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あすかの攻撃

 「な、な、何だ、お前は?」


 あすかに手をねじ上げられた男が、苦痛に顔を歪めながら言った。


 「この子は、私が保護するために探していた娘さんです。このまま、私が貰っていきます」


 ここは五大ファミリーの一つ、ガンビーナファミリーが資金源としている店である。

 それを知らないのか?

 それとも、知っていながら、そんな発言をしているのか?

 どちらにしても、普通ではない。

 男の表情は怪訝な者を見る目に変わっていた。


 「お前は何だ?警察か何かか?」


 「いいえ、違います」


 ゴキッ!


 あすかはそう言い終えると同時に、容赦なく男の腕を関節の動きとは逆方向に、さらにねじ上げた。


 「ぎゃーっ」


 男が醜い悲鳴を上げた。

 ルチアーナはあすかに助けを求めていていいのかどうか分からず、一人で逃げようと壁沿いに部屋の出口を目指した。

 一人で逃げ出そうとしたルチアーナの前に二人の男が立ちはだかった。

 「きゃあー!」


 ルチアーナは男たちに捉えられ、羽交い絞めにされた。

 その男たちは、この店の入り口にいた男たちだった。

 あすかが振り返り、ルチアーナの方を見た。

 一人の男がルチアーナの服を引き裂く。


 「きゃー。いやぁー」


 ルチアーナが涙を流しながら叫ぶ。


 「お譲ちゃん、あんたも引っぺがしてあげるよ。

 そして、可愛がってあげるよ。ここから逃げられなくなるようにね」


 男たちはそう言って、いやらしい笑い声を上げ、男の一人がゆっくりといやらしい笑みと手つきであすかに迫ってきた。

 その手があすかの至近距離に近づいた時、あすかの攻撃が始まった。

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