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⭐️キュアアップ!✨  作者: モノクロ無彩色


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ひより ギルド初訪問

大通りを抜けたひよりの視界に、周囲の建物を圧倒するほど巨大な建造物が飛び込んできた。

切り出された巨石と太い木材で組み上げられた、歴史を感じさせる重厚な佇まい。その正面入り口の上には、剣と杖が交差したお馴染みの意匠が彫られた大きな木製の看板が掲げられている。


「……ここが……冒険者ギルドね」


ゴクリと唾を飲み込む。胸の奥の心臓が、まるで早鐘を打つようにドクドクと激しく高鳴っていた。未知の世界への恐怖。けれど、それ以上に胸を焦がすようなワクワク感。20歳の色気あふれる肉体の内側で、10歳の幼い心が期待に跳ねていた。


頭の中で、キュアがいつになく引き締まった声を響かせる。


『そうだよ。ひよりがこれからお世話になる場所、そしてこの世界で生きていくための足がかりだ』


ひよりは、はち切れんばかりに膨らんだ豊かな胸元に一度手を当てて深く深呼吸をすると、意を決して大きな木製の扉をそっと押し開けた。


ギィ……


と、重苦しい音を立てて扉が開く。



【ギルドの空気に圧倒されるひより】


一歩足を踏み入れた瞬間、ひよりは室内の熱気と、あまりに濃密な「大人の空気」に圧倒されて立ち尽くした。


広大なホールは、昼間だというのに信じられないほどの人で賑わっていた。壁際の一角には無数の依頼書がびっしりと貼られた巨大な掲示板があり、中央の受付カウンターには長い列ができている。さらに奥の酒場スペースでは、大柄な男たちがエール片手に大声で談笑していた。


鈍く光る鉄の革鎧をまとった屈強な戦士、怪しげな杖を手にしたローブ姿の魔法使い、獣の耳としっぽを生やした凛々しい女性、そして息をのむほど美しいエルフの弓使い――。


「……すごい……! 本当に、アニメに出てくるみたいな冒険者さんが……いっぱいいる……!」


ひよりは完全に気後れしてしまい、藍色のローブの袖をきゅっと握りしめて身を縮めた。しかし、身体を小さく丸めようとすればするほど、タイトな衣装に包まれた豊満すぎる双丘が中央にきゅっと押し潰され、深く、官能的な谷間をこれでもかと強調してしまう。


さらに、緊張で呼吸が荒くなるたびに、その規格外の爆乳が


「ぷるん、ぶるん」


と目に見えて激しく上下に波打った。

そのあまりに無防備で肉感的な姿は、荒くれ者たちの視線を一瞬で奪うに十分だった。


酒場の男たちの何人かが、酒杯を止めてごくりと喉を鳴らす。


キュアが頭の中で焦ったように小声で注意した。


『ひより、お願いだからシャキッとして! 落ち着いて。ここでは周りに舐められないように、“普通の大人”として毅然と振る舞うんだよ』


「む、無理だよ……っ! だって、みんな体おっきくて怖いんだもん……!」


『大丈夫。ひよりのその見た目は、どこからどう見ても立派で、しかも誰もが二度見するレベルの美人魔法使いなんだから。自信を持って』


「そ、そうかな……?」


ひよりは涙目になりながら、胸元の揺れを抑えるように両腕で胸を抱え込むようにして、おそるおそる受付へと歩を進めた。



【受付のお姉さんとの初会話】


ひよりが恐る恐る受付カウンターに近づくと、並んでいた男たちが


「おっと、お先にどうぞ」


と顔を赤らめながら道を開けてくれた。

戸惑いながらも一番前の窓口に進むと、そこにいた優しそうな受付の女性が、パッと華やかな笑顔で迎えてくれた。


「いらっしゃいませ。ハーティの冒険者ギルドへようこそ。本日は新規のご登録ですか?」


「は、はいっ……!」


ひよりはビクッとして、大人の艶のある声で慌ててぺこりと頭を下げた。


「あの……わたし、こういうところ、本当に初めてで……!」


ひよりが勢いよく頭を下げた瞬間、腕で抑えきれなかった豊かな胸が


「どるんっ」


と大きく弾んだ。受付のお姉さんは一瞬、その凄まじいボリュームの胸元に目を丸くしたが、すぐにクスクスと親切そうに微笑んだ。


「ふふ、大丈夫ですよ。初めてギルドの門を叩く方は、皆さん同じように緊張されますから。安心してくださいね」


お姉さんの優しい態度に、ひよりは少しだけホッとして胸をなでおろした。呼吸に合わせて、たっぷりとした胸の膨らみが優しく上下する。


「わ、わたし……一応、魔法使いなんです。お家もないし、お金もないから、お仕事を探したくて……!」


「まぁ、魔法使いさんなんですね! 貴重な人材です。でしたら、こちらのギルドに登録していただければ、すぐにでも依頼を受けられるようになりますよ」


お姉さんは手際よく、一枚の羊皮紙の書類と羽根ペンを差し出した。


「では、こちらにお名前と、現時点で使える得意な魔法の種類を書いてください」


ひよりは差し出された羽根ペンを握った瞬間、その指先が小さく震えた。


(ど、どうしようキュア……! わたし、さっきの“ストーンバレット”しか使えないよ……! 魔法使いなのに、魔法一つだけなんて怪しまれちゃうよ……!)


キュアが心の中で、包み込むように優しく語りかける。


『いいんだよ、ひより。それで正直に書きなよ。君は今日この世界にやってきたばかりで、冒険者として始まったばかりなんだから。見栄を張る必要なんてないさ』


「うん……!」


ひよりは小さくうなずき、20歳の長く美しい指先で、『ひより』の文字と、唯一使える魔法の名前を書き進めた。



【ひよりの“冒険者としての第一歩”】


書類を書き終えて提出すると、受付のお姉さんは内容を確認し、満足そうに微笑んで魔力を宿した小さな鉄のプレートを差し出してくれた。


「はい、これで登録はすべて完了です。こちらのギルドプレートがあなたの冒険者の証となります。

――ようこそ、冒険者ギルドへ、ひよりさん。あなたの旅に、ハーティの加護があらんことを」


手渡された冷たいプレートを胸元に抱きしめると、ひよりの胸の奥に、じわじわと熱い感情が込み上げてきた。


「……わたし……本当に……本物の冒険者に、なれたんだ……!」


テレビの画面の向こうの魔法少女を見て憧れていたあの世界に、今、自分は確かに立っている。


キュアが頭の中で、静かに、だけどどこか誇らしげに告げた。


『おめでとう、ひより。ここからが、君の本当のスタートだよ』


ひよりは、自分の豊かな胸の鼓動を感じながら、まだ少しぎこちないけれど、最高に輝く笑顔でギルドのホールを見渡した。


「……うん。わたし、できることから頑張る……!」



【ひより ギルド掲示板】


無事に登録を終えたひよりは、受付のお姉さんに教えてもらった通り、ホールの壁際に設置された巨大な掲示板の前へと移動した。


壁一面を埋め尽くすように貼られた無数の依頼書。古い紙の端が館内の風でカサカサと揺れ、その前では、鋭い眼光をしたベテランの冒険者たちが真剣な表情で品定めをしている。


「……わぁ……本当にいっぱいある……!」


ひよりはその殺気立った大人たちの雰囲気に圧倒され、抱きしめた胸元を揺らしながら、思わず数歩後ずさりしてしまった。



【依頼の内容にビビるひより】


恐る恐る、ひよりは自分の目の前に貼られていた、一番手前の大きな依頼書に視線を走らせた。


『【討伐依頼】東の森の奥にてゴブリンの小規模な群れが発生。畑を荒らす害獣につき、迅速に駆除できる者を募集する。』


「ご、ゴブリン……!? アニメで、新人を容赦なく襲うって言われてたあの緑の魔物……!? む、無理無理無理! 絶対に無理……!」


ひよりは真っ青になって首を激しく横に振った。その勢いで、ローブの胸元が


「ぷるん」


と大きく揺れ動く。

怖気付きながらも、隣の依頼書に目を移す。


『【駆除依頼】街道近くに出没する巨大イノシシ“ロックボア”の駆除。皮膚が岩のように固いため、貫通能力のある攻撃を推奨。』


「い、イノシシ……!? しかも岩みたいに固いって……! 踏まれたら骨がバキバキになっちゃうよ、絶対つよい……!」


さらにその隣の、少し古びた依頼書。


『【捜索依頼】行方不明者の捜索。薬草採取に出かけたまま、森の北側にて消息を絶つ。魔物の危険性あり。』


「ひ、人探し……!? 魔物が出るかもしれない森に入るなんて、こわすぎるよ……っ!」


ひよりは、完全にパニックになりかけてローブの袖をぎゅっと強く握りしめた。


「キュア……やっぱりわたしには無理だよ! こんな命がけの怖いお仕事、ひとつもできないよ……!」


キュアが頭の中で、呆れつつも安心させるように落ち着いたトーンで語りかける。


『ひより、落ち着いて。視野が狭くなってるよ。掲示板の上の方とか真ん中に貼ってあるのは、何年も経験を積んだ上級者向けの危険な依頼さ。ひよりが今受けるべきなのは、もっと下の方にある、安全で簡単なやつだよ』


「か、簡単なお仕事……? そんなのあるの?」



【初心者向け依頼を見つけるひより】


ひよりが涙目のまま、掲示板のずっと下の方、子供の目線でも届くような位置へと視線を落とすと、そこには少しだけ下手くそで可愛い果物のイラストが描かれた、小さな依頼書がひっそりと貼られていた。


『【日常依頼】おつかい:街の市場へ行って、瑞々しい“ルビーアップル”を5つ買ってきてください。お店はお任せします。 報酬:銅貨3枚』


「……あ! これ……!」


さっきおばさんから貰って食べた、あの甘くて美味しい果物の名前だ。

ひよりの瞳に、一気に輝きが戻った。


「これなら……これなら、魔物とも戦わないし、わたしにもできるかも……!」


キュアが頭の中で、我が意を得たりとばかりに笑った。


『ほらね、言っただろ? ひよりはまず、こういう街の中から出ない安全なお手伝い依頼から、少しずつこの世界に慣れていけばいいんだよ』


ひよりは、どきどきと波打っていた大きな胸にそっと手を当て、今度こそ心からの安堵の息を漏らした。はち切れそうだった胸元が、ホッと緩む。


「よかったぁ……。わたし、ギルドに入った瞬間に、いきなりあのごつい剣を持たされてゴブリンの群れの中に放り込まれるのかと思っちゃった……!」


『そんなの、いくら身体が大人でも初心者の君には無理に決まってるよ。ひよりはまだ、一歩目を踏み出したばかりなんだからね』


「うん。そうだよね!」


ひよりは掲示板の前で、自分の大人の身体の重みをしっかりと踏みしめ、小さく、だけど力強くうなずいた。


「……よし! わたし、まずはこのおつかいから、できることを一つずつ頑張る!」


自分の大きな胸の上にギルドプレートを大切そうに取り付けて、ひよりは冒険者としての記念すべき最初の第一歩を踏み出すのだった。

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