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009話 モンスター

ー双眼鏡ー

遠くの物が鮮明に見える

中央部に有る調節具で照準合わせをする

太陽を見ると失明の危険が有る


見知ってる物のようだ

宿を後にし海岸で試してみた

対岸にあるワジ島の海岸の様子が見えた

ヤシ海岸からワジ島まで12キロ…四里は有る筈

少し見えすぎだ

モダムの視力が良いのか

性能が良いのか

検証のしがいが無いのが…

方向を変えてカシ村の方向を見てみた

調節してみると…此方も良く見えた

カシ村は此処から4キロ…丁度一里位の距離だ

やはり知ってる双眼鏡より高性能なのだろう

一軒家で干してる洗濯物の柄まで分かる…

ハッ こんな事をしてる場合じゃなかった

余り見ないでおこう…

名残惜しいが双眼鏡を鑑定ボックスにしまって

カシ村へと急いだ


ヤシ海岸からカシ村へは

道中に森がある

余り深い森では無いのだが

モンスターが襲ってくる場合がある

この辺りだと大体が犬の頭を持ち二足歩行をする

コボルトが主である

一匹だと子供には危険だが

大人だと負ける事はまず無いのだが

連中は集団で行動する

余り遭遇はしたくない…



そんな事を考えてたらフラグが立ってしまったのか

いきなり遭遇した…

コボルトが一匹俺に向かって走ってくる


様子がおかしい

此方に向かって四足で走ってくる

ナニかから逃走してるようだ

普段は二足歩行だが

逃走時なんかは手も大地につけて走る

そうしたら馬でさえ追い付くのが困難だ

弱いモンスターとはいえ…

何から逃げているのか…

俺は剣を取り出して身構えた

その脇をコボルトが走り去っていく

俺を気にする事なく必死に逃げている

そんなに恐怖する存在が此方に向かってきてるのか…


対面するのは得策とは言えなさそうだ

脇にある腰くらいの高さの草むらに身を隠した

やがて裸馬に乗った冒険者風な者が風を切りながら走る抜けた

どうやら あの冒険者から逃げていたらしいな

少なくとも俺なんかよりも強そうな冒険者だ

モンスターじゃなくて良かった…


これ以上トラブルは面倒だ

カシ村に急いだ

中点が過ぎて市場に晩飯で晩飯のオカズを買う頃に

カシ村にたどり着いた

今からウベ村に向かったら道中に日が暮れてしまう

少し早いが今日は 此所で宿を取る事にした

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