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俺と神様。  作者: かつ
第1章「誰も知らない漫画」
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1話「俺って…」

朝である。


天気と言えば、


快晴。


俺の気分とは裏腹に、


裏腹である。


そう今の気分を天気に例えたら、


雨。


いや、


降っているのは核ミサイルっと言っても過言ではない。


衝撃だった。


大打撃だった。


朝起きたら記憶喪失になっていた。


なくなっていたのは、


記憶、記録、出来事。


っと言うのも、常識っと呼ばるトリビアなどの知識は頭に入っていた。


だがそれをどこで、いつ学んだか、なんて事も知らない…


盲目な気分だ。


自分の名前と学校は制服に入っていた生徒手帳で、そして場所は名前をパソコンで調べて大体はわかった。


宇多うた 与四郎よしろう十七歳高校二年生。


与四郎…いつの時代の名前だよ…


顔も名前もわからない親を恨んだ。


まぁ宇多◯◯であろう。


自分の部屋から出てから憎まれ役を買ってくれた親の顔を知った。


まぁ悪徳商法ばりに勝手に買わしたわけで、相手に買わした事も知られない商法である。


そして今は学校に向かっている。


場所をパソコンで調べたのは意味がなかった様だ…同じ制服を着た人たちがいたから、それについて行ったら学校に着いた。


後ろから声がしたっと同時に背中に叩かれる衝撃がした。


犯人はなかなかのイケメン、二枚目な男だった。


男は笑顔になり、こちらを見ている。


こんな時、ダラクエなら…


『このモンスターを仲間にしますか?』と言うコマンドが出て簡単にできるのであろうが…俺は勇者ではない事が取りあえずわかったところで…本題だ。


名前がわからん…


どうしよう…


待てよ。


この世には冗談と言う逃げ道がある。


「っあれー?君は誰だっけ?友達リストに載ってないよ?」


我ながら、割れながらも、良い演技だ。


「おいおい、この俺様こと田上たがみ 亮一りょういちを忘れたか?」


こうなるともう釣られた魚だな。


「俺の脳で検索した所、ゴミ箱に入ってたけど大丈夫か?」


「なにおー?」


亮一は首をしめてきた。


安心しろ亮一。


今俺の友達リストに載っているのはお前だけだ。


亮一はきいてもないのに、色々話してくれた。


RPGゲームでよくいる都合良く話してくれる村のモブキャラみたいな感じだな。


まぁ亮一からして見れば昔話に花を咲かせたかったのだろうが…


俺の返しが微妙なので、花どころか、雑草すら、はえなかった…


亮一曰く俺らは小学校から仲良く。


多分、話からすると親友と言ったところだろう。


少し引っかかるのは、亮一が物凄い笑顔だった事である。


願いがかなったくらいの笑顔で話していた。


奇跡的に亮一は同じクラスであった。


隣の席に座る女子が小学校から亮一と三人で仲が良いらしい。


名前は亀井かめい 真宵まよい


しかし亮一が同じクラスで本当に良かった。


ニ学期だって言うのに転校生みたく、みんなから自己紹介されるわけではないからな…


教師からは気にいってもらってるらしく、質問系はほとんど俺に指名され、


その度に簡単に端的に答えた。


帰り道。


「今日のたろうちゃん変だったよ。」


っと真宵。


そして、


「いつもなら「こんな簡単な問題俺にしたら問題じゃないな」って言うのに」


亮一が俺の後ろを歩きながら言ってきた。


普段どんなキャラなんだよ、俺は!


まったく恨みたいがどうせ恨んでも俺なんだろうけどな。


思いだせるわけでも、あるまいから考える事すらやめた。


部屋に戻って殺風景な部屋に、大きな本棚があるが、なにがあるのかと見てみたら…


あまり大差ない本ばかりあるが一冊だけ異様な気配を感じる本があり手にとった。


それは本ではなかった。


本の様なノートパソコン式になっていて横開きのキーボードとディスプレイがでた。


俺はスパイだったのか?


っと思ったが違うみたいだった。


そのディスプレイには年号と書かれた欄と、名前と書かれた欄の2つしかなかった。


とりあえず自分の名前をいれて。


年号だから生まれた年、生徒手帳に書いてあった1991年6月14日の生年月日をいれてみた。


するとディスプレイには0件っと書かれていた。


意味がわからん…


じゃまぁ今知っているやつと言ったら…


田上亮一くらいしか…


しかし誕生日がわからん…


まぁ不良品だから良いか。


とりあえず俺の誕生日をそのまま入れることにした。


ディスプレイには「検索結果1件」と書かれ、


その1件の文字をタッチしてみた。


「田上 亮一」と大きく真中に書かれた画面になった。


画面の右端に「次のページ」と書かれた矢印があるので、それを押してみると、それは漫画であった。


一人の亮一っと呼ばれている赤ちゃんが過ごす日々を描いた「やおいなし」つまり「山なし落ちなし意味なし」の漫画が出てきて。


なんだこれ意味わからん…


今日の日付でやって見る事にした。


えっと今日は20XX年5月16日と、


この時、間違って明日の日付をいれた事に気が付かずに…


漫画の内容は、朝起きて学校に行く途中に亮一がトラックにひかれて死ぬっと言うバットエンド極まりない内容だった…


何なのだこれは、意味わからん!


それに気持ち悪いほどにリアルな絵だな…


粗大ごみの日はいつだ?


今の俺なら即、捨てる。


悪趣味な奴がいるもんだな。


まぁ俺なんだがな…


気分悪いから今日は寝よ。


次の日、昨日みたいに学校に行って驚愕した…


亮一が死んだ…




続く…


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