表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/175

76話 霊能力者

 焼肉屋へ行った翌日、両親は、あやめを買い物に誘う。典子があやめに言う。

 「社本さん、急だったから服無いでしょ。買いに生きましょ。」「着替えありますから。」

 「そんなこと言わないの。私たちに買わせてちょうだい。」「いいのですか。」

 「男の子だと張り合いないのよ。遠慮しないでね。」「ありがとうございます。」

九郎たち4人はショッピングモールへ行く。義郎は本当に1週間仕事を休むつもりのようだ。

 あやめと典子は、婦人服売り場へ行く。九郎は義郎と通路のベンチに座っている。義郎が九郎に言う。

 「おまえが本当に彼女を連れてくるとは思わなかったよ。」「僕もあやめと付き合えたのは奇跡のようだよ。」

 「将来、結婚するのか。」「まだ先の話だよ。」

 「向こうのお父さんはそんなに待ってくれないぞ。」「なんていっていたの。」

 「九郎のことを、あやめさんのお婿さんだって町内に言っているらしい。」「ああ、祭りの時、氏子の人たちが言っていたよ。」

 「これは結婚するしかないな。」「あやめの意見もあるし、まだ早いよ。」

 「まあ、九郎たちが決めることだがな。」

2人が話していると少し離れたところから30代前半の男が九郎の方を見ている。

 玉枝が九郎にだけ聞こえるように言う。

 「あの男、霊能力者よ。」「玉枝さんに気づいているかな。」

 「ええ、気づいているわ。」「何かしてくるのかな。」

 「分からないわ。」

九郎が小声で話していると義郎が九郎に言う。

 「さっきから、何ぶつぶつ言っているんだい。」「僕何か言っていた?」

九郎はとぼける。男が近寄ってくる。そして、九郎たちに話しかける。

 「失礼します。最近、変わったことはありませんでしたか。」

義郎が男に答える。

 「よく、分かりましたね。息子に彼女が出来たんです。」「それは美人さんですか。」

 「はい、そこの店の中で買い物をしています。」「そうでしたか。見間違えのようでした。失礼します。」

男は九郎の方を見ると去って行く。義郎が九郎に言う。

 「何かのセールスだったのかな。」「霊感商法とかじゃないの。」

九郎が義郎に答える。玉枝が九郎に言う。

 「あの霊能力者、私を見たわ。」「でも、行っちゃったよ。」

 「そうね。まあ。私にはかなわないわよ。」

九郎は、トラブルにならなければいいと考える。

 あやめは3セット服を買ってもらう。彼女は家に帰ってからお披露目会が待っていることを知らない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ