ガルドスの解説
以前から、領主の黒い交際を調べていたバザロが、反逆罪で拘束された。
折しも、税金支払日の前日だった、バザロ救出よりも金を優先した事は、我ながら情けなく思っている。
協力してくれた少年は、初めて会った時から不思議な魔力を感じた。長年、冒険者ギルドの仕事をしていると、そういった勘が冴えてくる。
王国軍が名指しで能力値の報告提供を、指示している理由は不明だが、後日、エルフと共に行動していると聞き納得した。
最近のポルトトは不審な者達が増え、度々いざこざが起こっていた。
人さらい事件は未遂を含めると10件ほど報告されている。行方不明の少女を含めると20件近くになる。
自警団と協力して警戒をしていたが、取り締まれなかった。
昔の人さらいは文字通り、力尽くでさらう方法だった、今はナンパとやらで誘い出して連れ去る方法を取っている。つまり、少女が自らさらわれに行くのだ。
捕らえた人さらい達も町で少女と仲良くなり、後日パーティーがあるなどと誘い、やって来た少女を連れ去る手口だった。
見回りをするよりも、夜間外出禁止令を出せば良い、と思ってしまう。
残念だったのは、人さらいの主犯格が死んでしまった事だ。
少女の販売先や領主との関係などが、うやむやになってしまった。手下達も威されて従っただけと、言い逃れをしている。
ダリルという男を自警団で預かり、今回の件を反省させる約束をした。
ショウ君達へのお礼と思い、自警団の団長も快諾した。しかし、今は後悔している。
呆れるほどの怠け者で女好き、見回り中はサボるか女をナンパするか、自警団の評判が悪くなると牢屋の監視役に変更されていた。
実家の花屋で真面目に働いていた、と聞いていたが騙された気分だ。
定期報告のさい、ショウ君の情報を送ると、精密測定をするよう緊急連絡が入った。既にアルストリアに戻ったと、連絡を返したが、精密測定を軍が依頼するなど前代未聞だ。
彼には何か秘密があるのかもしれない。




