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16話 欠陥者

………………



………………………………



………………………………………………



気が付くと俺は家を飛び出していた



ちょっと前の俺をぶん殴りたい気分だ………



ああ………だから、父様は魔法関係の本を隠してたのか…………



そうだよな



賢者の子が魔法も使えない欠陥者なんて恥ずかしくて誰にも言えないよな



俺は川まで歩いてぼーっと見つめてた



こうゆう時に見る川ってなんか良いよな………



……………………



……………………………………………



……………………………………………………………



………………………………………………………………………………







「おいおまえ」



「……………………」



「聞いてんのかおい!」



ゲシ!



? とうやら誰かが俺を起こしてくれたようだ



少し乱暴だが



「すみません 起きましたよ」



「げっ!ブキミなザードかよ!!」



誰ですか!? それ



「僕の名前はアークザート・マフィンです 愛称ならアークって呼んで欲しいですね」



「ちっ ザートかよ」



「アークです」



「……………………」



「アークですよ!」



俺が顔を近付かせるとその子はびっくりしたようにのけぞる



「ちけぇよ バカ!」



「すみません失礼しました えっと、お名前を聞いてもよろしいですか?」



「へん! おまえみたいなへんなやつに教えるかよ!!」



「なるほど、ヘン・オマエミタイナヘンナヤツニオシエルカヨさんですね!」



「んなわけのわかんねぇ、なまえあるかよ!!」



「「プッ、ハハハハハハ」」



「おまえいがいとおもしれぇな!」



「いえいえ あなたのお陰ですよ」



「なんかおまえのそういうところがおとなみたいでいやだな」



「そうですか………………えーとこんな感じでいいか?」



「あ、ああ………そっちのほうがいいな!!」



「分かった! お前と話す時はこうしようで、名前は?」



「おれのなまえはジータだ! 格好いいだろ!!」



「確かに格好いいが、俺のアークザート程じゃあないな」



「なんだと!?」



「いやいやジータの方が分かってないな」



こんな取り留めないやり取りで俺の中にあったモヤモヤした気持ちはすぐになくなった



俺には属性地とか魔力が無いことが分かったけど新しい友達が出来た



俺はまだ子供なんだ



今は子供らしく遊んでよう

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