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異世界に《俺は転生》《姪は転移》した。  作者: ブルーアワー
第一章 新たな旅立ち 第三幕 思いがけない出会いセタ王国第二王女 《ヒナ》
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第三話 空の魔物

遅くなりました。体調は良くなってきましたが。まだ、本調子ではありません。

次話も、時間がかかるかもしれませんが。出来るだけ早く、投稿出来るように頑張ります。

 今俺の数メートル前では、ヒナが祈るように目を瞑って手を組み。そして聞き取れないくらい小さい声で、ボソボソとなにか呟いている。


 あのヒナとデートした日から、もう一週間が経った。

 デートした翌日は、森に行き。いつもよりも、多めに狩りをした。なぜなら今度のヒナとの約束の日は、いつも通りに狩りは出来ないはずだし、それにロアとルリンを迎えに行く日まで、三週間を切ったからだ。

 だがその翌日は、ロアが俺とヒナが行った場所(デートコース)を案内してほしいと言ってきたので、ロアとルリンと三人で出かけた。ロアとルリンは、俺がプレゼントした新しい服を着ていた。

 そしてこの日、少し気になる事があった。なので、俺的にも出かけてよかったと思う。

 それからは、森での狩りに力を入れていた事以外、今まで通りの日々だった。


 そして今日、ヒナを冒険者ギルドの前で少し待ち。いつも通りの、外套姿のヒナと合流した。


「おはよう、ヒナ」

「お早う御座います。すみません、ユニサス様。準備に、少し時間がかかってしまいました」

「そんなに気にする程、約束の時間を過ぎてないと思うけど。まぁ、ここに来るまでに何かあったなら、ヒナが無事ならそれだけでいいよ」

「!?有難う御座います♪」

「じゃあ、森に行こうか」

「はい」


 そして門の少し前で、ヒナが立ち止まり。また先に行っててほしいと言うので、今回は門の外に出るから、俺が先に行く事にした。

 クーリさんと少し話して、門の外に出てヒナを待った。少ししてから、ヒナが門から出て来て合流した。


「お待たせしました、ユニサス様」

「いや、気にしないでいいよ。…それより、ヒナは森になにをしに来てるの?」

「…まずは、森に入りませんか?」

「?…わかったよ」


 そして少し歩き、俺達は森の中に入って行った。


「…ここら辺まで来れば、門からは見えませんね」


 そう言って、ヒナは外套を脱いだ。

 すると外套の下に着ていたのは、この前のデートの時にプレゼントした。ワンピースだった。

 最初に見えたように、ヒナの髪と瞳の色はピンク色だった。そして髪は胸より少し下ぐらいの長さで、少しウェーブがかかっていた。

 首には、虹色に輝く星型のネックレスがあった。


「ど、…どうでしょうか?」

「凄い!凄く似合ってるし、とても可愛いよ!ヒナ」

「!?あ、有難う御座います♪」

「もしかしてヒナが約束の場所に来たときに時間を気にしてたのって、ワンピースを着るかで悩ませちゃった?」

「い、いえ!?…ワタクシ、…ワンピースを着るのは初めてだったので、時間がかかってしまったのです」

「そうだったのか、ごめんな。…でも、ヒナに似合いそうだと思ったから」

「い、いえ!?ユニサス様の所為ではありませんので、気にしないで下さい」

「まあ、ヒナが嫌じゃないならいいんだけど。…それで、話は戻るけどヒナは森になにをしに来てるの?」

「はい。ワタクシは、魔法の練習をするために森に来ています」

「!?そうだったんだ、俺も殆どの事は森で練習してるから納得した。じゃあ今日は、ヒナの魔法の練習に付き合うよ」

「え!?い、いいんですか?」

「ああ。俺には、気配感知スキルがあるから。魔物が近くにいたら、俺が退治するから。ヒナは、周りの事は気にせずに魔法の練習をしてていいから」

「ユニサス様、有難う御座います。安心して、魔法に集中できます」


 そして俺は、数メートル離れて見守る事にした。


 と、ここまでが冒頭までの話だ。


 (…やっぱり魔法には、呪文が必要なのか?…それとも俺と同じで、イメージが必要なのか?まあ、今は気配感知に集中しよう)


 俺が気配感知に集中するのとほぼ同時に、ヒナの足元に光り輝く魔法陣が現れた。

 だが、その魔法陣は契約魔法陣とは違った。その魔法陣は、まず中央に五芒星があり。その五芒星を、もう一回り大きい逆さまの五芒星の中心の五角形が囲い。その大きい五芒星を、今度は大きさの異なる二つの円が囲っている。

 そしてヒナが祈るようにしていると、光が段々強くなっていき。眩しすぎて、最後には目を閉じてしまった。


「あ、あれ!?…な、何も出てない!?」


 と聞こえ目を開けてみると、魔法が失敗したのかキョロキョロと周りを見回すヒナがいた。

 だが俺は、まだ魔法陣の光の眩しさで視界がおぼろげなので、気配感知を頼りにヒナに向かって走り始めていた。

 それは何故かというと、気配感知に魔物程の大きな気配を突然感じたからだ。それもヒナの頭上、数十メートルにだ。


「ヒナ、危ない!!」

「え!?」


 危険を伝えるために声を出し、ギリギリの所でヒナを抱きかかえる様にして地面を転がった。

 さっきまでヒナが立っていた所を、「シュッ」と鋭い風切り音が過ぎていった。

 顔を上げて見ると、鷲よりもでかい大きな鳥の魔物が。木々を避けて、隙間を凄い速さで飛んでいた。


「あれは、初めて見る魔物だ!」


 すかさず、鑑定で見た。


《ビックバード》魔物になった鳥類。空を飛び、獲物を追いかけて爪や嘴で少しずつ獲物を殺す。群れで行動する事が多い。


 (群れ!?…でも、気配感知でも見える範囲にも他には見当たらない?…そういえばビックウルフもそうだったし、逆に始めてヒナを助けた日のビックラビットは群れてたな。もしかしたら鑑定の説明は、一般的なだけで例外もよくある事なのかも)


 と鑑定や魔物について、少し考えてしまった。

 そして抱きかかえる様にしたヒナがピクリとも動かいので、心配になり腕を開いて声をかけた。


「ヒナ、怪我はない!」

「……」


 覗き込んだヒナの顔は、真っ赤だった。


「ごめん!苦しかった!」

「い、いえ!?大丈夫です!…どちらかというと、気持ちよかった…です」

「?…まあ、無事ならよかった」


 周りを見回しビックバードが木々の上に出て、こちらの様子を窺っているように旋回して飛んでいた。

 なので、近くにある一番太めの木を探した。


「ヒナ、こっちに来て!」

「は、はい!」


 俺とヒナは立ち上がり、さっき目星をつけた木まで走って行った。


「ビックバードは木々を避けて飛んでるから、ここなら安全だと思う。ヒナは、この木の根元にいて」

「は、はい。ユニサス様は、どうするのですか?」

「俺は、ビックバードをどうにかするよ」


 念のため、魔法でヒナを覆うように木の形を少し変化させてから、その場を離れた。

 木々の枝などが無く、空がよく見える大きな空間から。一瞬見えるビックバードを狙い、矢を射った。

 しかし、ビックバードは早い反応を見せて避けた。続けて何度か射ってみたが、減速や加速はたまた旋回のように体を傾けて避けられた。


「全然、当たらない!?俺のスキルレベルじゃ、飛び続ける魔物にはまだ通用しないようだな」


 その一瞬の隙に、俺が射っていたような開けた空間から。ビックバードが、木々の下にまた入ってきた。


「ヒナ!ビックバードがまた下に来たから、一様気を付けといて!」

「はい!」


 木々を避けて飛んで来るビックバードに向けて、射ってみたが。やはり、すごい速度で避けられ。さっきよりも、木々の影に入るように飛んで近づいて来た。

 そして、すれ違う瞬間に鋭い爪で顔を狙ってきた。それを回避行動をとりながら、弓を持っていない右腕で顔を守るようにした。

 そのため右腕を、ビックバードの爪が少し掠っていった。


「結構、痛いもんだな!」


 少し掠った程度でも魔物自体が大きく、爪も大きいので予想よりも傷が大きかった。

 それから同じ事を何度か繰り返して、体のあちこちに小さな傷が増えていった。

 だがビックバードの速さに、目も体も慣れてきた。


「そろそろこっちも、攻めてみるか!」


 武器を弓からブロンズナイフに変えて、空が見える空間の真下に移動した。そして左手を地面に付けて、木々より高い土の塔を作りビックバードが襲って来るのを待った。


「ビックバード、そろそろ決着を付けようぜ!だから、来い!ここに来い!!」


 俺の言葉を理解したのか、ビックバードが襲い掛かって来た。

 そして俺は、右手に持ったブロンズナイフを目の前にかざし、近づいて来るビックバードとの距離を測っていた。


 (まだだ、あと少し!…今だ!)


 ブロンズナイフの刃に、【光・照明】で光を集めてビックバードに反射させた。


「ギィ!?」


 ビックバードは突然視界を奪われた事に、奇声を上げて少し減速した。

 その一瞬でビックバードより高く跳び、ビックバードの背にブロンズナイフを突き刺した。


「俺の勝ちだ!」

「ギィッーー!」


 手を離した事で崩れた土の山の上に、ビックバードと共に落ちた。


「ユ、ユニサス様大丈夫ですか!?」

「ああ、もう大丈夫だよ。…でも、ごめんな。周りの事は気にしないでいい、なんて言ったのにすぐにこんな事になって」

「い、いえ!?ユニサス様のせいではありません!さっきの原因は、ワタクシの魔法の失敗だと思います」

「俺に気を使ってくれて、ありがとう。でも、やっぱり俺の不注意だよ」

「で、ですから!ワタクシの魔法が!」

「分かった、分かった。じゃあ、二人のせいだった事にしよう。それなら、ヒナもいいだろ?」

「ユニサス様は悪くありませんのに、ユニサス様がそれ以外納得しなそうなので諦めます」

「じゃあ、このビックバードでお昼ご飯にしようか」

「あ、あのワタクシ魔物の解体も料理もした事がありません」

「大丈夫だよ、俺がやるから。ヒナは、また魔法の練習してていいから」

「いえ魔法の練習はまた今度、お姉様にお聞きしてからにします」

「じゃあ今後のために、解体作業とか見る?」

「お邪魔じゃありませんか?」

「気にしなくていいよ、じゃあ始めるよ」


 それからビックバードを解体して調味料を表面に塗り、バーベキューの時の金網でしっかりと焼いてから二人で楽しく会話をしながら食べた。

 その後、もう今日は魔法の練習をしないとヒナが言ったので、少し狩りをしてから街に帰った。

 前回同様、門ではヒナを先に行かせた。ヒナは森を出る少し前に、外套を着直していた。

 そして門の内側で合流し、冒険者ギルドの前まで来た。


「ユニサス様、今日はここで失礼します。来週は、アクセサリー工房に行くんですよね?」

「ああ、そうだよ」

「ワタクシも行っていいですか?」

「別にいいけど、たぶんヒナには退屈な時間になると思うよ」

「いえ、大丈夫です♪」

「じゃあ、昼の十三時頃にアクセサリー工房に集合って事でいい?」

「はい。ではユニサス様、また来週お会いしましょう♪」

「また来週、ヒナ」


 その後ヒナを見送り、ギルド本部に入ってフレアさんに報告して換金してもらい、ロアとルリンの顔を見に行った。

 そして宿舎で、いつも通り眠りについた。

誤字脱字、変な表現などありましたらご指摘ください。


2017/12/28 改稿しました。

現在のステータス 【6/21】

 ❖ ❖ ❖ ❖ ❖

ステータス

《ユニサス》

Lv.5  【ランクG】【¥187,300】

ジョブ:狩人

HP:118/118

MP:89/89

スキル: 短刀剣:Lv.4 弓:Lv.4 投擲:Lv.4 全力全開:Lv.2 鷹の目:Lv.3 心眼:Lv.3 解体:Lv.3 気配感知:Lv.4 隠密:Lv.4 暗視:Lv.3(UP) 仮眠:Lv.3(UP) 鑑定:Lv.3 早成

魔法:自然魔法:Lv.2 【基礎】 【植物】 【土】

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