dearly6...カップケーキ&合コン。
次の日。
『先生〜今日ねリナのクラス2時間目が調理実習なんだけどね♪カップケーキ作るんだよ!先生に持ってくるからもらってね』
『ありがと!』
白井さんだ…。今日3組も調理実習なんだ。リナちゃんもあげるんなら私あげるのやめようかな…。でもきのうお姉さんと話したばっかじゃん!ただ純粋に想いを行動に移せば良いって!
『え〜あの子3組のリナちゃんじゃん!!もしかして中村のこと好きなのかなぁ?(笑)』
『優香ッッ!びっくりしたぁ。おはよう。』
『おはぁ♪てか何2人のこと見ながらぼーっとしてんの梨華(笑)』
『別に見てないよッッ!』
『ふーん(笑)早く教室行こ。』
──In Class Room♪
『あ〜まじチーズケーキのやつ食べたい!!』
『ロマンシング何とかってやつー?あれおいしいよね〜♪』
『まじやばいよあれは♪でもベリーグッドも良いわぁ』
『真生またコールドストーンの話してんの?(笑)』『あ!優香&梨華おーはよ♪そうなんだよ(笑)てか真生ってダイエット中なんじゃなかったっけ?(笑)』
『アイスは…別腹だよー!!てかでもね♪きのうビリーやったんだよ(笑)』
『出たー!!(笑)キャンプ入っちゃったんだ!』
『だって〜何か歩が泊まり来たんだけどDVD持ってきてさ〜♪』
『で、効果は?』
『超疲れたから終わったあとアイス&ケーキ食べた♪』
『意味ないじゃん(笑)!』
『てか加治っち(かじっち)とそんな仲良かったっけ?』
『こないだちょっと意気投合してノリで泊まり来た(笑)』
『そうなんだ(笑)』
『てかさ〜優香って何で歩のこと加治っちって呼ぶのー?(笑)』
『だって〜中学ん時みんなそう呼んでたし〜♪』
『そか!優香&歩は同じ中学かぁ。あ!あと白井さんもじゃない?国際の。』
『そうそう♪』
『え!?そうなの?!』
『うん(笑)梨華知らなかったっけ?』『うん知らなかった〜じゃあ白井さんと仲良いの??』
『いや〜1回も同じクラスならなかったしそこまでは!』
『そっか…』
白井さんてどんな性格の子なんだろう。
『てか白井さんて言えばいまさっき見たんだけどさ〜中村のこと好きっぽいよ〜(笑)』
『え!?(笑)まじで〜?ウケるんだけど!』
『そして梨華はそんな2人を見つめてたし(笑)』
『…もしかして梨華も中村狙ってんの?(笑)』『別にそんなんじゃッッ!!』
『何目的だよ〜お返しとか(笑)?』
『まぁお金持ってそうだしけっこう良いのくれそうだけどね言えば(笑)』
『金かよ!(笑)』
『だからそんなんじゃないってば!!てかそういうの先生がかわいそうだよ!(涙)』
──バタン!!
私は逃げて逃げて走って気付いたらあの階段の所に来ていた。
『…木村さん?』
『…白井さん!!』
『ふーん。木村さんも好きなんだ。で。何で泣いてんの?好きなら好きで良いじゃん』
『でも…やっぱり教師と生徒だし…』
『もしかして教師と生徒だから"叶わぬ恋"とか言う系?(笑)』
『え?だってそうじゃん…』
『…それってただ自信がないだけじゃない?本当は自分に魅力がなくて単に恋愛が下手なだけなのに教師だからだとか生徒だしとか言ってダメだった時のために守りに入ってるだけじゃん。』
『何それ…!』
『あたしの言ってること何か間違ってる?』
『……。』
『木村さんはあたしのこと見てバカみたいって思う?頑張ってアピールしたりして無駄なのにとか思う?』
『そんなこと思わないけどッッ』
『だったら同じように自分も頑張れば良いじゃん!!』
"ただ純粋に想いを行動に移せば良い"
そうだよね。会いたいって思ったら会いに行けば良いし、うまく喋れないけどお喋りしたいと思えばそう先生に言えば良いのかも。それに誰に何言われようがあたしが先生を好きになったんならそれで良いじゃんね!!
──教室★
『てか梨華どしたんだろ…』
『うちら何か悪いこと言ったかな…梨華泣いてたっぽいよね?』
『もしかしてまじで中村先生が好きだったとか!?』
『え!でもさ〜今まで梨華年上とか興味なくなかった?』『確かにタメばっかだったけどさ…でももし本当だったら』
『探し行こっか!!』
──In屋上。
『あたし1回しか言わないからね!うちら一応ライバルみたいだしさ』
『うん!何??』
『頑張ろうよ♪こんな若くてピチピチの可愛い子に言い寄られて嬉しくないわけないじゃん!!(笑)だから頑張ろ!』
『白井さん…ありがとう。うん!頑張ろう♪』
『でももうこんなこと二度と言わないからね!あたしライバルに優しくするほど良い子じゃないし!負けないから♪じゃあね!』
『うん!あたしも!!じゃあね♪』
白井さんてけっこう良い子じゃーん♪あたしも負けないように頑張らなきゃ〜!
『あ!梨華居た〜!!』
『優香!真生、姪衣』
『…あの〜何かさっきはごめんね?うちら何か悪いこと』
『ううん!別にもう平気!!』『そ、そっか!良かったぁ(笑)』
『あたしこそ…何かごめん!!実はあたしさ…先生のこと好きなんだよね!(照)』
『そうだったんだぁ!?なら早く言ってよ梨華〜』
『うぅ〜ごめん梨華ぁ!知ってたらあたし梨華の前で中村のことあんなにうざいとか嫌いとか言わなかったのに〜まじごめん〜(泣)!!』
『あはは〜良いよ〜別にー(笑)』
『知ったからにはうちらこれからちゃんと協力するからさ♪何でも言えよ〜』
『良いよ別に恥ずかしいし(照)』
『あ〜梨華照れてる〜可愛いんだけどぉ(笑)』
『もぉみんなうざいからぁ(笑)照れてないしッッ!!』
その日の調理実習はすっごく楽しかった♪早く焼き上がって欲しくて早く先生に会いたくて。あぁ私はやっぱり先生のことが大好きなんだと思える。この小さいカップケーキには私の中村先生へのたくさんの想いがつまってるんだ♪
だけどその日中村先生は職員室にも英語科準備室にも居なかった。
『中村先生って確か今日ね2限終わりで早退するって言ってたかも』
『そうなんですか…失礼しました。』
あーぁ。何だよ。せっかくうまく作れたのにな。カップケーキ。
リナちゃんは渡せたのかな。カップケーキ。
━次の日★
私が朝一で先生に会いに行ったら白井さんがもう居た。
『きのうはケーキありがとね。おいしかったよ』
『リナ愛込めて作ったも〜ん♪』
『あはは(笑)』『リナ本気なんだよ〜先生!!(笑)』
『はいはい!ありがと(笑)』
別にたいしたことないよ。だってたかがカップケーキだもん。まだまだこれからだよね絶対。だから大丈夫。全然平気だよ。
『あ〜♪梨華っち!』
『歩〜どしたのー?』『あんね〜今度の土曜日ねとなりの男子校と合コンやるんだけど梨華来ない!?1人足りなくて〜たしか梨華っちいま彼氏居ないよね?』
『合コン!?まぁ居ないけど…いやでも〜(笑)』
『でも行くのあたしと姪衣と真生だよ♪優香は翔君が居るしね!だからお願い梨華っち!!!』
『そっか〜…うん。分かった。いいよ!』
『本当ぉ!!?やったぁ梨華っち大好きありがと〜♪』
──土曜日。『え?もう一人って梨華だったの!?』
『うん♪』
『でも梨華は好きな人が』
『え!?そうなの?でも梨華っち何も言ってなかったのにッッ』
『どうしたんだろね梨華。何かあったのかな…』
『お待たせ〜』
『あ!梨華〜何かあったの??』
『別に!たまにはいっかなぁって思ってさ♪』『本当にそれだけ?本当に平気なの??』
『うん♪本当に平気!心配してくれてありがと!!』そして合コンが始まったけれど案の定全然楽しくなくて私の頭の中は先生ばっかりで…。
『…梨華ちゃん?大丈夫??』
『え!?あー…っと平気…です!』
『そっか(笑)てか全然喋ってなくない?もしかしてこういうの苦手?』
『まぁ…得意ではないかな。ごめんノリ悪くて。』
『いや!逆に慣れてる方が嫌かも〜(笑)』
『はは(苦笑)』『てか梨華ちゃんてまじ俺のタイプなんだけど〜(笑)』
『あはは〜(苦笑)』先生は今頃どこに居て何をしてるんだろう。誰と居てどんなこと考えて何を見てるのかなぁ。先生に会いたいなぁ。カップケーキ1日遅れでも渡せば良かったかなぁ。カップケーキじゃなくてもただ会いにだけでも行けば良かったよね。何にも行動に移せないでこんな場所(合コン)に居るなんて本当あたしどうしようもないな…。




