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ヒューマノイド モニカ

 店の中に響き渡るけたたましい銃撃音。

 明らかに敵の襲撃である。

 あすかに近づいてきていた男たちの注意は一気にそっちに向かった。

 男たちは真剣な表情で銃を構え、向きを反転させ店の入り口の方向を目指す。

 あすかはルチアーナを一旦下ろし、銃撃音がする店の入り口方向の様子を見に行った。入口にはマシンガンを構えた、いかにもマフィアと言う男たちがいた。


 「いいか!女は大事な商品だ!傷つけるなよ」


 襲ってきた男の一人が言った。

 店側と襲撃側で激しい銃撃戦が行われている。


 「仕方ないわね」


 あすかが敵味方構わず、この場にいるマフィアたち全員を片付ける行動に出ようとしたその瞬間、小部屋の中から真っ赤なドレスに身を包んだ一人の女が飛び出し、あすかの横を走り抜けて、戦場となっているホールに飛び出して行った。

 その女はさっき小部屋で服を脱いでいた今日入ったばかりの女で、ガンビーナ側の男たちを次々と秒殺している。

 それはサンドロのヒューマノイド、モニカだった。

 店の入り口には襲撃部隊。

 店の中からはモニカ。

 前と後ろからの攻撃で、店側の戦力は見る見る失われていく。


 「ようやく巡り会えたわね」


 あすかはそう呟くと、標的をマフィアたちからモニカに変え、ホールで戦っているモニカの様子を見た。

 あすかが、頭の中でモニカとの戦いをシミュレートし始めた。

 ヒューマノイドの弱点。自分が持っている武器。今いる建物の造り。


 「これだ」


 そう言うと、あすかは一度通路奥の小部屋に戻って行った。

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