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あすか 動く!
現れたのはあすかが乗る車の助手席の神父である。
「聞こえていましたよ」
顔を覆ったひげと眼鏡で、その顔はよく分からなかったが、言葉にはネイティブではない訛りがあった。そして、その肌の色も白ではないようだった。
「あすか、やってくれるか?」
声に反応して、その神父の後を追うように、あすかが現れた。
「はい。問題ありません」
眼鏡の神父がカテリーナに向き直り、質問を始めた。
「その娘さん、ルチアーナさんでしたかな。その子の写真か何かはありますか?
そして、連れ去った相手と、連れ去られた場所は分かりますか?」
カテリーナはおもむろに、携帯を取り出し、画像データを検索し始めた。
「これです。これが娘のルチアーナです。
そして、娘を浚ったのはガンビーナファミリーです。
きっと、やつらのクラブで男の相手をさせられてしまいます」
眼鏡の神父は携帯を受け取ると、あすかに手渡した。
「この娘さんがルチアーナさんだそうだ。
この子を救いだすんだ」




