表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
112/175

112話 誕生日会

 つよしは美琴の父の隣に座る。彼は父に酌をする。

 「木村君だったか、付き合いを認める気はないぞ。」「僕もあきらめる気はありません。」

2人は険悪な雰囲気になっている。そこへ玉枝が父に酌をする。

 「君は歳が離れているようだが、木村君のことをどう思う。」「少し軽いですね。」

 「そうだろ、軽薄なんじゃないか。」「そこまでは行っていませんわ。芯は真面目ですよ。」

 「だが、美琴にふさわしくないだろ。」「美琴さんは人を見る目が無いですか。」

 「そんなことは言っていない。そうだ、木村にたらし込まれたんだ。」「それでは娘さんを信用してないようですよ。」

 「そんなことは無いんだ。」「お話を聞きますわ。さあ、どうぞ。」

玉枝は父のグラスにビールを注ぐ。父は美琴のことを話し始める。話は美琴が生まれた時から始まる。美琴は父の話に赤くなる。

 つよしは美琴の母の隣に移動する。

 「お騒がせしてしています。」「本当に、お父さんの機嫌が悪くて大変ですよ。」

 「すみません。」「木村君はちゃんとお付き合いをしているの。」

 「はい、真剣です。」「今日は良く来れましたね。」

 「友人が力になってくれて助けられました。」「友達に恵まれているのね。」

 「はい、僕もみこも・・・すみません、美琴さんも助けられています。」「私はちゃんとしていれば何も言いませんよ。」

 「ありがとうございます。」「でも、お父さんは大変ですよ。」

 「頑張ります。」

つよしは母には反対されていないのでホッとする。

 九郎は玉枝と父の様子を見ている。あやめが九郎に言う。

 「お父さん酔いつぶれるんじゃないの。」「僕もそんな気がする。」

父は美琴が小学校へ通い始めたころの話になって泣き始める。

 「美琴はそれはかわいかったんだ・・・」「今でもかわいいですよ。」

 「玉枝さんはよくわかっているね。」「ありがとうございます。」

父の話はまだまだ続く。玉枝は嫌がらず話を聞いている。美琴はあきれている。

 「それがぽっと出の男に美琴が攫われるとは・・・」「美琴さんの気持ちはどうですか。」

 「そ、それは・・・」「一度美琴さんとよく話した方が良いと思いますよ。」

 「そうですね。娘と話します。」「さすがですわ。」

美琴の父は玉枝に丸め込まれる。そして、酔いつぶれる。玉枝は美琴に言う。

 「お父さんとよく話した方が良いわよ。」「でも、お父さんと話にならないわ。」

 「大丈夫よ、みこちゃんと話をしてくれると言ってくれたから。」「分かりました。父と話してみます。」

玉枝は、父と美琴の橋渡しをする。誕生日会は父が酔いつぶれたため、お開きになる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ