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二階制圧

 二階ではソルジャーたちが、アーシアは階段から上がって来るものと、全神経を階段に集中させ、迎撃の態勢をとっている。

 二階で待ち構えるソルジャーたちのそんな期待を裏切るかのように、屋敷の外にいるアーシアが両膝を曲げジャンプした。


 二階で階段に銃口を向けているソルジャーたちの背後で、ガラスが割れる音がした。

 突然背後で起きた音に、ソルジャーたちはアーシアが自分たちの背後に回った事を悟り、銃を構え反転しようとした。

 しかし、すでに時は遅かった。

 アーシアのマシンガンが容赦なく、ソルジャーたちに火を噴く。

 百発百中。

 アーシアが放つ銃弾に無駄弾はない。

 ソルジャーたちがアーシアの前に姿現した瞬間、アーシアの銃弾の餌食となり、次々に命を落としていく。

 二階の部屋に潜んでいたソルジャーたちも、廊下に出て、アーシアに銃撃を開始しようとするが、アーシアに銃弾でかすり傷一つ与えられないまま、その命を失っていく。


 二階にある一つの部屋の中で警戒していたソルジャーが部屋のドアのところで、廊下の様子をうかがっている。

 そのソルジャーが狙うはアーシアの背後。

 聞き耳を立て、外の様子を頭の中にイメージする。

 自分がいる部屋を挟んで、銃撃している。

 銃撃音が自分の部屋の前を通り過ぎる。

 アーシアが通り過ぎた。

 今飛び出せば、背後をとれる。


 ごくり。


 つばを飲み込み、ドアの取っ手に手をかける。

 ソルジャーが一気にドアを開けて、飛び出すと、その先に背を向けているであろうアーシアに銃口を向けた。

 しかし、そのソルジャーの銃口が火を噴く前に、気配を察知し反転したアーシアの銃弾が浴びせられた。

 二階も瞬く間にアーシアに制圧されていった。

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