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136話 水鏡、現れる

 ハイキング部の焼き鳥の屋台は客が途切れることはなかった。用意していた食材がどんどん減って行く。

 昼前にピークを迎える。客寄せをしていた玉枝も接客を手伝う。とうとう食材を使い切る。

 昼過ぎに屋台は閉店となる。部長は明日の食材を倍仕入れることにする。

 九郎とあやめ、玉枝、つよし、美琴の5人は昼食を買いながら学祭を回ることにする。

 部長は今日の売り上げの計算を泣きながらしている。

 九郎たちはまず焼きそばの屋台で買い物をして昼食を食べる。

 次に玉枝がクレープに反応してクレープを食べることになる。

 5人がベンチでクレープを食べていると30歳代前半の男が近寄ってくる。九郎には当然見覚えがある人物である。

 男が声をかけてくる。

 「よく合うね。」「水鏡さん、今日は学祭ですよ。騒ぎを起こしたいんですか。」

 「警戒しないでくれ。」「玉枝さんに用があるのではないのですか。」

 「違うよ。危険な呪物がこの大学に持ち込まれたという情報があるんだ。」「呪物ですか。」

 「私の他に2人陰陽師が来ている。今探しているところさ。」「大丈夫ですか。」

 「封印されているからだ丈夫だと思うよ。」

つよしが水鏡に言う。

 「オカルト同好会が呪いの人形展をしていますよ。」「それはどこかな。」

 「クラブ棟の3階です。」「ありがとう。行ってみるよ。」

水鏡はスマホで仲間に連絡を入れるとクラブ棟へ向かって行く。

 つよしが九郎に言う。

 「さっきの人、陰陽師なの。」「まだ修行中て言っていたけど、そうだよ。」

 「すごいな、本当にいるんだ。」「僕はあまり会いたくないけど。」

 「仲が悪いの。」「そんなところかな。」

九郎は玉枝が怨霊だからもめたとは言えない。


その少し前、オカルト同好会では見学者が来なくて困っている。

用意した会報誌やアイテムも当然売れない。

部屋にはいわくありげな人形が並べられている。その中に1つ紙に厳重に包まれたものがある。

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