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泳がされた少女ーー無垢な瞳の誘導者

学校周りで殺し合いが行われてる中

クラスへ移動中の羽衣と三葉に

「あなたが転校生?」と言って話しかける

そんな彼女を三葉は「だれ?」と

怪しむように質問した

三葉の冷たい態度に目を泳がせた彼女は

「珍しかったのでつい

私は羽衣さんに用が」と

そこまで答えると羽衣は

「何か用かな?」と彼女に尋ねた

彼女は少し瞬きをしながら

「帰り道が一緒なので

一緒に帰りませんか?」と聞いた

彼女の様子を見ていた三葉は

「ボクも地区が一緒だから

三人で帰ろうか」と誘い

彼女をジッと見つめると

(何を隠してるのかなぁ君は)と

心のなかで呟くと

自分の教室へ歩きだした


教室についた三葉は

【私たちに話しかけてきたあの子

会話の動機から

めちゃくちゃだったけど

あの脱線する感じは誘導だよね】と言って

二葉に相談すると

二葉は【誘導ってなると

味方がいるか

それとも脅されてるかになってくるから

泳がせたほうがいいわよ?】と

言って三葉に釘を指す

そんな二葉の答えに

「早く放課後にならないかな」と

子どもらしい思いを呟いた

ーーーーーーーーーーーー

放課後に入って直ぐに

羽衣と合流する

数秒して二人を見つけた彼女も

「まった?」と言って声をかける

彼女の声掛けに三葉が答えようとした時

羽衣は少し不機嫌そうに

「あなたの名前を聞いてないけど?」と

言って彼女を睨むと「紗良」と

答えて目をそらす

その様子を見た三葉は

「行こうか」と声をかけ歩き出す

そんな三葉を追いかける紗良の

不自然な態度に

可愛らしさを覚える三葉は

笑みを浮かべるだけだった

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