの転生者さん
魔神さんは健全サイドだからね（なおブロマイド
467：名無しの転生者さん
あのブロマイドも村人さん監修だから魔神さん本人はめっちゃ健全だぞ
468：名無しの転生者さん
掲示板の神さん
ブレイズきゅん育成担当決めのアンケートとれる？
469：掲示板の神
ふむ
まあいいでしょう
470：冠位魔術師
絶対もぎ取る！
471：剣神
わし以外あり得ん
472：村人
私が一番彼のためになりますとも
473：名無しの転生者さん
この肉食獣たちはまったく
474：名無しの転生者さん
めっちゃ食いつくなあ
475：名無しの転生者さん
魔神さんノーコメントなあたりもうね
476：名無しの転生者さん
さすが健全枠だ
余裕が違いますよ
……
…………
………………
――――アークランド王国。
――――北部辺境の地にて。
「ねーちゃ、いまのもっかい！」
「いいわよっ！ よーく見てなさい」
少女は弟のお願いに快く応える。
「アーク式抜刀術、壱号」
自己暗示をかけるように技を口にする。
抜刀の構えをとり、一呼吸。
腕の血管が脈打つように浮かび上がる。
そして少女は目にも留まらぬ速さで刃を抜く。
「――――残火ッ！」
一閃。
一瞬の沈黙の後に丸太が両断される。
その断面は焼けたような焦げ跡があった。
「ふぅー……どう？ お姉ちゃんすごいでしょ！」
「ふおおお！ すごい！ ねーちゃすごい！」
「ふふん！」
弟の称賛に鼻高々といった様子の少女。
「あら、何をやっているの」
「へ？」
少女は背筋にぞくりと悪寒を感じた。
「グレイス？ 薪割りに刀は必要なのかしらぁ？
それにその丸太は？ あなたに頼んだのはこっちよね？」
「ひっ！ ま、ママ？ これは、その、違うの！」
「んー？」
「あ、いえ、その……ごめんなさい。ブレイズにいいとこ見せたくて」
グレイスと呼ばれた少女は観念したように頭を下げた。
グレイスの母は腰に手をあて、苦笑い。娘も悪気があってやっていないわけではないことも十分理解している。
とはいえ親として叱らなければならない時もあるのだ。
「ブレイズもお姉ちゃんの邪魔しちゃダメよ。
さ、お母さんと一緒に行きましょ」
「う、うん」
母を怒らせてはいけない。
叱られている姉の姿を見て幼いながらも肝に命じるブレイズであった。
