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10.
曦の粒は消えた。眼前の彼との繫りを感じ、嬉しくなる。だが、はじまりは終わりを招く、迎えるものという踏み出した淋しさがきょとんとしている顔を映した。
数歩と近づき、頭を撫でたかった。だが、まだ叶わぬ夢は指を掌に当てるだけだった。
「これで縁ができたわ」
『縁というと……』
「そうね、貴方たちでいう縁と同じようなものだと思ってもらって構わないわ」
声に出していない想いに応えられたコーデリアは少し目を見開き、しようがないといった風に頬笑んだ。
「でも、これで少しはほかの子にちょっかいを出されなさそうね……」
妖精姫は安心したように、イーブはきらきらと嬉しそうに頬笑み、ノエルとコーデリアは少しは肩の荷が下りた様で同時に息を吐く。
「じゃあ……次は貴方に触れられるようにならないとね」
「え?」
イーブの笑みは艶やかに照らされたようであった。




